コロナ禍で働き方が急激に変わっていったと思います。ZOOMでの会議、田舎暮らしなど、ネット環境での新しい働き方を後押ししていますね。
ウィスラーは、世界中のスキーヤー、スノーボーダーたちが集まって来ます。その中には、以前からネットで仕事を持ちながら、ウィスラーに長期間滞在するという方がいました。
僕はスノーボードのインストラクターをしているので、そのようなお客さんをたくさん見て来ました。
アメリカ、イギリス、オーストラリア、さらには中国、香港、台湾など、アジアからも来られます。1か月間来られるか、あるいは、3週間を2回に分けて来られる方、さらにはほぼシーズンいる方など。
残念ながらこのような長期滞在するタイプの日本人の方は、まだ少ないです。
たいていワーホリで来た1年滞在タイプのような方、あるいは2年などの留学タイプのような方になります。しかし、今後は、働き方も変わって、1か月間とか滞在する方が増えて来るように思います。実際、そのようなお問い合わせをいただいたので、調べてみました。シーズンパス券代、宿泊代、レッスン&ガイドサービスなどの情報をお伝えします。
これからウィスラーに1か月間ほど滞在したいという方は、ぜひ参考にしてみてください。
目次
シーズンパス WB Unlimited Season Pass vs Epic Pass
まずは、気になる肝心のスキー場のリフト券を買う費用からお伝えしましょう。
ウィスラーの1日券は、とても高いです。時期にもよりますが、近年、200カナダ・ドルを超えます。もっとも忙しいクリスマスの時期や、カナダ、アメリカの連休、春休み時期などで高くなる傾向です。
日本のように、2日間、3日間…、7日券などもありますが、「おそらく数十日以上滑るだろう」という方は、シーズンパスの購入をオススメします。
シーズンパスは大きく分けて2種類に分けれらます。
1つは、ウィスラーブラッコム・スキー場だけが滑れるWB Unlimited Season Passか、ウィスラーの親会社であるベイルと提供している全世界のスキー場を滑れるEpic Passです。
WB Unlimited Season Passの価格:$1,229 CAD
ウィスラー、ブラッコムのシーズンパス、WB Unlimited Season Passは、近年、コロナでシーズンが早く終わってしまった反省からか、昨年は20%も安くなり、$1,119 CADになりました。しかし、昨シーズンは3年ぶりにシーズンを無事に終了できたということで、110ドル上がって$1,229 CADです。(※価格は、カナダ・ドルです!)
Epic Passの価格:$859 US
一方、Epic Passは驚くような安さです。ウィスラー、ブラッコムのシーズンパス同様に、昨季は20%OFFで783ドルです。今季は76ドル上がって$859になりました。
これはアメリカドルなので、カナダドルに換算してみましょう。
1カナダドルは、0.78アメリカドルという今日のレート(2022年7月21日)で計算すると、958カナダドルです。
1,229-958=271ドル(差額)
ということは、ウィスラー、ブラッコムのパスの方が、271ドル(カナダ)も高くなります。
果たして、その価値があるでしょうか?
さらに特典をチェックして行きましょう。
特典とメリット
1)夏の観光パス付き(※無制限に上がれる2023年夏の観光アクセスのためのPEAK2 PEAK360ゴンドラ付きのパス)
2)冬の間、友達や家族と共有するために、友達を連れてくるリフトが6回分、25%OFF。
夏の観光チケットが6回分、2人の友達を連れて50%OFF
さらに、コロラド州のベイル、ビーバークリーク、ブレッケンリッジ、キーストーン、クレステッドビュート、ユタ州のパークシティ、ヘブンリー、ノーススター、カリフォルニア州のカークウッド、ワシントン州のスティーブンスパス、ストウ、オケモ、マウントスノーで半額のパスホルダーチケットを購入できます。
バーモント州、ニューヨークのハンターマウンテン、ニューハンプシャー州のマウントスナピー、ブリティッシュコロンビア州のサンピークスなど!
