スノーボード愛好者必見！2026年ミラノ・コルティナ冬季オリンピックでは、238名の選手が出場し、オリンピックメダルを目指して世界最高峰のスノーボーダーたちが競い合います。競技はイタリアのリビーニョ・スノーパークで行われ、スノーボード競技の伝統的な開催地として知られています。本特集記事では、オリンピック出場に必要な条件や競技ごとの定員、重要な日程、出場資格獲得の仕組みについて詳しく解説します。オリンピックへの道を理解し、選手やファンがより深く楽しむための情報をお届けします。
参考記事リンク：Snowboard: How to qualify for the Milano Cortina 2026 Olympic Winter Games
https://olympics.com/en/news/snowboard-how-to-qualify-milano-cortina-2026-winter-olympic-games
五輪スノーボード競技の歴史
スノーボード競技は、1998年長野オリンピックで初めて採用され、当初はパラレル大回転とハーフパイプ（男女）のみが実施されました。その後、以下のように種目が追加されました。
- トリノ2006：スノーボードクロス
- ソチ2014：スロープスタイル
- 平昌2018：ビッグエア
- 北京2022：混合チームスノーボードクロス
歴代の名選手として、アメリカのショーン・ホワイトがトリノ2006、バンクーバー2010、平昌2018でハーフパイプの金メダルを獲得し、唯一の3度のオリンピックチャンピオンとなりました。この後、ショーンは北京にも出場し、４個目のメダルを狙いましたが、残念ながら４位で終わり競技者として引退を決めることになりました。
日本人スノーボーダーのメダル獲得
日本人スノーボーダーの初のオリンピックメダリストとなったのは、ソチ2014オリンピックからです。
平野歩夢がハーフパイプで銀メダル、平岡卓が銅メダルを獲得しました。さらに、竹内智香はパラレル大回転で銀メダルを獲得しました。
続く平昌2018オリンピックでは、再び平野歩夢が銀メダルに輝き、さらに北京2022オリンピックで、日本人スノーボーダー初の金メダルを獲得しました。歩夢のラスト１本での大逆転劇は、スノーボーダーはもちろん日本中のオリンピック観戦者を感動させて、日本スノーボード界にとって大きな一石を投じました。
北京2022オリンピックの女子ハーフパイプでは冨田せなが銅メダルを獲得し、また、ビッグエアでは村瀬心椛が銅メダルを獲得しました。
次のミラノ・コルティナ2026オリンピックでは、さらなる日本人選手の活躍が期待されています。
オリンピックプログラム
本大会では、北京2022大会と同様に以下の競技が実施されます。混合チームスノーボードクロスは国別対抗戦で、男女それぞれ1チームが参加します。その他は個人競技で、男女別に分かれて行われる競技が5つあります。
- 混合チームスノーボードクロス
- ビッグエア（男女）
- スロープスタイル（男女）
- ハーフパイプ（男女）
- スノーボードクロス（男女）
- パラレル大回転（男女）
特に、日本人選手が活躍が期待される競技として、ハーフパイプ、ビッグエア、スロープスタイルのフリースタイル系の3種目が挙げられます。
ハーフパイプでは、北京オリンピック金メダリストの平野歩夢を筆頭に、メダル独占の可能性も十分にあります。女子では、2023-24シーズンの王者・小野光希の他、15歳の清水さらや工藤璃星の登場が注目されており、今後の活躍が楽しみです。
ビッグエアとスロープスタイルは、スノーボード競技の中でも特に競技レベルが高く、選手層の入れ替わりが激しいですが、日本人選手は特にビッグエアで強さを発揮しており、メダル獲得が大いに期待されています。
また、パラレル大回転の女子には、三木つばきが出場予定で、こちらもメダル獲得が期待されています。
出場資格の概要
