【スノーボード×オリンピック完全ガイド】2026ミラノ・コルチナ冬季五輪の注目競技・日本代表・日程まとめ

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2026年の冬季オリンピックが、イタリア・ミラノとコルティナ・ダンペッツォで開催されます。中でも世界中の注目を集めるのが「スノーボード競技」。2026大会は、日本スノーボード界にとって“史上最大のメダル獲得チャンス”とも言われる、歴史的なオリンピックになる可能性を秘めています。

ハーフパイプやビッグエアなどの種目で、日本人選手が現在の世界ランキングで上位を独占しており、メダル獲得の期待は過去最高。北京五輪で金メダルを獲得した平野歩夢選手をはじめ、次世代のライダーたちが世界の頂点を目指して挑みます。

本記事では、スノーボード競技の開催種目や日程、会場情報、出場枠の仕組み、注目の日本代表候補選手までを徹底解説。過去大会の名シーンや今大会の見どころも余すことなくご紹介します。

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2026年冬、「スノーボード × オリンピック」を100倍楽しむための完全ガイドをぜひ最後までご覧ください。

目次

2026年ミラノ・コルチナ冬季オリンピックとは?

イタリアの都市・ミラノと山岳リゾート地コルティナが共催する2026年冬季オリンピック。では、それぞれの開催地にはどのような特徴があるのでしょうか?スノーボード競技の会場にも注目です。

開催地はどこ?ミラノとコルチナの特徴

2026年冬季オリンピックの舞台となるのは、イタリアのミラノ(Milano)とコルティナ・ダンペッツォ(Cortina d’Ampezzo)。この2都市が中心となって大会が運営される「分散型オリンピック」は、イタリア国内の魅力を存分に生かした形式です。

ミラノ|近代的都市とファッションの街

イタリア北部に位置するミラノは、ヨーロッパ屈指のファッション・デザインの中心地でありながら、ビジネスや芸術の拠点としても知られています。冬季競技としては珍しく、ミラノでは開会式や屋内競技(アイスホッケーなど)が行われる予定です。

コルティナ・ダンペッツォ|アルプスに囲まれた雪のリゾート

一方、コルチナ・ダンペッツォは、アルプスの美しい山々に囲まれた高級ウィンターリゾート地。1956年にも冬季オリンピックを開催した歴史を持ち、「イタリアの雪の女王」とも呼ばれる場所です。アルペンスキー、ボブスレーなどの雪上競技が中心に行われる予定で、ヨーロッパらしい雪景色が世界を魅了します。

スノーボード競技はリビーニョで開催!

スノーボード競技の舞台は、ミラノでもコルチナでもなく、ロンバルディア州のリビーニョ(Livigno)。スノーパークの聖地として知られ、国際大会の開催実績も豊富な場所。標高1,800mを超えるこの雪深い町は、プロライダーにも愛されるロケーションであり、オリンピック仕様の特設コースに世界のトップライダーたちが集結します。

リビーニョは、スイスとイタリアの国境近くに位置しており、アクセスも良好です。最寄りの空港からはバスや車でのアクセスが可能で、雪深い山岳地域ならではの絶景も楽しめます。また、リビーニョ自体が冬の観光地としても有名で、スノーボード以外のアクティビティも充実しています。

選手たちは、リビーニョの特別な環境で、白熱した競技を繰り広げることとなり、その美しい雪景色と壮大な山々を背景に戦うことになります。

開催期間と日程の概要

2026年のミラノ・コルティナ冬季オリンピックは、2026年2月6日から2月22日までの期間で開催されます。この期間中、世界中のトップアスリートが集まり、スノーボードを含む様々な冬季競技が行われる予定です。

開催期間

  • 2026年2月6日(金)〜2月22日(日)

大会は、ミラノコルティナ・ダンペッツォを中心に、イタリア全土にわたる複数の競技施設で行われます。競技の日程は、開会式から閉会式まで順次進行し、観客を熱狂させる数々のイベントが繰り広げられる予定です。

開会式

  • 2026年2月6日(金)
    開会式はミラノで行われ、各国の選手団が入場し、オリンピックの幕開けを祝います。盛大なパフォーマンスやセレモニーが行われる予定で、注目のイベントとなります。

閉会式

  • 2026年2月22日(日)
    オリンピックの閉会式では、メダルを手にしたアスリートたちが再び集まり、4年に一度の祭典を締めくくる感動の瞬間が待っています。次回のオリンピックに向けて、オリンピックの旗が新しい開催地に引き継がれるシーンも見どころの一つです。