以上は、ウィスラー、ブラッコムのサイトからほぼ原文を訳したものですが、かつてあった食事、レンタル、レッスン、20%OFFがありません。
ということは、一人で来られて、1か月滞在し、その間に日本からも友人も来ないような方は、ほぼ不必要かと思います。
さらに、Epic Passがあれば、日本に帰国してから、白馬エリアで5日間滑ることができます!
これは、完全にEpic Passで決まりですね!1ドル138.28円で換算すると、859ドルは118,782円です。
ウィスラー、ブラッコムも思う存分、1か月期間滑れて118,782円は安いと思います。
シーズンパスの件は、解決!
滞在はビレッジに近いカプセルホテルか?評判の良いきれいなユースホステルか?
次に考えるのは、宿です。
ウィスラーにシーズン長くいるような方なら、アパートを借りるなどできるけど、1か月で貸してくれるようなところはなかなかありません。
また、そもそもビレッジ内のホテルに長期滞在できるようなスーパーリッチな方は、このようなサイトをご覧にならないでしょう。
ちなみにウィスラーのホテルは、シーズンピーク期間、どんなに安いところでも一泊300ドル以上も掛かるというと言われているので、ホテルという選択は、例えお金に余裕がある方でも1か月間泊まるというのは躊躇されるか、と思います。
となると、考えらえる選択肢は2つになります。
1つは、ビレッジに近いカプセルホテルか?
もう1つは、評判の良いきれいなユースホステルか?さらに短期向けには、アルパインロッジとサウスサイドロッジという選択もあります。
HI(Hostelling International)
HIは、ウィスラーの中でもひじょうに評判が高いユースホステルです。
ユースホステルというと、かつては学生さんの安い宿みたいなイメージだったけど、ここはひじょうにきれいで住みご心地が良いと誰もが伝えています。
価格の方は、シェアで$47~、個室で$140~となっています。
おそらく、ここに滞在される方は、シェアで構わないという方だと思うので、仮に一泊50ドルで計算しましょう。1か月30日で、$1500になります。
ただし、このHIには最大の弱点があります。
元々、2010年のオリンピックの選手村のエリアに建っているのですが、立地条件がよくないのです。
ウィスラーには、バンクーバー側にクリークサイドというエリアがあるのですが、さらにこのHIは遠い場所にあるのです。
バスを使って、ビレッジかクリークサイドまで行き、山にアクセスすることになりますが、時間帯によっては30分待つこともあるでしょう。
頻繁に15分置きくらいにバスが来るクリークサイドと違って、そのへんストレスになります。
たまにタクシーなんかを使う時にも、遠いのでかなりのコスト高となるので、使い難いでしょう。
クリークサイドからビレッジまでのバスの所有時間は、だいたい真っすぐにあまり止まらずに走ってくれる10分程度。バスなので、いろいろ経由するかもしれないし、止まったり。あるいは、週末の忙しい時間帯によっては交通渋滞もあり、15分ほど掛かると思います。
さらに、HIの場所ともなれば、掛ける2倍。20分以上バスに乗っている可能性が高いです。先に紹介したように、プラスでバスの待ち時間なので、山へのアクセスは、面倒に感じるかもしれません。
さらに、ウィスラーのバス事情でうっとうしいのは、バスは必ずしもスケジュール通りに来ない。たいていは、数分遅れる来たりするのですが、最悪なのは、2、3分程度早く来てしまって、過ぎ去ってしまうことです。このため、たいてい予定よりも5分ほど早く待っていないといけません。冬の気温は、マイナス15度を超えるような寒い日もありますから、バス待ちはちょっとしんどい部分もあるかな、と思います。
もっとも、ウィスラーの多くの住人は、このようなバス通勤を行っています。
ちなみにウィスラーのバス料金は、1回2ドル50セントです。(※お釣りが出ません)
なので、HIで一か月滞在する方は、1か月使用できるMONTHLY PASSが必要になり、その価格は50ドルです。
また、10回券も販売していて、そちらは$22.50になります。
以下、ウィスラーのバス料金に関するページ。
https://bctransit.com/whistler/fares
HIに滞在する方のまとめに入ります。
まず遠い。バスがなかなか来なくてイライラする可能性もある。
料金は、1か月およそ$1500、さらにバス代$50で合計、1550カナダ・ドル(日本円でおよそ13万5千円)掛かる。
日本人にも大人気!アルパインロッジとサウスサイドロッジ
