【レポート】2019 DMK GWウィスラーツアー DAY5

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2019 DMK GWウィスラーツアー DAY5のレポートがアップ!
いよいよ佳境を迎えるこの日は、スペシャルゲストライダーが登場です。

前回のDAY1~DAY4の模様は、以下からご覧ください。
https://dmksnowboard.com/club/2019-dmk-gw-whistler-day1
https://dmksnowboard.com/club/2019-dmk-gw-whistler-day2
https://dmksnowboard.com/club/2019-dmk-gw-whistler-day3
https://dmksnowboard.com/club/2019-dmk-gw-whistler-day4

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毎朝起きると確認するのは天気。そりゃお外で遊ぶためにカナダに来たんですもの、気にならない訳がない。じじい化が激しい昨今、朝起きるのが早い。カナダに来て急激に少年の心を取り戻したのですが、早起きはさらに加速。日の出とタイマン張る勢いです。そんなとっつぁんボーヤがホテルの窓から眺める風景は吸い込まれそうな青空のカナダ5日目!絶好のスノーボード日和!もほほー、とりあえずストレッチでもしちゃおうかしら。

そんな早起きな私でも、いろいろ動き出すのは同部屋の村田さんに悪いので6時までは静かにしている。ちなみにホテルにはWIFIが飛んでいるのでネットはいじり放題だ。

日本では年号が変わる前にあれやこれやと騒いでいるみたいだが、カナダにいると実感がない。そりゃそうだ。カナダの携帯電話の環境ですが、どのキャリアでもローミングすればそのまま使える。料金体系がキャリアによって異なるので注意は必要。私はDoCoMoなのでパケットパック海外オプションにした。7日間で5,280円なのでWIFIルーター借りるのと似たような値段だ。携帯が生活の一部として機能しているので当たり前のように使えないと不便だ。旅に来たら不便も楽しむものだけど、そこはご都合に合わせて生きていきましょう~。

朝起きたらまずお湯とコーヒーの準備。電気ケトルは速攻でお湯が沸くので便利だが、ちょいと使い込んだ感じなので中を凝視してはいけない。部屋には紅茶が数種類用意されている。コーヒーメーカーようにパックに入った挽いた豆も二種類用意されている。ちなみに興味本位でデカフェ、カフェインの入っていないコーヒーを飲んだら私の口には合わなかった。これらの飲み物は毎日補充してくれる。
塩、コショウ、砂糖などもあるが、小さいパケットなので本格的に料理をしたい人は追加で購入した方がいいでしょう。私は塩、コショウ、砂糖、カツオダシ、醤油は持参してきました。もう調理する気満々です。それらの準備が終われば今度は炊飯。もちろん炊飯器などはない。貸してくれるところもあるみたいだが、キャンプが好きなワタクシとしては、お米を鍋で炊くなんて朝飯前です。お米は寝る前に洗っておけば朝すぐ炊けます。ビレッジのスーパーで買ったお米は凄く高いうえにあまりおいしくない。それでもお米を食べることができるというだけで嬉しいものです。
しかしカナダで手に入るお米がみんなそうなのかというと、全く違うらしい。バンクーバーまで買い付けに行けば、美味しくて日本より安いカルフォルニア米が手に入るみたいです。水は最高に美味しいので美味しいごはんがいただけますね。来年はフサキさんに買っておいてもらおう。

朝ごはんも済ませ、余ったお米にサケフレークを混ぜておにぎりにする。紅茶のパックも一緒に袋に詰める。その姿に村田さんに一言「お母さんだ。」

遠足気分で朝の集合場所のロビーに行く。出発前に外で板にワックスを塗る。今回ウィスラーに持ってきたのはマツモトワックスのBLACKLINEのTOP4という生塗できる春用のワックス。汚れに強いのが特徴だ。ウィスラーのこの時期の雪はあまり汚れてはいない。日本のように黄砂やPM2.5などの影響がほとんどない。場所によっては土が混ざったような雪はあるが、今年に限っては下の方のごく一部だ。むしろ雪が緩んでくると水が出てくるのでそれを弾くためにフッ素が多めのワックスを塗ると調子がい
い。BLACKLINEのTOP4は高フッ素配合なのでうってつけだ。ポケットにも入るミニサイズでパッケージにはミニコルクもついているのでとても便利だ。ウィスラーに来る前にしっかりベースワックスをかけてきたが、このTOP4は毎朝10分もかからず塗ることができ、ストレスなく日程中滑ることができた。ありがたやマツモトワックス。

