【レポート】2019 DMK GWウィスラーツアー DAY4

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2019 DMK GWウィスラーツアー DAY4のレポートがアップ!
今回は、オフ日を満喫したツアー参加者の様子をお伝えします。

前回のDAY1~DAY3の模様は、以下からご覧ください。
https://dmksnowboard.com/club/2019-dmk-gw-whistler-day1
https://dmksnowboard.com/club/2019-dmk-gw-whistler-day2
https://dmksnowboard.com/club/2019-dmk-gw-whistler-day3

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Report: Masumi Oya

「男子、三日会わざれば刮目(かつもく)して見よ」という慣用句がある。日々鍛錬する人が居れば、その人は3日も経つと見違える程成長しているものだと言う意味。カナダ生活が四日目に突入した私はすでにカナディアンであると言ってしまっても過言ではないだろう。あーはん。

今日の朝食はサーモン。初日の買い出しで購入した結構な量のパンはパン粥とサンドウィッチで見事に使い切った。なので追加の買い出しで購入した逸品。カナディアンキングサーモン。むふふ食べたかったんだよね~。

このツアーには朝食はついていない。正確に言うと朝昼晩、食事代はツアー代金に含まれていない。なので異国の地で何かしらの手段で食いつないでいかなければならないのだ!っと悲壮感を漂わせてみましたが、その実まったく気楽です。朝は自分で作ってもいいし、そこら辺のカフェで済ませてもいい。なんならホテルの裏にはスタバなんて日本でもなじみの店もある。ビレッジの中にはいろんな店があるので散策しながらなんてのもいいでしょう。美味しいスコーンのお店もありましたよ。昼食もスキー場で購入することができる。夕食にいたってはいくらでもお店はある。お金を出せば食に困ることはない。ただリゾート地なので物価は高い。なので節約したければ朝食や昼食は自分で作ってしまうのもありです。ホテルには小さいながらもキッチンがある。電気コンロ(IHではない)も4口あるし、電子レンジ、電気ケトル、コーヒーメーカー、オーブンまである。先日夕食を自炊した際もステーキを作りましたがオーブンで美味しく焼くことが出来た。やる気があれば凝った料理もできるでしょう。私みたいな料理好きにとっては海外の食材を扱えることに喜びを感じてしまいます。

肉は安い。特に牛肉。塊肉も売っている。自分で作らなくても、ローストチキンなんて一羽まるごとあったりする。ハムやソーセージも豊富で量り売りもしてくれる。野菜は総じて高い。リゾート価格がもろに反映されてしまっている。日本では安いから~なんて値段見ないで買うとビックリすることになるのでチェックは忘れずに。

そしてサーモンである。サーモンは三枚におろされた片身の状態でパックして売っている。かなり大きな身で15カナダドルほどだった。日本円で1200~1300円程度。決して安くはないが、量はかなりある。そして味は・・・・。私はそのカナディアンキングサーモンを日本の朝の食卓の象徴ともいえる半身丸ごと塩鮭にしちゃいました~。オーブンを使ってじっくり焼いたカナダのサーモンはすっごく美味しい~!荒くほぐして大量に鮭フレークが完成した。そして米も炊いた。だし巻き卵も作った。味噌汁も日本から持参したので、カナダの地に完璧な日本が誕生した。やはり鮭にはごはんだ。めちゃくちゃうまい。

と、これスノーボードクラブのレポートだった。

さて、そんな幸せな朝食のこの日は観光をする日だ。今回は特におっさんばかりなので連続して滑っているとケガをしてしまうので休息日を兼ねてまったりと観光します。

ビレッジ付近にもいろんなアクティビティがあるが、足を延ばしたいならばレンタカーが便利だ。ビレッジ内にレンタカーショップがあるので、前日にちゃちゃっと手配しておいた。余裕ですよ。岡真衣さまがいるので。