ミラノ・コルチナ五輪で実施されるスノーボード競技一覧

2026年のミラノ・コルチナ冬季オリンピックでは、以下のスノーボード競技が実施されます。これらの競技は、北京2022大会と同様に行われる予定です。

  • 混合チームスノーボードクロス(国別対抗戦)
  • ビッグエア(男女)
  • スロープスタイル(男女)
  • ハーフパイプ(男女)
  • スノーボードクロス(男女)
  • パラレル大回転(男女)

特に、日本日本人選手の活躍が特に期待されるのが、ハーフパイプ、ビッグエア、スロープスタイルといったフリースタイル系の3種目です。

ハーフパイプでは、北京オリンピック金メダリストの平野歩夢を筆頭に、日本勢が上位を争う展開が予想されます。女子では、2023-24シーズンの王者・小野光希に加え、15歳の清水さらや工藤璃星といった新世代の台頭にも注目が集まっています。

ビッグエアとスロープスタイルは競技レベルが特に高く、日本勢は特にビッグエアで強さを発揮しており、メダル獲得の期待が高まっています。

また、パラレル大回転女子には三木つばきが出場予定で、こちらもメダル候補の一人と目されています。

これらの競技は、どれもスリル満点で見応えのあるものばかりです。以下では、五輪で実施される各スノーボード競技のルールと見どころをご紹介します。

スノーボード競技のルールと見どころ解説

スノーボード競技は、自由なスタイルと高度な技術が求められる魅力的なスポーツです。特にオリンピックなどの大舞台では、選手たちが全力で技を競い合い、観客に大きな興奮を提供します。スノーボード競技をより深く楽しむためには、各種目の基本ルールや採点方法を理解しておくことが重要です。これから、初心者でもわかりやすく、スノーボード競技のルールや見どころを解説していきます。

ハーフパイプ

ハーフパイプは、U字型に整備された巨大な雪のランプ(パイプ)を滑りながら、選手が左右の壁を行き来してジャンプし、空中で華麗なトリックを繰り出すスノーボード競技です。ジャンプの高さ、トリックの難易度、独創性、着地の正確さなどが審査され、演技全体の流れやスタイルも重要な評価要素となります。

この競技は、1998年長野オリンピックで正式種目として初採用された、オリンピックスノーボード競技の中でも最も歴史のある種目です。それ以来、スノーボード競技の花形として世界中の注目を集め続けてきました。

選手はおよそ5〜6回のジャンプ(エア)を行い、縦回転や横回転を組み合わせた複雑なトリックや連続技を、スピードと流れを保ちながら披露。観客を魅了するスタイリッシュかつパワフルな滑りが見どころであり、技術と芸術性の高さが試される種目と言えます。

2022年の北京五輪では、日本の平野歩夢選手がスノーボード史上最高難度とされる「トリプルコーク1440」を決め、悲願の金メダルを獲得。世界中を熱狂させました。

そして迎える2026年ミラノ・コルチナ五輪では、日本から世界ランキング上位の有力選手が多数出場を予定しており、ハーフパイプは日本にとってメダル獲得の最有力種目の一つとなっています。さらに進化を遂げるアスリートたちによる超ハイレベルな戦いが、世界中のスノーボードファンの心を再び震わせることになるでしょう。

スロープスタイル

スロープスタイルは、ジャンプ台(キッカー)やレール、ボックスなど多彩なセクションが配置されたコースを滑り降りながら、選手が自由な発想でトリックを披露するスノーボード競技です。トリックの難易度、完成度、スタイル、独創性、全体の流れなどが総合的に評価されるため、高度なテクニックと表現力が求められます。

選手はジャンプで横回転(スピン)や縦回転(フリップ)を組み合わせたトリックを決めたり、レール上で多彩なスライド技を披露したりと、様々な要素で構成された演技を繰り広げます。どのラインをどう使うかは選手の自由で、演技の幅が非常に広いのが特徴です。また、自分らしさを表現できることから観客にも人気が高く、SNSや映像映えする競技としても注目されています。

スロープスタイルは2014年ソチオリンピックから正式種目となり、日本人選手の活躍も年々増加しています。2026年ミラノ・コルチナ五輪では、技術・創造性・スタイルを兼ね備えた世界のトップライダーたちが集結し、見応えあるパフォーマンスが繰り広げられることでしょう。