短期のアコモデーションとしては、アルパインロッジとサウスサイドロッジもあります。
たまたまですが、どちらのオーナーさんも日本人つながりがあることもあって、日本人にも人気があります。
アルパインロッジは、ウィスラーよりも北、アルパインという最もローカル移住者が多いエリアにあります。バスも頻繁に通る場所です。
また、サウスサイドロッジは、ウィスラーよりも北にあるクリークサイドにあり、ガソリンスタンドの目の前にあります。
クリークサイドから山に上ることもできるし、スーパーマーケットもあって便利です。
以下、リンクを紹介するので、こちらもぜひ参考にしてみてください。
サウスサイドロッジ
http://www.snowboardwhistler.com/southside
アルパインロッジ
https://www.alpinelodge.com/
Pangea Pod Hotel(カプセルホテル)
2018年秋、ウィスラーに画期的なリーズブルな価格のホテルが誕生したました。それは、ビレッジの中心エリアに建ったPangea Pod Hotelで、なんと日本で言うところのカプセルホテルです!
一度でもウィスラーに来たことがある方なら、上の写真を見て「えっ、ここ!」と驚くことでしょう。
そう、まさにビレッジに中央。ゴンドラ乗り場まで目と鼻の先。それこそ、忙しい日には、このPangea Pod Hotelまで並んでいる列が来てしまうという場所です。
気になる値段を調べたところ、冬の価格は$69~になっています。$70で計算しても30日と考えると、$2100ドル。つまり、HIよりも$600多く出せば、このステップアップが可能に!
空港からの直通バスで、気軽にホテルまで到着できるというのも魅力でしょう。
ユニークな点は、寝室であるベッドに入る時のエントリーの仕方で料金が多少変わるところです。
足の方から入るのか?サイドから入るのか?
などで、料金は変わります。
ひじょうに興味深いのは、このホテルの部屋の説明には、「東京スタイルのカプセルホテルではない」と記してあることです。
ただ寝るだけのスペースではなく、周りを気にすることなく完全にリラックスできるように丹念にデザイン設計された。ゲストの快適さを徹底的に考えたデザインということです。
写真を見た感じ、かなり快適さが伝わって来ますね!
残念ながら、僕は泊まったことがないけど、多くの人が「全然問題ない!快適だよ」と言っています。
個人的にもこの狭いスペースが返って、居心地よく感じます。棚もあるし、服を掛けるハンガーもあるし、たしかによく考えられたデザインだと思います。
大きなスーツケースを置ける場所が確保されており、さらにスキー、スノーボード、マウンテンバイクの収納エリアもあります。
立地条件としては、ウィスラーのどの高級ホテルにも負けません。ビレッジのど真ん中にあります。
ただ、ユースホステルでないので、共同キッチンがないというデメリットがあります。
だから、毎日外食する必要があります。
それでも、歩いて2、3分のところにスーパーマーケットはあるので、それこそコンビニ感覚で、ドリンク類やスナック、フルーツなど調達できるし、ビレッジにいる以上、ピザ店やサンドイッチ店など、リーズブルな価格のレストランを気軽に楽しむことができます。
最初に紹介したユースホステルのような場所だと、ビレッジまで出て来るまでに「よっこいしょ」ということになるから、そういった面でも、Pangea Pod Hotelは便利かな、と思います。
毎日のスノーボードで、たまにはお風呂に浸かって身体を休めたいという気持ちもあるかもしれないけど、我慢できない方はそれこそ近くの高級ホテルに行って、ジャクジ施設だけ利用できるか確認してみてもいいでしょう。それこそ、どこのホテルのスパというのは大事なビジネスになっているので、1週間に一度くらいは奮発して、どこかの高級ホテルのスパを利用して、さらにマッサージなんかしてもらうのも良いかもしれません。
ちょっと残念な情報としては、ホテル内にコインランドリーがないこと。
ウィスラーには、現在、コインランドリー自体がないので、ランドリーサービスを頼むことになります。Pangea Pod Hotelの滞在者のホテル評判の書き込みで調べたのですが、どうやら1回20ドル掛かるようです。
Pangea Pod Hotelのまとめです。
立地条件は最高!空港からの直通バスの場合、Gateway Bus Loop(ガータウェイ・バスループ)というビレッジの最も中心的なバス降り場から、3分ほどの距離。お買い物などビレッジなので、最強に便利。
毎日のスノーボードも超ラクチンのアクセス。ローカルも羨むロケーション!