用意されたお車は大きくていかにも海外だぜ!という雰囲気でウキウキする。国際免許も日本で取得してきたので運転しちゃる~!。だが、いきなり海外初運転でみんなを乗せて行くのは危ないので、まず村田さんに運転してもらう。

まずビレッジを南下したところにある最初の大きな町スコーミッシュに向かう。車はもちろん右側通行だ。当たり前だが、全部そのようなルールで走っているし、道の構造もそのようにできているので違和感はない。それとカナダではライトは必ずつけて走らなければいけません。レンタカーなどの車はライトが勝手につくようになっているが、そうじゃない車もあるので注意は必要です。警察に捕まってしまいます。

渋滞などはなく、順調に国道を進む。よく晴れたドライブ日和。途中の見晴らしのいい場所で記念撮影をする。なんともゆったりと健やかな気分になる。休息日ですな~。天気、景観、モデル。撮影するにも最高の日だ。みんなでゲラゲラ笑いながらおもしろ写真をとったり、思いがけず素敵なショットになったり旅の醍醐味を味わった。

スコーミッシュに着いた。全容を見ていないのが、規模的には地方都市の郊外って感じ。幹線道路沿いにあるイオンやDIYショップのような感じで小さなアウトレットやウォルマートなどがある。ウィスラーブラッコムに関連したアウトレットショップなのでスノーの商品はもちろん、日本で有名なブランドのジャケットやバックパックなどもお値打ち価格で発見できたりする。ウィスラーブラッコムのステッカーもここで買えます。

ウォルマートでは主にお土産もの探し。ウォルマートは日本の大き目なスーパーにファッションセンターしまむらを合体させた様なとても大きなストアだ。売っているものも観光客目当てというよりも、地元の生活の品々という感じ。その分価格も安いので、体裁を気にしなければいい買い物ができる。わたくしはビレッジや空港よりも安くて量も多いメープルシロップを発見。大好きなので6本も購入しちゃいました。豆腐にかけると最高にヘルシーなスイーツが出来上がりますよ。あとここでの最大のミッションはウエットティッシュの購入。しかもトイレに流せるもの。それはなぜか?お尻が痛いからです。なれない海外旅行でお通じは順調とはいかず、はじめのうちは出なかった。あれ?私アイドルにでもなったのかしら?と思うほど。そして出始めると今度はノンストップ。トイレットペーパーが日本に比べて硬い上にウォシュレットなんてものもない。日本でぬくぬくと甘やかされた菊太郎に何度も寒風摩擦をさせているようなもの。表現的には「ひりひり」です。海外に行かれる菊太郎の方々は日本から流せるおしりふきを持参するがおススメです。上級お尻マイスターの村田さんなどは携帯のウォシュレットなるものを持ってきていた・・・う、うらやましい。色んな棚を探して、Google翻訳を駆使しながら発見!やればできる子!50枚も入っているので拭き放題だ。

さて喜びに胸を張りながらお会計です。ビレッジで買い物を数回こなしてレジにも慣れてきた。相変わらずヒヤリングはまったくできず何言っているのかは分からない。でもシチュエーションで「あー袋入りますかとか聞かれているような気がする~」などと理解できるようになってきた。ふふふ余裕でカナディアンですよ。わたくし。

だが好事魔多し。ナイスタイミングでパプニング発生。か、カードが読み込まない。なんども薄笑いの困った顔をしながらガシガシと何度もカードを読み込ませる溝に通してみるが受け付けない。上からダメなら下から?もしかしたら縦に?ワタクシ現金持っていません。もう海外なんてカードだけで渡り歩けますよ、ほーほほ!とか思っていたので完璧に詰んだ。なんか別のカードはないのか~とか聞いてくるけど、これ一枚しか持ってないっす。オワタ。余裕ぶっこいて仲間も近くにいないレジに行ったのが間違いだったのか。汗が噴き出してきた。えーとえーと走って逃げるか。いや、とりあえずこの場は待ってもらって誰かに金を借りに行くしかない。説明しなきゃ、英語英語英語うーんプリーズウェイト!と言葉を吐き出しダッシュで誰かを探しに行く。村田さんの背が高くて助かった。すぐに発見。しどろもどろでお金を借りる。すぐにレジに戻って支払い完了。は、はふぅぅぅぅぅぅ。魂抜けた~ぁ。やっべえぞカナダ。死ぬところだった。