ビッグエア

ビッグエアは、巨大なジャンプ台を使って繰り出す「一発勝負」のトリック競技。選手は高速で滑り降りながら空中へ飛び出し、回転数(スピン)やトリックの難易度、スタイル、グラブの精度、着地の正確さといった要素を総合的に競い合います。わずか数秒の空中演技に、スノーボードのすべてを詰め込む究極の種目です。

ビッグエアは2018年の平昌オリンピックで正式種目として採用され、以来、急速に進化を遂げてきました。特に日本はこの競技において世界有数の強豪国となっており、男女ともにメダルの可能性が最も高い種目として注目を集めています。

その背景には、国内に整備された夏季練習施設の存在があります。エアマットを活用したジャンプ練習場や、屋内トレーニングセンターの充実によって、日本人ライダーたちは年間を通じて高難度トリックの練習が可能。これが国際大会での成功につながっているのです。

2022年北京大会では、女子ビッグエアで村瀬心椛選手が銅メダルを獲得。世界の強豪を相手に堂々たる演技を見せ、日本スノーボード界の実力を世界に示しました。

2026年ミラノ・コルチナ五輪では、男子・女子ともに世界ランキング上位の日本人選手が複数出場予定。さらに進化したトリックが次々と飛び出す“空中の戦い”からは、目が離せません。

スノーボードクロス

スノーボードクロス(SBX)は、複数の選手が同時にスタートし、バンク(カーブ)、ジャンプ、ウェーブ(うねり)など多彩な障害物が設けられたコースを一斉に滑り降りて順位を競うスノーボードのレース種目です。最大で6人の選手が同時に滑走することで、他のスノーボード競技にはない迫力と緊張感が生まれます。

この競技の大きな特徴は、対人戦であること。スピードに加え、ライン取り(滑走コースの選択)、駆け引き、他選手との接触を避ける判断力など、総合的なレース戦略が勝敗を大きく左右します。ジャンプやバンクをどう攻略するか、他選手の動きをどう読むかといった戦術要素も多く、非常にダイナミックな展開が魅力です。

コース内での接触や転倒は日常茶飯事で、最後のゴールラインまで何が起こるかわからない予測不能な展開もスノーボードクロスの醍醐味。観客にとっては目が離せないエンタメ性の高い種目であり、オリンピックの中でも熱狂的なファンを持つ人気種目です。

日本ではまだメジャーとは言えないものの、近年では若手選手の台頭もあり、2026年ミラノ・コルチナ五輪では日本代表選手の躍進にも期待が高まります。スピードとパワー、そして知略を兼ね備えたライダーたちによる激戦に注目です。

混合団体スノーボードクロス

混合団体スノーボードクロスは、男女ペアでチームを組んで行うスノーボードクロス競技です。まず男子選手がスタートし、その順位に応じて女子選手がタイム差スタートで滑走。ゴールした女子選手の順位がチームの最終成績となる、スピード感あふれるチーム戦です。

この種目では、個人戦にはない戦略性とチームワークが重要となり、まるでバトンをつなぐリレーのような緊張感とドラマが展開されます。コースにはジャンプ、バンク、ウェーブなど多彩なセクションが設けられ、接触や逆転劇が繰り広げられることも多く、観戦の興奮をさらに高めてくれます。

2022年の北京オリンピックで正式種目となり、2026年ミラノ・コルチナ五輪でも実施予定。日本はまだ実績こそ少ないものの、若手選手の台頭や強化が進む中で、今後の成長に注目される競技のひとつです。

パラレル大回転

パラレル大回転は、アルペンスノーボード競技の一種で、2つのコースを並行に配置し、2人の選手が同時にスタートしてスピードと技術を競うレース形式の種目です。コースには赤と青の旗門(ゲート)が交互に配置され、選手はそのゲートを正確に通過しながらターンを繰り返し、ゴールまでのタイムを競います。

特徴的なのは、一騎打ちで行われる緊張感あふれる対決形式。両者が目の前で同時に滑ることで、順位や差がリアルタイムでわかりやすく、観客にとって非常にわかりやすく見応えのある競技です。タイムの速さだけでなく、ミスなくゲートを通過する正確さ、そして板のエッジを効かせたキレのあるカービングターンが求められる、まさにスノーボードの「精密機械」とも言える種目です。