時間になればおじい軍団が集まってくる。しっかしみんな元気だ。今日はだるいな~なんて言っているのは村田さんぐらいで、みんなこれからクマでも狩りに行くのではないかってぐらい元気だ。自分も日本にいるときよりも数倍元気だ。もう滑るのが楽しくて仕方がない。こんな感覚本当に久しぶりだ。もうギンギンです。おっと、リトルますみは出番じゃないぜ。

ホテルからゴンドラまでは毎日徒歩。10分もかからない。板を抱えてビレッジの中を歩いていると海外にいるって雰囲気がしてウキウキしてくる。外国の方が日本の温泉街で「なんであんなテンション上がっているの?」という風景ををよく見かけるが、今なら理解できる。今まさにテンション上がってうっかり車にひかれそうだ。晴天+カナダ+スノーボード=ハイパーゴリラ。進化する条件はそろった。

本日もゴンドラ前でメスゴリラではなく彼女と待ち合わせ。お、ハートマークなシチュエーション?ごめーんまったぁ~なんてやってみるか。あ、それいうのオレじゃない。などと妄想を膨らませているとわれらがアイドル岡真衣さまのご登場。満面の笑顔とセクシーな低音は今日も健在だ。よく真衣ちゃんの声を酒焼けという人が多いが、彼女は喉が焼けるほど酒が強くない。すっげー飲みそうな雰囲気があるのに生ビール一杯ぐらいでへべれけになれる。今の時代にあった低燃費な女の子だ。ただし飯は食う。

そんな素敵な彼女に今日もガイドをお願いする。そして午後にはフサキさんとルーブも合流する!という本日の豪華なラインナップです。

今日までかなり滑っていて、映像をあまりとっていなかった。思い出はしっかり形にして残していきたいので、かっこいいターンの撮影ができるロケーションを真衣ちゃんにガイドしてもらう。

なんども言うが天気が良い。カナダに来て一番の快晴だ。気分が上がらないわけがない。朝一は硬いコースが多いが、しっかりピステンが効いているので滑りやすい。エッジを立てたい方には最高ですよ。

ここで私が乗っている板の紹介。私が乗っている板はHightide Mfgといメーカの板だ。
カナダのペンバートンで生まれたスノーボード・ブランド。開発者のアカーシャはスノーボード歴25年以上、ウィスラーにも20年以上住んでいるローカルだ。ウィスラーを知り尽くした彼が開発した板は芯材には反発のよいカナダのメープルウッドを使用。大きな山でその実力を遺憾なく発揮する。スピードを出せる環境において加速するカービングができること。このメーカでは当たり前の最低条件だ。そこにプラスしてパウダーの操作性などが加味されている。アカーシャ自身が一つ一つ丁寧にハンドメイドした最高のシェイプボードなのだ。

私が乗っている板はその中でもかなり特異な形状の板だ。明らかにパウダーを狙う!
と見え透いたようなスワローテールなのだが、よく見ると左右非対称である。そう、この板はレギュラー用とグーフィー用に別れている。横ノリであるスノーボードの特性上ヒールとトゥではターンのしやすさが異なる。そんな悩みを一発で解消してくれるのがこのAsymtripという板だ。身長172センチの私は152センチの板をチョイス。デブな私にとってこの長さ短いかな?と若干の不安があったが、実際ウィスラーで滑ってみたら大きな山でもガンガンスピードを出してカービングできる。テールが極端に短いが、全く気にならない。それどころかテールの自由度が高いので切らすもズラすも自由自在。チョッカリも安定しているし、ローキャンバーで疲れにくく、ターンのエッジの入り始めが早く、コントロールしやすい。単純に面白い。ここにくる前に国内でラッキーにもパウダーを滑ることができたのだが、結果は最高。あからさまなスワローテールとノーズの長い形状はパウダーで実力を遺憾なく発揮する。通常の前後の荷重でパウダーに刺さることはない。むしろ後ろ足に意識を置くだけでノーズが浮いてくる感じ。パウダーで浮上しながらテールだけをプリプリ振ることもできる。でっかい面ツルバーンでも、緩やかなツリーでも全く問題なくパウダーを楽しめる。人生で一番の板に会えた瞬間だ。