何度も書いているがカナダは空気が乾燥している。喉を痛めたり、唇が荒れたりすることもあるのでリップなどあると日焼け対策にもなる。そして冷や汗がよく乾く。いい所だカナダ。

そこから私の運転で景勝地へ観光に向かいます。初運転ドキドキです。頭の中で右、右、右と念仏を唱えながらの運転。今あっち向いてホイされたらしい確実に右を向くだろう。海外運転あるあるであるウインカーとワイパーを間違えるというのは一度もなかった。意識高い?いや、単にコラムシフトだったので右側にワイパーのレバーがなかっただけ。よく見ると曲がるたびに右手が動いていたが確認できただろう。危なかった。

向かう先はスコーミッシュから10分ほど南下した場所にあるシャノンフォールズという滝だ。そう精神的なダメージを負った私はマイナスイオンで癒される必要があるのだ。

この日は日曜日だからなのだろうか、駐車場には車がいっぱいだ。カナダの人たちは休みの日は家でのんびりしているのかなぁなんて勝手に思い込んでいたが、お出かけもするみたいだ。満車でどうしようかなぁ〜なんて、すったもんだしていたが、仲間たちのナイスな連携で停めることができた。

滝までの道のりは長くはない。滑りで披露した筋肉をほぐすには心地が良い。広場ではシートを広げくつろいでいる家族づれなどが見受けられ、楽しんでいる姿が微笑ましい。生い茂った木々から降り注ぐの清々しい空気と相まって心が癒されていく。スギやヒノキの仲間だと思われる木が多く、親近感が湧く。とても冷たそうに見える清流が雰囲気をさらに高めてくれる。初カナダの浅尾さんもはしゃいで川の石の上を軽快に飛び歩いている。落ちたらおもしろいのになぁと暖かい目で見守る。

時期的なものがあるのでしょうか、目の前に現れた滝は水量が多い。一本ズドンの力強い滝ではなく、岩にあたりながら蛇行し、広がっていく優しい雰囲気を持った滝だ。同じ道を戻るのは芸がないので回り道しながら散策。タンポポの綺麗な野原ではしゃぎ回ったり、山菜が生えていることに気づき興奮したりと、おっさんたちが可愛く戯れる姿は、微笑ましい。

とても癒されたシャノンフォールズの次にロープウェイに乗ろう!ということですぐ隣のシートゥースカイゴンドラへ。こりゃまた駐車場がいっぱいで空きを待つために場内をグルグルすることもあったが問題なく駐車できた。ゲレンデ以外でゴンドラに乗るなんて久しぶりだ。お値段は大人で45.95カナダドル。な、なかなかですな。家族連れなどはお得なセット料金見たいのもあるみたいなので利用するといいでしょう。しかし一往復するだけでこの値段とは、いつもゲレンデで利用している感覚からすると高いような気がしてならない。お客さんはたくさん来ているのできっと適正価格なのだろう。列に並びながらチケットのバーコードをチェックしてもらい、ゴンドラに乗り込む。

程よい速度で昇っていくと海が見える。目の前は山に挟まれた入江が良く見える。スコーミッシュは入江の最奥に位置する街だということがよくわかる。正しくSEA TO SKY海から空へと高度を上げていく。上がっていく途中にはトレッキングのコースなどが見え、崖っぷちのような場所もあり、そんなところで記念撮影している姿を見ると、高所恐怖症の人は生きた心地がしないだろう。ロッククライミングを楽しむポイントもあるみたいです。ピークまではゴンドラを利用しなくてもトレッキングできるので時間がある方は健康的に活動することもできそう。

