スケートボードで東京オリンピック、スノーボードで北京オリンピックという二刀流に挑戦する平野歩夢。
幼少の頃すでに「小さい頃の夢は?」の質問に対して「スケボーとスノーボードで世界一になること」と答えていた歩夢。名前が示すように、今、まさに夢に向かって歩んでいる。そんな平野選手を応援する気持ちを込めて、横乗りメディア視点で作り上げた完全プロフィール。

平野 歩夢(ひらの・あゆむ)1998年(平成10年11月29日生まれ)は、ハーフパイプ種目のプロ・スノーボーダー及びパーク種目のプロ・スケートボーダー。身長:165cm、体重50kg。(※平野歩夢ウィキペディア・ページ参考)
新潟県村上市出身。村上市立村上第一中学校卒業、開志国際高等学校アスリートコースを経て2017年4月、日本大学スポーツ科学部に入学。
2013年 X Gamesのスーパーパイプで史上最年少の銀メダルを獲得(当時14歳)。
2014年ソチ・オリンピックで銀メダルを獲得し、冬季五輪日本人最年少メダリストとなる。
また4年後の2018年平昌オリンピックでも銀メダルを獲得。
2021年アメリカ・アイオワ州デモインで開催されたDEW TOURスケートボード大会パーク種目で26位で予選敗退となったが、その結果は東京五輪予選ランキングにおける日本勢最上位となり、開催国に1枠与えられる出場権で東京オリンピックのパーク種目に出場。結果は、14位であった。

経歴

スケートパークを運営する父・平野英功のもとに生まれて、4歳の時にすでにスケートボードとスノーボードを始めた。
幼少の頃から注目のスノーボード選手となり、小学4年時には、BURTON(バートン)と契約。
12歳の時、2011 BURTON US OPENのジュニアジャムに出場し優勝。またジュニアながらトップ選手が集うUS OPENハーフパイプにも出場し、13位に入り、世界を驚かした。この時から世界のスノーボード界は、AYUMUへ注目するようになった。


この年のUS OPENの優勝は、平野が最も憧れていたというプロ・スノーボーダー國母和宏だ。大震災直後にも関わらず優勝したKAZUの勇姿は、日本国の誇りとなった。
2012年にもUS OPENのジュニアジャムに出場し優勝。
2013年には、X Gamesに招待されて、史上最年少となる銀メダルを獲得!当時まだ14歳。同年のUS OPENでも準優勝を果たしている。


2014年のソチ・オリンピックで銀メダルを獲得し、スノーボード界だけに注目されていた平野歩夢が一躍で全国区のスーパースターとなる。また、同大会では、平岡卓も銅メダルを獲得し、日本でスノーボード・フィーバーが巻き起こった。室内ゲレンデ・スクールはキッズ・ライダー申し込みが殺到し、社会現象にもなった。また平野と平岡の五輪メダル獲得は、日本人史上初のスノーボード競技でのメダル獲得だった。さらに、15歳74日でのメダル獲得は冬季オリンピックにおける日本人史上最年少記録で、平野はスノーボードにおける最年少のオリンピック・メダリストとしてギネス世界記録に認定された。

このオリンピックで優勝候補であったショーン・ホワイトは、慣れない柔らかい雪質に手こずり本来の実力を発揮できず、まさかの表彰圏外4位という屈辱と味わう。また初めてのスノーボードのスロープスタイル種目が行われた大会でもあったが、ショーンは直前に回避したことで、一部で批判も受けた。ショーンにとってソチ五輪は踏んだり蹴ったりの大会となってしまった。
金メダルは、自身のシグネチャー・トリックでもあるヨーローフリップ(キャブダブルコーク1440)を披露したスイスのユーリ・ポドラドチコフ。

2016-2017年シーズンは未成年者選手の飲酒騒動を受けて、飲酒を否定している平野にも第三者委員会の調査のため活動休止を余儀なくされた。そのシーズンの最終戦となったUS OPENでは、左膝の内側側副じん帯を損傷と腹部を強打して肝臓も痛めるという大怪我をしてしまい、競技人生で最大のピンチを迎える。

しかし、2018年1月28日に開催されたX Gamesでは、史上初のバック・トゥ・バック1440をメイクし、さらなる進化した姿を披露。見事に金メダルに輝いた!平昌オリンピックに向けて、世界一のレベル高いランを見せた。