30日滞在した場合、料金は$2100は覚悟。
現地の掲示板などを利用して探す方法
宿の探す方法として、最後に現地の掲示板などを利用して探す方法もご紹介しましょう。
alluraDirect.comは、ウィスラーにコンドミニアムなど物件を持つオーナーさんや、物件の管理者と直接予約できるサイトです。2,3泊でなく、1週間以上滞在する人向けの物件情報です。
しかし、一人だと割高になってしまって、あまり利用価値はないと思いました。
ウィスラーの宿は、お一人様でなく、1部屋でチャージされます。つまり、3人や4人いれば、ビレッジに比較的に近い物件を借りられて、人数で割って安くなります。しかし、一人だと一泊、200ドル以上。冬場のピーク時は、さらに高くなるのは間違いでしょう。
こちらのサイトは、春に数週間、2人以上で来る人には良いと思います。春なら1泊100ドル程度の物件も出て来る可能性があり、それを例えば3人で割って、33ドルほどの安価な料金で借りれる可能性があるからです。
物件はビレッジ内のコンドミニアムから、ビレッジから10分程度歩いた高級な一軒家などもあります。
https://www.alluradirect.com/whistler/
craigslistは、ローカルの掲示板サイトです。
ウィスラーは、隣町のスコーミッシュとまとまれた形の紹介ページとなっているので、必ずウィスラー内の物件サイトで探してみてください。
基本、半年や一年などの長期滞在者向けの住宅案内サイトなので、1か月だけとかはなかなか見つからないと思います。
ダメ元で探してみたり、ローカルの人たちの一か月の家賃など調べてみるのもおもしろいかも!?
あと、もう1つ注意点は、ウィスラーは長期向けの宿がひじょうに見つけ難い場所で、宿事情が悪いことでも有名です。シーズン前の10月あたりは、世界中からアコモデーションを求めて、オファーが殺到します。そんな人に対して、詐欺事件があったことを聞いたことがあります。
「あれ、この物件なんだか安くて不思議だ」とか、「こんな宿探しが大変な状況で、ここだけなかなかの条件で空いている」というような時には、ちょっと疑ってみた方がいいかもしれません。
https://whistler.craigslist.org/d/apartments-housing-for-rent/search/apa
Jpvcanada掲示板は、主にバンクーバーに滞在する日本人向けの掲示板です。
この中にウィスラーの情報ページもあり、宿を探すことができます。
基本的には、こちらもシーズンを通してのアコモデーション情報が多いですが、マレに1か月のような単位でもOKということがあります。
自分の方から条件を伝えることも可能で、例えば、
「私は1月中旬から2月中旬の一か月の間、ウィスラーに行きます。その間の宿を探しているのですが、どなたか貸してくれませんか?」と聞くと、貸してくれる人が名乗り出るかもしれません。
また、基本的にこうした物件情報は、一か月$700程度で探しているものですが、例えば、もっと金額を上乗せにしてオファーしてみたら、交渉が成立する可能性もあります。
日本語サイトだし、交渉もしやすいかと思います。
断言はできないけど、日本人は世界的にみても良心的で親切な方が多いと思うので、丁寧に対応してくれる可能性もあります。
ただ1つ気を付けた方がいいと思うことは、日本人がシェアするアコモデーションは、比較的に強引に1部屋にベッドを多く置き過ぎているということです。海外の人から見たら、「ここに4人も入れるってどうかしているよ。せいぜい2ベッドが限界でしょ?」ということが多々あるのです。
狭くても気にしない方なら、安く見つけることもできるけど、そのへんは考慮する必要があるでしょう。
以上、宿情報でした!