ピークには綺麗なロッジがあり、オープンデッキの席なども用意されているので青空の下ランチやビール、ワインなどを楽しんでもいいでしょう。そしてなりより楽しいのは全長100mほどのスカイパイロットという吊り橋があるのです。バンクーバーからウィスラーまで何箇所か吊り橋があるみたいですが、この吊り橋は川を渡るものではなく、となりのピークをつなぐもの。なので下までの高さはあまりないですが、山から海までの高低差自体が視界に入るのでなかなかの絶景です。もちろんお決まりの“映える”写真も撮りまくります。

一通り遊んでから、次なる目的地に行きましょう。

国道99号、名称がSEA TO SKY HIGHWAYという。オシャレな国道を海から山へ、ビレッジに向かって1時間弱走っていくと目的地にたどり着く。ビレッジがほど近い場所に何店舗かショップが並んでいるエリアがあり、目的地のウィスラーブリューイングはここにある。要するに地ビールを飲ませてくれるバーだ。

みんな違う種類のビールを注文。私はハンドルキーパーなのでルートビアを頂くことに。軽くつまめるものも注文してみんなでシェアしていただきます。たくさんの酒瓶を背にしたカウンターにはタップが何種類かあり、天井の高い開放感のある空間がいかにも海外に来たと思わせてくれる雰囲気があり幸せな気分になれる。ちなみにルートビアとはハーブの入ったコーラーみたいなものと思ってもらっても構いません。私はのど飴のような味と爽快感を感じます。好きな人はたまらないそうです。

会話を楽しみながら、モニターに映るアイスホッケーの試合を眺める。画面から伝わるものすごく盛り上がっている様子にカナダのお国柄を感じ取る。そんな雰囲気でしゅわしゅわしたものを飲んでいると、アルコールが入っていなくてもすこし気持ちよくなってくる。ステキな時間ですね。お土産のビールも購入できるので思い出に購入するのもいいでしょう。

バーを出た後には岡真衣ちゃんおススメのパン屋さんピュアブレッドに歩いていく。道を挟んで斜向かいにある。美味しそうなケーキやパン、スコーンなどがガラスケースの中に並んでいる。このレポートの最初の方で書いた美味しいスコーンが売っている店はココと同じ店だそうです。浅尾さんはここで甘いのかしょっぱいのまでたくさんお買い上げ。私もチェダーとパラペーニョのスコーンというのが珍しなぁと購入。大きな握りこぶしぐらいの大きさがあるので何度か楽しむことができそうです。

車の給油を済ませ、ビレッジに到着して本日の観光は終了。観て、撮って、買って、食べて、旅を満喫することができました。

そして忘れてはならない夕食。なんとコース料理を堪能することに!帰りの車のなか、電話でササっと予約を取りました。余裕ですよ。岡真衣さまがいるので。

冗談はさておき、日本ではGWでかき入れ時。でもウィスラーはハイシーズンを終えて少し落ち着いた時期なのでいろいろなお店でお得に食べるとができます。今夜あなたとディナーをするのはベアフットビストロという高級なレストラン。お得とは言いつつお高いんでしょ?はい、まともに食べると98カナダドルするコースが、なんと、49カナダドル!半額!高っ!夕食で4000円って居酒屋の飲み放題コースだって今時こんなにしないぞ。おっと、口が過ぎましたね。落ち着いた雰囲気と最高のサービス。ピアノの生演奏などもあり、料理も最高に美味しかった。締めのニトロアイスは液体窒素を使った演出があり、とても貴重な体験ができました。おっさんの集いではなく、カミさんと来たかったな。

一日とても楽しく過ごすことができた。全て名ガイド岡真衣ちゃんのおかげです。このお礼はビストロの夕食代で勘弁してくださいね。本当にしっかりと休息もできたし明日から残り二日間しっかり滑るぞ!!!

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