2018年平昌オリンピックでは、決勝2回目の時点でトップに躍り出るも、ラスト3本目のショーン・ホワイトが97.75点をマークされて逆転された。前回の五輪では、嬉しい銀メダルを獲得だったが、この時のオリンピックでは金メダルを狙っていたこともあり、悔しい銀メダルとなった。
一部メディアでは、平野のランの方が勝っていたという報道もあり、平野を応援する立場としてはあと味が悪い大会にもなってしまった。以下、改めて当時の平野とショーンの決勝ラン動画を紹介するので、興味がある人はどっちが勝っていたかチェックしてみよう。

2021年8月5日、東京オリンピックのスケートボード会場である有明アーバンスポーツパークの夢の舞台に立った平野歩夢。予選3本ラン中、2本目でランメイクするも得点は62.03ポイントとなり、予選敗退となった。
有明の会場には、冬のオリンピックで戦って来た盟友、ショーン・ホワイトの姿もあり、自分よりも一回りも若いライバルの雄姿を見届けた。
夏・冬両方のオリンピックに挑戦したという「二刀流」報道は過熱し、世間の注目を大いに浴びた平野歩夢。それだけに決勝に残れなかったことは残念という声も聞かれたが、本人は挑戦を大いに楽しんだ様子。何よりその攻める姿勢、高さのあるエアは多くの人を魅了した。ツイッターでは、「平野くん」「平野歩夢」がトレンド入り。半年後に迫った北京オリンピックに向けて、早くも期待が高まっている。

●関連リンク
歴史的大決戦!平野歩夢は銀 ショーン・ホワイトが金メダル
https://dmksnowboard.com/ayumuhirano-shaunwhite/

平昌オリンピック後、ショーン・ホワイトと共に平野は、スケートボードのパーク種目での「東京オリンピック挑戦!」を表明。世間は、冬のライバル争いが、夏にも続く期待が高まった。しかし、一方のショーンは、世界一レベルの高いアメリカ国内での激しい選考争いには生き残ることができずに、結局、東京オリンピックは諦めることになった。

平野の2018-2019シーズンは、スノーボードの大会に出場せず、スケートに専念することになる。
ただ、東京オリンピックは、コロナウィルスの影響で1年延期となり、すぐに2022年の北京オリンピックを迎えるため、クレイジーなスケジュールとなってしまった。ただでさえ両種目の練習時間が減るという中、本当に二刀流が成立するのか、という周囲の懸念が渦巻いた。しかし本人は、長年の夢だった挑戦を継続する。

2020-21シーズンは、シーズン初めにスイスでスノーボードのトレーニング。2月にアメリカで行われたFIS大会(※アメリカ国内若手選手向きの大会)にポイント獲得のため出場し優勝。

●関連リンク
北京&東京で両オリンピックを目指す平野歩夢がアメリカへ殴り込み!ぶっちぎりVで獅子吼!!
https://dmksnowboard.com/ayumu-us-open-win/

4月に行われた国内の選考レース大会、全日本スノーボード選手権ハーフパイプで準優勝し、国内でのトップレベルの高さを披露した。優勝は、世界王者の戸塚優斗。

●関連リンク
平野歩夢が代表入りの実力見せた!全日本スノーボード選手権準優勝!!優勝は戸塚優斗
https://dmksnowboard.com/ayumu-hirano-2nd-japan-snowboard/

そして5月には、アメリカのアイオワ州デモインで開催された五輪予選対象大会DEW TOUR(デュー・ツアー)のスケートボード大会に参戦し、遂に東京五輪出場の切符を手にした。

●関連リンク
平野歩夢の夢が叶った!東京五輪出場「当確」を決める国内ランキングトップ
https://dmksnowboard.com/ayumu-hirano-goto-tokyo2020/

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平野歩夢を支えるスポンサー企業一覧。

木下グループ

平野歩夢が新聞などで報道されるたびに、必ず括弧で伝えられる所属先。
木下グループは総合生活企業。木下工務店・木下不動産がメイン事業、介護・保育・教育などさまざまな事業を展開してる。
スポーツ・芸術活動などに幅広くサポートしていて、平野以外には、西村詞音(スケートボード)、五十嵐カノア(サーフィン)、水谷隼(卓球)、張本智和選手(卓球)なども所属している。(以下、参考アドレス)
http://kinoshita-group-sports.com/snowboard/

ユニクロ

ユニクロは平野歩夢とグローバルブランドアンバサダー契約を結び、パフォーマンスのみならず、ファッションや日常生活まで含めたライフスタイル全般をサポートする独自のスポンサーシップを進めている。
共同開発したスノーボード・ウェアは、軽く、動けて、暖かいという評判だ。
また、普段のライフスタイル・ファッション、パーカーやTシャツなど含めて、サポート。
普段着の平野は、ダボっとしたゆったり目に着る服を好んでいて、このスタイルは平野の活躍と共に浸透しそうだ。