まとめると、まずはHIかPangea Pod Hotelのどちらか良いか、考えてみるといいでしょう。
さらに、Jpvcanada掲示板で、自分の条件に合った良い宿情報がないか、チェック!
せっかく海外を満喫したいなら、HIも良いのかなあ、と思います。というも共同キッチンで料理していれば、隣の人との会話も楽しいし、もしかしたら、そこから素敵な出会いがあるかもしれません。
あとは、HIとPangea Pod Hotelをうまく分けて利用する手もあるかもしれません。例えば、最初に2週間は、ビレッジの中のPangea Pod Hotelにして、あとの2週間はビレッジから離れてローカル気分も楽しめそうなHIに移動したりなど。
ぜひ、ご考慮してみてください。
レンタカーを借りる!ウィスラーの駐車場事情
ところで、ここまで「そもそも車がない」という前提条件で話をしていましたが、1か月滞在なら空港からレンタカーを借りて来てしまう!という手もあります。となると、レンタカー料金代、さらにはウィスラーの駐車場の事情など気になることでしょう。
まず、空港からレンタカーを借りた場合の価格を調べたところ、なんと価格は1か月で1,000ドルほどでした(※時期によっては最低で1,500ドル掛かります)。思っていた以上に安くてビックリします。
しかし、保険など追加しなくていけなくて、それが$465ドル。ということは、おそらく$1500は考えないといけないです。でも、1か月間、車があれば、自由にウィスラーを動けるし、そもそも空港までのバス代など考えなくてもいいので、これは考える価値ありますね!
ウィスラーとバンクーバー間のハイウェイでは、冬の間のスノータイヤが義務付けられています。
レンタカーならそのへん間違いないと思うけど、一応確認しておくと良いでしょう。
「雪道の運転が心配」という方もいるかもしれませんが、個人的にウィスラー内で運転しているのは、ほぼ問題ないです。
というのも、ウィスラーはまだ暗い内から、超気合で除雪してくれるからです。自分も小さなトヨタの乗用車に乗っているけど、ほぼ雪道で困ったことはありません。
上の写真は、ある日の雪が降った日の朝に撮影されたものです。この時、僕が車を出すのに掛かった時間は5分もありませんでした。というのも、ちょっと雪を払って、窓ガラスを見えるようにして、バックすればそこはすでに除雪されているので、問題なくビレッジまで行けるからです。
それよりも、ハイウェイでバンクーバー行く時に、困ることがあります。というのも、ハイウェイはウィスラー周辺と違って、除雪が間に合わない時があるからです。
だから、天気予報を睨めっこして、危険な豪雪な日は運転を控えるといいでしょう。そんな豪雪の日には、ハイウェイのウエブサイトやローカルのラジオ局Mountain FMなど、ひっきりなしに「運転しない方がいいよ!」という情報が出るので、運転を諦める方が賢明でしょう。でも、それはあくまでもハイウェイのことだって、ウィスラー内での移動は、ほぼ問題ないでしょう。
次に駐車場の情報です。
ウィスラーのビレッジには、大きな駐車場スペースがあります。
細かいところで、様々な駐車場スペースがありますが、わかりやすく伝えれば、以下のLots1からLots3と、Lots4、5があります。
Day Lots1とLots2は、まさにゴンドラ乗り場と近い距離です。Lots3というのは、もうちょっと遠くて、プラスで20メートルから30メートル歩くという感じです。
感覚的には、Lots1~3に駐車すれば、5分ほどでゴンドラ乗り場まで行ける。
Lots4以上なら、6分~10分で行けるという感じです。
駐車場代は、一か月で購入できます。
Day Lots 1, 2, 3は、$72。
Day Lot 4, 5は、$36です。
私は、断然、Day Lots 1, 2, 3をオススメします!