もちろん自分の滑りにあっている板ではあるが、完璧ではない。テールが短いのでオーリーきっかけが掴みにくし、高さも出しにくい。スイッチもできるが、パウダーでは難しいだろう。板の硬さは以前乗っていたバートンのカスタムと比較すると同じくらい。細かいバンプに高速で進入するバタつくのはノーズが長いからか?ただかなりの高速域での話なので、テクニックがなければ硬い板に乗るしかないって話になってしまいますね。全体的に言えばとてもナチュラルに乗れる。神経質なところは一切なく、気持ちよくクルージングできる。もしこの板に興味を持った人は少しでも参考になればいいなぁ。いいよハイタイド。

(ハイタイドのページです https://dmksnowboard.com/hightidemfg )

レポートに戻ります。

真衣ちゃんを先頭に撮影ポイントをめぐる。空の青と雪の白がはっきりとしたコントラストで目の前に広がっている。スマホのカメラでも十分に綺麗な映像が撮れる。平日にまた戻ったので人も少なく、貸し切りのようなコースもある。先日までは色々なところをがっつり滑ったが、撮影をしていると止まって構図を考えたり、順番に撮ったりするのでまったりとした空気感になる。周りの景色が速く滑っている時とは違う流れ方をするので視点も変わる。豊かな自然に抱かれて心が浄化されていく。
と、そんな緩やかな空気が午後になると一変する。

合流したのは3人。フサキさんとルーブとゲイブだ。
ルーブは元ナイトロやビラボンのライダー。カナダ代表としてW杯にも出場した経験もある実力者だ。今は一線を退いているが、別の仕事をしながらHightide Mfgの開発ライダーもしている。バンクドスラロームの大会にも出場し、毎度好成績を収めるナチュラルにうまいライダーらしい。憶測なのは、私自身が一緒に滑ったことがないので、この時点ではカッコいいナイスガイとしか認識できていないからです。DMKのウィスラーツアーには毎年参加してくれているので彼の凄さはよく耳にします。さて、お手並み拝見と行きますか。

ルーブと一緒にやってきたのはゲイブ。どんなお友達だろうと思いきや、すごい人だった。トラビス・ライスはご存知でしょうか?海外のスノーボーダーに興味がある方なら絶対知っているビッグネーム。数々の大会で優勝を果たし、何年もかけて撮影して公開されたThe Fourth Phaseは日本でも六本木の大きな映画館を貸し切り、試写会を開いたほどだ。なんとゲイブはそのトラビスと一緒にフィルマーとして世界を飛び回っていたのだ。日本にも試写会できたらしい。まじ??すごい!しかも彼はHightide Mfgの数人いるオーナーの一人でもあるのです!まじかー。ルーブったらさらっと近所の友達連れてきたぜー的な雰囲気で接しているものだからびっくりしました。いや、DMKにとってルーブゴールドバーグという人は馴染みがあるライダーではあるが、ウィスラーではかなりのライダーなのかも。

ゲイブには自分の板を「My life NO1 snowboard!」となんとか英語で伝えることができた。だって本当にいい板なんだもん。
ここで「マイルンのウィスライフ」でおなじみのルンちゃんこと中谷瑠奈ちゃんも合流!
マイルンとDMKスノーボードクラブ初のコラボです。

早速ルーブを先頭に午後の滑走を開始。そしてぶったまげる。高い!すごく高い!オーリーが半端ない!昔フサキさんがいい加減な店員の特徴として、板の説明で「オーリーが半端ない」しか言わないっていう話があったが、いい加減な店員じゃなくても叫んでしまう。同じラインで滑っているからこそわかる。これうっまいやつやーーん。もう目の前で繰り広げられる異次元の高さに笑えてくる。そして一緒に滑っていることが誇らしくさえ思ってくる。こりゃみんなルーブは上手いっていうはずだ。一本目ですでに彼の滑りの虜です。同じく初めて会ったマイルンはキャーキャーが止まらない。何ですか誰ですか上手すぎますと早口でまくし上げられる。毎日のようにウィスラーで滑っている彼女たちの目から見ても飛び抜けたウマさのようだ。