特にスピード感と技術力が要求されるパラレル大回転では、一瞬の判断ミスが勝敗を分けることも多く、まさに緊張感の連続。各ラウンドで勝者が勝ち上がっていくトーナメント方式で進行し、最初のラウンドである「1/16決勝(ラウンド・オブ・32)」では、32名の出場者が16名に絞られます。以降、1/8決勝、準々決勝、準決勝、決勝と進み、頂点が決まります。

オリンピックの舞台では、初戦から実力者同士の対戦が続き、見逃せない展開が連続します。2026年ミラノ・コルチナ五輪でも、アルペンの技術を極めた世界のトップライダーたちの熱戦に注目です。

2026年大会のスノーボード競技スケジュール

2026年ミラノ・コルチナ冬季オリンピックでは、スノーボード競技が盛り上がりを見せること間違いなしです。競技の日程や放送予定をしっかりと把握し、観戦の準備を整えましょう。

ミラノ2026 スノーボード競技スケジュール(現地時間 & 日本時間)

以下は、2026年ミラノ・コルチナ冬季オリンピックで行われるスノーボード競技の日程を、現地時間と日本時間でまとめたものです。各競技のスケジュールをチェックし、見逃さないようにしましょう。

日付(現地)種目時間(現地)日付(日本)時間(日本)
2月5日(木)男子ビッグエア予選19:302月6日(金)03:30
2月7日(土)男子ビッグエア決勝19:302月8日(日)03:30
2月8日(日)男女パラレルGS 予選・決勝09:002月8日(日)17:00
2月8日(日)女子ビッグエア予選19:302月9日(月)03:30
2月9日(月)女子ビッグエア決勝19:302月10日(火)03:30
2月11日(水)女子ハーフパイプ予選10:302月11日(水)18:30
2月11日(水)男子ハーフパイプ予選19:302月12日(木)03:30
2月12日(木)男子SBX 予選・決勝13:452月12日(木)21:45
2月12日(木)女子ハーフパイプ決勝19:302月13日(金)03:30
2月13日(金)女子SBX 予選・決勝10:002月13日(金)18:00
2月13日(金)男子ハーフパイプ決勝19:302月14日(土)03:30
2月15日(日)混合チームSBX 予選・決勝13:452月15日(日)21:45
2月16日(月)男女スロープスタイル予選10:302月16日(月)18:30
2月17日(火)女子スロープスタイル決勝13:002月17日(火)21:00
2月18日(水)男子スロープスタイル決勝12:302月18日(水)20:30

※上記の時刻は予想であり、変更される場合がありますので、最新の情報をチェックしてください。

▶ 以下、スノーボード観戦チケット販売ページ
Milano Cortina 2026 – Snowboard Hospitality Packages

放送・配信情報(NHK・民放・ストリーミング最新まとめ)

日本国内の放送・配信予定

  • NHK:
    • 地上波(総合テレビ)およびBS1で主要競技を放送予定。
    • 「NHKプラス」にて同時配信および一部競技の見逃し配信を提供予定。
  • 民放各局(日本テレビ、TBS、フジテレビ、テレビ朝日、テレビ東京):
    • 地上波およびBSでの放送を予定。
    • 「TVer」を通じて、ハイライトやメダルシーンの無料配信を提供予定。
  • ストリーミングサービス:
    • 「WOWOWオンデマンド」や「Paravi」などの有料サービスで、全競技のライブ配信および見逃し配信を予定。
    • 「JOC公式YouTubeチャンネル」では、開会式・閉会式や舞台裏ドキュメントなどのコンテンツを配信予定。

海外の放送・配信予定

  • アメリカ(NBC):
    • 地上波ネットワークで、フィギュアスケート、フリースタイルスキー、スノーボード、スピードスケートなどの人気競技を毎日少なくとも5時間放送予定。
    • 「Peacock」にて、全116のメダルイベントを含むすべての競技をライブ配信予定。

日本代表候補&注目選手紹介

2026年ミラノ・コルチナ冬季オリンピックに向けて、日本のスノーボード界では注目選手たちがしっかりと準備を進めています。世界の舞台で活躍する実力派選手に加えて、次世代を担う若手選手たちも着実に成長しており、今後の競技が楽しみです。ここでは、日本代表候補となる有力選手や注目の若手選手、そして海外のスター選手も合わせてご紹介します。