ユニクロが他にグローバルブランドアンバサダーとして契約したスポーツ選手には、アダム・スコット(ゴルフ)、フェデラー(テニス)、また国内でも錦織圭選手がいる。
フェデラーの契約金は10年総額300億円、錦織圭は年間12億円(推定)と言われており、平野選手も相当な契約金となっていることが推測される。

NIKE

世界の超一流アスリートが集うNIKE。
愛用するシューズは、もちろん!かつてはビーニーにNIKEロゴをちょっと見せている場面も拝見できた。
最近の普段着を見ると、ユニクロが目立つので、現在のスポンサードは、金銭サポートとシューズなど厳選された部分だけかも。

OAKLEY

スノーボードをする時のゴーグル、また普段使うサングラスをサポートするOAKLEY。
シグネチャーのゴーグルLINEMINER(ラインマイナー)は、日本限定モデルでスノーボーダーに大人気のアイテムだ。

(以下、参考アドレス)
https://www.oakley.com/ja-jp/sports/snowboard/ayumu-hirano

BURTON

小学4年生で契約を結んだというBURTON(バートン)は、現在も平野選手のスノーボード・ギアをしっかりとサポート。
ボードはCUSTOM(カスタム)、おそらくサイズは150cmを愛用。
興味深いのは、以前、ショーン・ホワイトもCUSTOMも愛用していたが、その時、ショーンが使っていたCUSTOMには、特別仕様でBURTONならではのチャンネルシステム(※細長い穴のスライダーで自由にスタンス幅、角度が調整できるシステム)がなかったことだ。チャンネルシステムは、激しいライディング中にズレることがあるが、それを嫌ったのかもしれない。
一方の平野は、一見するとオリンピックでも市販で売っているように見えるチャンネルシステムのあるCUSTOMを使用していた。
ビンディングもトップ選手としては柔らかめと言われているMALAVITA(マラビータ)を愛用しているので、あまりバチバチに固い感じのギアを好まないようである。
ハーフパイプのライディング・スタイルも、海外では「スリーピー(眠っている)スタイル」と言われているほど、リラックスしているようにライディングするので、スケートボードのように足が固定されないような延長線で、緩やかなギアを選んでいるのだろう。
かつてBURTONというと、世界中のトップ・スノーボーダーが在籍していたイメージがあるが、現在はショーン・ホワイトもクロエ・キムも他のメーカーの板を乗っており、本当の意味でオリンピック期待のハーフパイプ選手と言えば、平野だけが残った感もある。

(以下、参考アドレス)
https://www.burton.com/jp/ja/team


FALKEN TYRES

タイヤブランドFALKENは、世界で活躍するエクストリームスポーツアスリートをサポート。その中でも、平野選手は旗頭的な存在で、かなりの額のスポンサー費用を支払っているのではないだろうか。上記までに紹介して来たスノーボード・アイテムやファッション服と違って、「平野」と「タイヤ」を組み合わせるのは、ちょっとハードルがある。だから、インスタでのプレゼント企画など、FALKENは平野との繋がりを強調するプロモーションを小まめに行っている。
ちなみに他の契約選手には、女子ハーフパイプで活躍する松本遥奈と、BMXフリースタイル選手の中村輪夢がいる。

MONSTER ENERGY

数多くのアクションスポーツ選手をサポートするエネジードリンク、MONSTER ENERGY。
X Gamesでのヘルメットに必ず大きくMONSTER ENERGYのステッカーが貼ってあるのも印象的。MONSTERも数多くのアスリートを抱えるが、おそらくその中でも平野はトップクラスの活躍ぶりだろう。
キャンペーンで起用されることも多く、そうしたところでの露出も多い。また、日本人アクションスポーツ・アスリートとして初のモンスターエナジー缶のパッケージに登場している。(以下、参考リンク)
https://www.monsterenergy.com/jp/ja/news/ayumu-hirano-interview-part1

●参考リンク
平野歩夢 X Games Aspen 2019 出場決定!!独占インタビュー
https://dmksnowboard.com/ayumuhirano-x-games-aspen-2019/

GoPro

お馴染みウェアラブル・アクション・カメラと平野歩夢のスポサードの歴史は長い。2004年にリリースされたGoProからリリースされた動画では、すでにライダーとなっている。ただ、近年あまり平野とGoProを繋げる映像作品がリリースされていないの残念。
今後は東京五輪に向かって、何かGoProから映像のリリースなどがあるかもしれない。

●参考リンク
平野歩夢の夢が叶った!東京五輪出場「当確」を決める国内ランキングトップ
https://dmksnowboard.com/ayumu-hirano-goto-tokyo2020/