自分も毎シーズン、冬の間は一か月券を購入していますが、とても便利です。
Lot 4から、ボードを持ってウェアを着てで歩くと、ゴンドラ乗り場に着いた時には、結構、汗を掻いています。ビーニーをかぶっていてオデコに汗、ゴーグルが曇ったり。
朝は、Lots2あたりから呑気に5分ほど歩いて、ゴンドラ乗り場というのもオススメします。
以下は、ウィスラーの駐車場に関するページです。
https://www.whistler.com/getting-around/parking/
以下は、駐車場の料金表、さらには購入までのリンクですが、慌てることはありません。
というのもホテルやレンタカーと違って、埋まることがないのです。それこそ前日でもOKだし、当日にウィスラーの市役所で直接買うこともできます。そもそも自分の車のナンバープレートを入れる方式で買うので、車のナンバーがわからなければ買うことができません。
https://www.whistler.ca/services/transportation/parking/monthly-parking-passes
毎日一人で滑るよりもキャンプやガイド・サービスを利用!Core Camps、Pro-Ride、CSBAご紹介!
ここまでパス情報、宿情報など、ウィスラーで1か月滞在しスノーボードするための基本的な情報をお伝えして来ましたが、最後にキャンプやガイド・サービスをご紹介しましょう。
というのも、もし一人で来た場合、北米でも最も大きなスキーであるウィスラー、ブラッコムで、どこを滑っていいかわからないでしょう。そんな時には、ローカルのその道の達人に聞けばわかるし、またキャンプだったら同じスノーボードを上達した者、同士で仲間もできて楽しいと思います。
Core Camps
Core Campsの創始者のターナー・モンゴメリー氏は、元々、日本にも何度も訪れていたプロ・スノーボーダー。かつては、ウインテックという日本人向けのプログラムのコーチもしていた人物です。
現在、Core Campsは、スイスなどヨーロッパを中心に、世界から多くの方が参加しているようだ。このキャンプには、過去には何人かの日本人キャンパーも参加したことがあるが、ひじょうにマレなケースで多くの生徒さんはヨーロッパなどから来ています。
スノーボード・コーチのオリバー・ロイとジョーダン・デッカーは、個人的にも親しいのですが、二人ともひじょうに優秀なコーチ。面倒見がよくて、ウィスラーの山をよく知っていて、ライディング・レベルもプロ級。
クリフ・ジャンプに挑戦したい人も安全に導いてくれるでしょう。
キャンプ(Custom Snowboard Camp)の費用は、1週間で$875となっています。これがベーシックの料金で、そこにはリフト券代、宿代は含まれません。
プログラムは、毎週月曜日のスタートになっています。
さらに、ここに宿やリフト券を加えたい時には、Premier Snowboard Campにアップグレードする方法もあります。
Pro-Ride
Pro-Rideは、先に紹介したCore Campsと似たプログラムで、より前からあったということで、もっと大きな規模で運営しているイメージがあります。
サイトを拝見したところ、コーチ陣は10人もいます。その中には、自分が知る者もいて、やはり優秀なコーチばかりです。
また、料金の方も5日間プログラムで$795となっており、ほぼCore Campsと同じになってります。プログラムのスタートも同じ月曜日。
推測も含めたPro-RideとCore Campsの違いをまとめてみます。
・Core Campsの方が、より小規模でアットホーム感がありそう。
・Pro-Rideで宿をお願いした場合、ウィスラービレッジ内に滞在できる。
・Pro-Rideは、スノーボーダーに特化したプログラムで、一方、Core Campsはスキーヤー向けのプログラムもある。
・Core Campsは、元々、英語スクールからターナー氏の思いでスノーボード・キャンプを始めた流れがあり、営業ルートがよりヨーロッパにまで開拓されていったようだ。だから、英語を学びたいスイス人のようなお客さんが多いのかもしれない。
一方、Pro-Rideは、古くから地元で愛されたスノーボード・キャンプの老舗プログラムで、特にオーストラリアからのお客さんが多いような印象。
CSBA
これまでに紹介したPro-RideとCore Campsは、日本人が参加していないプログラム。お問い合わせも英語になります。
そのへんに不安感がある人には、ぜひCSBAをオススメします!