平野歩夢

オリンピック3大会連続メダリストである平野歩夢は、スノーボード界のスターとして、日本だけでなく世界中で知られる存在です。2014年のソチ・オリンピックでは、わずか15歳で銀メダルを獲得し、冬季五輪における日本人最年少メダリストとなりました。

その後も進化を続け、2018年の平昌オリンピックでは再び銀メダルを獲得。そして2022年の北京オリンピックでは悲願の金メダルを手にしました。特にハーフパイプ競技では、独自のスタイルと卓越した技術力を誇り、その実力はまさに世界トップレベルです。

また、平野歩夢はスノーボードだけでなく、スケートボードでも注目を集める“二刀流”のアスリートです。東京オリンピックではスケートボード競技にも出場し、その多彩な才能を発揮しました。スノーボードとスケートボード、二つの競技で世界の舞台に立つ彼の活躍は、今後の大会でも大きな注目を集めることは間違いありません。

村瀬心椛

村瀬心椛は、フリースタイルスノーボード界に若くして衝撃を与え、今ではその中心に立つ存在です。13歳で出場したX Games Norway 2018では、女子選手として世界で初めてダブルコーク1260を成功させ、冬季X Games史上最年少で金メダルを獲得。一夜にしてその名を世界に知らしめました。

その後も着実に実力を伸ばし、2022年の北京オリンピックでは女子ビッグエアで銅メダルを獲得。日本女子スノーボード界における最年少の五輪メダリストとして、再び注目を集めました。高難度トリックの完成度はもちろん、ジブやレールでも精度の高いパフォーマンスを見せ、総合的な実力で世界と渡り合っています。

また彼女は、コンペティターとしての強さに加え、映像作品におけるスタイリッシュな滑りでも高く評価されています。その洗練された表現力と存在感は、競技シーンにとどまらず、グローバルなスノーボードカルチャーにおいても大きな影響を与えています。今後のさらなる飛躍が期待される、日本を代表するトップライダーです。

@Monster Energy Snowboarding

三木つばき

三木つばきは、現在のアルペンスノーボード界で世界トップレベルの実力を誇る日本のエースです。スピードと精密なターン技術を武器に、2025年の世界選手権サンモリッツ大会では、パラレルスラローム(PSL)で見事優勝し、悲願の世界チャンピオンに輝きました。さらに、同大会のパラレル大回転(PGS)でも2位に入り、ダブルメダルという快挙を達成。名実ともに、世界の頂点に立つ存在となりました。

2024-2025シーズンのワールドカップでも圧倒的な安定感を見せ、複数の種目で優勝・表彰台を獲得。特にPGSではポーランド・クリニツァ、スロベニア・ログラなどでの優勝に加え、ブルガリアやスイスでの連続2位など、安定した成績で総合上位をキープし続けています。過酷な日程の中でも高い集中力を保ち続けるその姿勢は、まさに真のプロフェッショナル。

2026年のミラノ・コルティナ五輪では、日本アルペン界の期待を一身に背負い、金メダルを狙う最有力候補の一人です。

海外のスター選手もチェック!

日本勢の活躍が注目される一方で、世界にはオリンピックのメダル争いを繰り広げる実力派がずらり。スノーボード界を代表するスーパースターたちの存在も見逃せません。

オーストラリア代表:スコッティ・ジェームス(Scotty James)

スコッティ・ジェームスは、勝利に貪欲な不屈の“キング・オブ・ハーフパイプ”として、長年にわたり世界のトップシーンをけん引してきました。3歳でスノーボードを始め、15歳でオリンピックに初出場。その後もFISワールドカップやX Games、世界選手権などで数々のタイトルを獲得しています。

彼の滑りは、圧倒的な高さとスタイル、そして驚異的な安定感が魅力です。2019年には世界選手権連覇を達成し、2022年北京オリンピックでは銀メダル、2018年平昌大会では銅メダルを獲得しました。

ケガを抱えながらも大会に挑み続ける姿勢や勝利への執念は、多くのファンを魅了しています。現在のハーフパイプシーンでは、日本の精鋭ライダーたちが台頭していますが、その中で唯一対抗でき、なおかつ金メダルを狙える実力を持つ存在がスコッティ・ジェームスです。

競技力だけでなく、スタイルや表現力にもこだわる彼の滑りは、スノーボードというカルチャー全体に影響を与え続けています。

@Brett Hemmings Red Bull Content Pool

アメリカ代表:クロエ・キム(Chloe Kim)