Beats by Dre

Beats by Dreは、ビーツ・エレクトロニクス社からリリースする高性能ワイヤレスヘッドフォン。
平野が使用することで、「メッチャカッコいい!あのヘッドフォンどこのもの?」と、たちまち話題となった。


スケートボード&スノーボード競技者ランキング

現在の平野歩夢選手のスケートボードとスノーボードの立ち位置を示す、競技者としての国内、世界ランキング。

スケートボードのランキング

OLYMPIC WORLD SKATEBORDING RANKINGS: 男子パーク25位(日本人最高位)
参考サイト http://www.worldskate.org/skateboarding.html

JRSF日本ランキングポイント:男子パーク1位
参考サイト https://worldskatejapan.or.jp/

世界ランクでは25位だが、日本人の男子パーク1位のため開催国に1枠与えられる出場権で東京オリンピック出場!!

スノーボードのランキング

2020-2021シーズン 第27回全日本スキー選手権大会スノーボード競技ハーフパイプ:2位(獲得ポイント 264.15)
参考サイト https://sajdb.shikuminet.jp/(SAJ競技データバンク)

 U.S. Revolution Tour(Openカテゴリー):1位(獲得ポイント 260.00)
参考サイト https://www.fis-ski.com/

北京オリンピックの出場権は、2019-2020シーズンまでのポイントを加算できる。ハーフパイプは、5大会の最高ポイントを加算できるが、平野はナショナルチームから外れているため、ワールドカップで加算される高得点がない。東京オリンピック後に行われるワールドカップに出場し、ポイントを加算していかないと、北京オリンピックの出場は難しい。
男子ハーフパイプ選手は、1カ国で最高で4人出場することができる。過去の流れから日本チームは、最大4人の選手を出場させてメダルを狙うだろう。
世界ランキング1位の戸塚優斗は絶対的に出場!2020-21シーズンのW杯最終戦アメリカ大会で2位に入った片山來夢も確定的と見ていいだろう。
となると、残り2名の争いは、日本ナショナルチーム最高Sランクである平野流佳、穴井一光、そしてナショナルチーム外の平野歩夢との争いになりそうだ。
その中でも平野流佳(※同じ苗字だが、歩夢との血縁関係はない)は、スイスのW杯で3位、その前年2020年のカナダW杯で優勝しているので、一歩抜きに出ている。
アメリカのW杯で9位に入った穴井一光が現在のところ4人目の枠に入っているように見えるが、平野歩夢が来るべきシーズンでその上の結果を出せば、逆転出場もあり得るだろう。

平野のファンにとってみれば、「過去に2回の五輪銀メダリストが選ばれないとは信じられない」と思うかもしれないが、北京オリンピックへの出場権は、先に紹介したようにあくまでも2019-2020シーズン以降のポイントが関係している。平野はこの間、スケートに専念していたために、ポイントが獲得できていない。またアメリカのように、ネームバリューでワールドカップ出場させることなく、日本チームはあくまでもナショナルチームに在籍し続けた選手を優先的に、W杯に出場させている。したがって今季(20-21シーズン)の平野は出場したくても出れなかった。仕方なしに、アメリカで開催された若手メインのオープン選手権と、日本国内の全日本に出場しなんとか細々と(?)FISポイントを獲得した。しかし、こうした国内レベルの大会のFISポイントが、最高で260点ほどに対して、ワールドカップのレベルでは1000点獲得できるので、獲得ポイントは雲泥の差だ。
今後、平野がオリンピックに行ける条件としては、ワールドカップに出場し、表彰台に立って世界ランキングを上げること。今春に行われた全日本では新エース戸塚の次の2位に入ったので、SAJ(全日本スキー連盟)が決めるナショナルチーム入りできれば、W杯出場するチャンスが巡って来るだろう。

SNS / 参考サイト一覧

平野歩夢のファンなら、しっかりと抑えておきたいソーシャル・ネットワーキング・サービス一覧。

平野歩夢 (@AyumuB) – Twitter
https://twitter.com/ayumub

平野歩夢 (ayumuhirano1129) – Instagram
https://www.instagram.com/ayumuhirano1129/

平野歩夢 – Facebook
https://www.facebook.com/ayumuhirano/

■その他、参考サイト一覧

平野歩夢 公式ウェブサイト
https://www.ayumuhirano.tokyo/

X GamesのAyumu Hiranoページ
http://www.xgames.com/athletes/3019201/ayumu-hirano

DEW TOURのAyumu Hiranoページ
https://www.dewtour.com/riders/ayumu-hirano/

MONSTER ENERGYのAyumu Hiranoページ
https://www.monsterenergy.com/sports/snowboarding/ayumu-hirano