そしてゲイブも半端なく上手い。さすがトラビスと滑っているだけはある。当たり前ですな。二人と一緒に滑っていると臨場感のある追い撮り動画を見ているようで現実味が薄れるほどだ。無論同じラインを刻めないので横から見ることが多いのだけど。

ルーブは本当にすごい。キッカーでも、スパインでも、サイドヒッツでもナチュラルなアプローチからどデカイオーリーをかましスタイル出しまくってスムーズに駆け抜ける。
水が流れるように山を流していく。私の理想だ。

ルーブはウィスラーのローカルからかなりリスペクトされている。そんなことがわかる嬉しいハプニングがあった。ルーブがいかにもスタイリッシュな男二人組と話始める。

よく聞くとウィスラーでは有名なフィルムチームMANBOYSの二人のジョディとマット。
ルーブを知らないマイルンもMANBOYSはよく知っており、試写会にも行ったらしい。ウィスラーではかなりイケてるライダーみたいだ。そんな二人もルーブと親しげに会話し、私たちのツアーに合流してくれたのだ。
(MANBOYSの動画 https://youtu.be/5NdqZqkmK84 かなり気持ちいい!)

こうなるともう凄すぎて意味がわからない。見渡す限り上手い人。上手い?いやカッコいい人!惚れてまうやろ〜。こんなカッコいいライダーと一緒になんと最後まで一緒に滑ることができた。な、なんという体験だ。何を教わるでもなく、ただ一緒に滑る。それがなんと貴重で素敵な時間なのか。彼らがの楽しむ力を分けてもらえるだけで自分が上手くなったと錯覚してしまいます。彼らが描いたラインは鮮烈に記憶に刻まれて、私の中に今もまだ漂っています。本当にスノーボードは楽しい。レベルは関係なく、この時間だけは彼らと共有できるものがあったんだ。カナダに来られて本当に良かった。

毎日思っているけど、今日も良かった。こんな素晴らしい機会はDMKに関わってなければきっと訪れなかっただろう。

はっきり言おう、ウィスラーにはDMKツアーで行くべきだ。

最後はすごいパワーに影響されて普段跳ばないところも何度もチャレンジしたせいか、ヘトヘト。でも顔はヘラヘラと笑っている。ルーブとゲイブ、ジェドとマットみんなとハイタッチでお別れ!Thank you so much!!

やばいなぁ〜今日も最高に楽しかった。楽しすぎてまたまじめに仕事しようとなんだかわからないパワーが湧いてくる。そして滑った後にはちょっとした楽しみもあるんです。

ホテルには屋外にホットタブがあります。日本風に言えばジャグジーです。4人も入ればいっぱいになってしまうような小さなジャグジーだが、無料で利用できる。もちろん水着は着用なので日本から用意していくべきでしょう。
このジャグジーがいい!泡の力で筋肉がほぐされて本当に気持ちいいし、翌日に疲れを残さない。ちょうどいい温度なのでのぼせる事もすくないが、涼みたかったらサマーベッドも用意してあるし、実はプールもある。真水ではなく、温水だがジャグジーよりも温度はだいぶ低くクールダウンに泳ぐとかなり気持ちがいい。水中メガネを持ってくれば良かった。雪で遊んだ後に水でくつろいで、部屋に戻ってコーカニーでもあおれば気分はマックス!かぁぁぁ!
と叫びたくなる。ていうか叫んだ。地球に感謝っす。

この夜はどこでご飯を食べるか会議を開いた。インド料理に傾いていたが浅尾さんがカレーを食べることができないという衝撃の事実で頓挫することに。結局昨日かなり贅沢なディナーをしたので、今日は節制の意味も込めて自炊することに。いや、決して私が料理をしたいからなのではない。

今日のメニューはアスパラとマッシュルームのペペロンチーノ、ピザ2種類、ムール貝のガーリックバター、サラダ、ズッキーニのグリル。かなり冷凍食品も駆使して速攻で作り上げましたわ。わいわいとみんなで食べる食事は美味しいなぁ。

もう充実しすぎた一日だった。明日は滑走最期の日だ。悔いなく楽しもう!
・・・やっぱニンニクくせー

この日のツアーの様子はマイルンのウィスライフで紹介してくれています。ぜひいいね、チャンネル登録、よろしくーねっ❤️

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