ミラノ・コルティナ2026冬季オリンピックのスノーボード競技に出場するための資格は、「オリンピック割り当てリスト」に基づいて決定されます。
このリストは、2024年7月1日から2026年1月18日までに開催されるFISワールドカップのポイントと、2025年に行われるFISスノーボード世界選手権のポイントを合算したランキングによって作成されます。
割り当ては、ランキング上位に位置する選手が所属する各国オリンピック委員会（NOC）に配分されます。
また、開催国であるイタリアには、資格基準を満たした選手のために8つの枠が自動的に与えられます。
重要な日程
- 2024年7月1日～2026年1月18日：資格獲得期間
- 2025年3月16日～30日：FISスノーボード世界選手権（スイス・サンモリッツ）
- 2026年1月19日：オリンピック割り当てリストの発表
- 2026年1月21日～22日：未使用枠の再配分
- 2026年1月26日：エントリー締切
出場選手の定員
- 合計選手数：238名（男女それぞれ119名）
- 各NOCの最大定員：26名（男女13名ずつ）
- 各種目の最大出場選手数：男女それぞれ4名
- スロープスタイルとビッグエアは1種目としてカウントされます
- 混合チームスノーボードクロスでは、各NOC最大3チームが出場可能です
北京オリンピックのメダリスト
男子ビッグエア
🥇 金: スー・イーミン（中国）
🥈 銀: モンス・ロイスランド（ノルウェー）
🥉 銅: マックス・パロット（カナダ）
女子ビッグエア
🥇 金: アンナ・ガッサー（オーストリア）
🥈 銀: ゾイ・サドウスキー・シノット（ニュージーランド）
🥉 銅: 村瀬心椛（日本）
男子ハーフパイプ
🥇 金: 平野歩夢（日本）
🥈 銀: スコッティ・ジェームズ（オーストラリア）
🥉 銅: ヤン・シェレール（スイス）
女子ハーフパイプ
🥇 金: クロエ・キム（アメリカ）
🥈 銀: クエラルト・カステレット（スペイン）
🥉 銅: 冨田せな（日本）
男子スロープスタイル
🥇 金: マックス・パロット（カナダ）
🥈 銀: スー・イーミン（中国）
🥉 銅: マーク・マクモリス（カナダ）
女子スロープスタイル
🥇 金: ゾイ・サドウスキー・シノット（ニュージーランド）
🥈 銀: ジュリア・マリーノ（アメリカ）
🥉 銅: テス・コーディ（オーストラリア）
男子パラレルジャイアントスラローム
🥇 金: ベンジャミン・カール（オーストリア）
🥈 銀: ティム・マスタク（スロベニア）
🥉 銅: ヴィック・ワイルド（ロシア・オリンピック委員会）
女子パラレルジャイアントスラローム
🥇 金: エスター・レデツカ（チェコ）
🥈 銀: ダニエラ・ウルビング（オーストリア）
🥉 銅: グロリア・コトニック（スロベニア）
男子スノーボードクロス
🥇 金: アレッサンドロ・ハンメル（オーストリア）
🥈 銀: エリオット・グロンディン（カナダ）
🥉 銅: オマール・ヴィジンティン（イタリア）
女子スノーボードクロス
🥇 金: リンゼイ・ジェイコブエリス（アメリカ）
🥈 銀: クロエ・トレシュポッシュ（フランス）
🥉 銅: メリエタ・オディン（カナダ）
ミックスチームクロス
🥇 金: アメリカ
🥈 銀: イタリア
🥉 銅: カナダ
DMK編集部予想！日本人メダリストの数
1998年の長野五輪から始まったスノーボード競技。
当時、日本人選手がメダルを獲得する姿はまだ想像しづらかったものの、今や日本はスノーボード大国として世界に名を轟かせています。特にハーフパイプやビッグエアのワールドカップでは、日本人選手が常に表彰台に上がる活躍を見せています。
そこで、DMK編集部は2026年ミラノ・コルチナ冬季オリンピックでの日本人メダリスト数を大胆予想！
予想メダル数
- ハーフパイプ
男子：3個（メダル独占！）
女子：2個 - ビッグエア
男子：1個
女子：2個 - スロープスタイル
男子：1個
女子：1個 - アルペン競技（女子）：1個
合計：11個
この予想がどれだけ的中するのか、ぜひ注目してください！