CSBAは、長年、当サイトのスポンサードもしていただいているので、DMK読者ならお馴染みですね。
20-21シーズンからは、中村一樹プロもコーチとして参加しています。また、これまでCSBAで活躍して来た優秀なカナディアンのコーチもいます。
1年、2年の留学プログラムがメインだけど、1か月間の短期プログラムも受け入れているので、興味がある人はまずは問い合わせてみてください。(※Pro-RideとCore Campsと違って、日本語で問い合わせできます!)
CSBAもウィスラーの魅力的なコースを案内してくれるし、ローカルにしか知らないようなおもしろいコースに連れていってくれます。
また、カナダのインストラクター資格を取りたい人も、日本語でサポートしてくれます。
ローカルの大会に参加したい人へのサポートも行っていて、その中には、ワールドカップにつながるFIS大会も含まれます。
スノーボードもしますが、英語レッスンも本格的なので、この機会にもっと英会話を学びたいという人にも最適です。
近年、ユーチューブの動画のアップ頻度は、ひじょうに高く、CSBAの日々の活動、現在のウィスラーの様子が紹介されているので、ぜひチェックしてみてください。CSBAのユーチューブ・チャンネルをチェックしてみてください。
https://www.youtube.com/user/CSBAwhistler
CSBAでは、スノーボード以外にもスキー、ゴルフ、その他のスポーツの生徒さんがいて、校舎の雰囲気はとても華やかな印象です。
https://www.canada-sports.net/
最後にウィスラーの最新情報をかなりの頻度で更新しているマイルン動画もご紹介!
こちらもDMKの読者の方なら、お馴染みですが、知らない方のために。
ウィスラーに関する魅力的なコンテンツをアップしていて、「これからウィスラーへ行きたい!」という方のために参考となる動画もたくさんアップしてくれるので、オススメです!
https://www.youtube.com/channel/UCDpbbLvH3B-ThweOcpzTC0w
コラムニスト・飯田房貴
1968年生まれ。東京都出身、カナダ・ウィスラー在住。
シーズン中は、ウィスラーでスノーボードのインストラクターをし、年間を通して『DMKsnowboard.com』の運営、Westbeach、Sandbox、Endeavor Snowboards等の海外ブランドの代理店業務を行っている。日本で最大規模となるスノーボードクラブ、『DMK CLUB』の発起人。所属は、株式会社フィールドゲート(本社・東京千代田区)。
90年代の専門誌全盛期時代には、年間100ページ・ペースでライター、写真撮影に携わりコンテンツを製作。幅広いスノーボード業務と知識を活かして、これまでにも多くのスノーボード関連コラムを執筆。最新執筆書『スノーボードがうまくなる!20の考え方 FOR THE LOVE OF SNOWBOARDING』
今でもシーズンを通して、100日以上山に上がり、スノーボード歴は35年。
ウィスラーのことでわからないことがありましたら、メールください。
いただいた順番から、ご返答いたします。
e-mail: [email protected]
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