クロエ・キムは、女子ハーフパイプの歴史を塗り替えてきたスノーボード界のアイコン的存在です。17歳で出場した2018年の平昌オリンピックでは、圧巻の滑りで金メダルを獲得。アメリカ女子スノーボード界最年少のオリンピック金メダリストとして、その名を世界に刻みました。

その後も実力を伸ばし続け、2022年の北京オリンピックでも金メダルを連覇。誰もが認める「絶対女王」として、世界のトップに君臨しています。超高回転のトリックを安定して決める技術力、そして人々を惹きつけるパーソナリティで、競技を超えて広く注目を集めています。

コンペシーンでの圧倒的な強さに加え、ファッションやメディアでも存在感を放ち、スノーボードの魅力を世界中に発信し続けています。圧倒的な完成度とオーラを兼ね備えた、まさに世界最強のスノーボーダーのひとりです。

ニュージーランド代表:ゾーイ・サドウスキー・シノット(Zoi Sadowski-Synnott)

ゾーイ・サドウスキー・シノットは、スロープスタイル/ビッグエアの二刀流スペシャリスト。世界最高峰の舞台で次々と結果を残し、スノーボード界を代表する存在へと上り詰めました。

彼女の名が一気に広まったのは、2018年の平昌オリンピック。16歳で出場したビッグエアで銅メダルを獲得し、ニュージーランドの冬季五輪史上初のメダリストとなりました。そして2022年の北京オリンピックでは、スロープスタイルで金、ビッグエアで銀という快挙を達成。世界の注目を一身に集めるスターとなりました。

スタイルとパワーを兼ね備えたジャンプ、洗練されたスピントリック、そして冷静な勝負強さ。どの局面でも魅せられる滑りは、観る者すべてを惹きつけます。女子スノーボード界の新時代を牽引する、最注目のライダーです。

@Absolut Park

オーストリア代表:アンナ・ガッサー(Anna Gasser)

スノーボード界のパイオニアとして知られるアンナ・ガッサーは、ビッグエアとスロープスタイルの両種目で輝かしい実績を持つオーストリア代表のトップライダー。エレガントなスタイルと高難度トリックの融合で、女子スノーボードを次の次元へと押し上げた立役者です。

2018年平昌オリンピックでは、女子ビッグエアで初代金メダリストに輝き、2022年北京大会でも同種目を制して史上初の2連覇を達成。キャブトリプルアンダーフリップ1260など、女子選手として初めて数々の難技を成功させてきました。

そして迎える2026年ミラノ・コルチナ大会。ガッサーはこの大会をもって現役を引退することを表明しており、オリンピックの舞台でその華やかなキャリアに幕を下ろすことになります。3大会連続の金メダルという偉業、そして最後のパフォーマンスに世界中の注目が集まっています。

@Sam Strauss / Red Bull Content Pool

日本代表の選考基準と今後の注目大会

2026年ミラノ・コルチナ冬季オリンピックに向けて、日本代表選手の選考は、厳格な基準とスケジュールに基づいて行われます。ここでは、選考基準や代表選手選考に影響を与える重要な大会、日程について紹介します。

1. 代表選手選考基準

ミラノ・コルチナ2026冬季オリンピックのスノーボード競技に出場するには、国内外での成績と国際スキー・スノーボード連盟(FIS)が発表するランキングに基づき、代表選手が決定されます。

  • 資格獲得期間
    オリンピック出場資格は、2024年7月1日から2026年1月18日までの期間におけるFISワールドカップのポイントと、2025年FISスノーボード世界選手権での成績を基にしたランキングで決まります。
  • FISポイントとランキング
    各選手は、ワールドカップや世界選手権で一定の順位を獲得することでFISポイントを獲得し、そのポイントに基づいてランキングされます。ランキング上位の選手が代表選手として選ばれるため、安定した成績が求められます。
  • 選考大会
    国内外でのワールドカップやFIS世界選手権、国内選抜大会が代表選手選考に影響します。

2. 重要な大会と選考に与える影響

代表選手を選出するために重要な大会は以下の通りです:

  • ワールドカップ(W杯)シリーズ
    スノーボードの世界最高峰の大会で、ここでの好成績は直接代表選手選考に繋がります。
  • FIS世界選手権
    この大会での成績も選考に大きな影響を与えます。特に2025年にスイス・サンモリッツで開催される世界選手権が重要です。
  • 国内選考会
    日本国内でのオリンピック選考大会や国内スノーボード選手権も、最終的な代表選考において重要な役割を果たします。
  • アジア大会・カップシリーズ
    アジア大会での成績が代表選考において有利に働くこともあります。

3. 出場選手数と定員

ミラノ・コルチナ2026冬季オリンピックのスノーボード競技には出場制限があり、各国の代表選手数や種目ごとの出場人数は以下の通りです。

混合団体スノーボードクロス
16チームが出場可能で、各国最大3チームが出場できます。

合計選手数
男子119名、女子119名の計238名

各国(NOC)ごとの最大選手数
男女それぞれ13名、合計26名

各種目の最大出場選手数

4. 重要な日程

オリンピック出場資格を決定するための重要な日程は以下の通りです:

  • 2024年7月1日~2026年1月18日:資格獲得期間
  • 2025年3月16日~30日:FISスノーボード世界選手権(スイス・サンモリッツ)
  • 2026年1月19日:オリンピック出場枠の配分リスト発表
  • 2026年1月21日~22日:未使用枠の再配分
  • 2026年1月26日:エントリー締切

これらの日程を踏まえ、選手たちは計画的に大会に臨み、オリンピック出場を目指していきます。

このように、オリンピック代表選手の選考には厳しい基準とスケジュールが設定されています。これからの大会に向けて、選手たちの活躍が非常に重要です。

過去のオリンピックと日本の成績まとめ

日本人スノーボーダーの初のオリンピックメダリストとなったのは、ソチ2014オリンピックからです。
平野歩夢がハーフパイプで銀メダル、平岡卓が銅メダルを獲得しました。さらに、竹内智香はパラレル大回転で銀メダルを獲得しました。

続く平昌2018オリンピックでは、再び平野歩夢が銀メダルに輝き、北京2022オリンピックでは、日本人スノーボーダー初の金メダルを獲得しました。歩夢のラスト1本での大逆転劇は、スノーボーダーはもちろん日本中のオリンピック観戦者を感動させ、日本スノーボード界にとって大きな一石を投じました。

北京2022オリンピックの女子ハーフパイプでは冨田せなが銅メダルを獲得し、また、ビッグエアでは村瀬心椛が銅メダルを獲得しました。

次のミラノ・コルティナ2026オリンピックでは、さらなる日本人選手の活躍が期待されています。

日本のスノーボードは、過去のオリンピックでも数々の素晴らしい成績を残してきました。ここでは、過去のオリンピック大会における日本選手の成績を振り返り、特に印象的なメダリストや名シーンを特集します。また、これまでの成績を通して、日本チームの強みを探っていきます。

歴代メダリスト(日本人)一覧

日本人スノーボーダーは、これまでの冬季オリンピックで数々のメダルを獲得し、世界のスノーボードシーンに強烈なインパクトを与えてきました。以下は、歴代のオリンピックでメダルを手にした日本人選手たちの一覧です。

平野歩夢(2014年ソチ/2018年平昌/2022年北京)

  • 銀メダル(ハーフパイプ・2014年)
  • 銀メダル(ハーフパイプ・2018年)
  • 金メダル(ハーフパイプ・2022年)

史上初めて3大会連続でメダルを獲得した日本人スノーボーダー。2022年の北京大会では、悲願の金メダルを手にし、スノーボード界の頂点に立ちました。

冨田せな(2022年北京)

  • 銅メダル(ハーフパイプ)

女子ハーフパイプで日本人初のメダルを獲得。力強いジャンプと安定感のあるランで銅メダルをつかみ取り、日本女子ハーフパイプの歴史を切り開きました。

平岡卓(2014年ソチ)

  • 銅メダル(ハーフパイプ)

ソチ大会で銅メダルを獲得。日本男子スノーボード界として初めてハーフパイプで複数人が同時に表彰台に上がる快挙を達成しました。

村瀬心椛(2022年北京)

  • 銅メダル(ビッグエア)

当時17歳。女子ビッグエアで銅メダルを獲得し、日本女子スノーボード界最年少メダリストとなりました。

岩渕麗楽(2022年北京)

  • ※メダルなし(ビッグエア4位)

表彰台まであと一歩に迫る4位入賞。最終トリックでの勝負に挑んだ姿は多くのファンの心を打ちました(参考として記載)。

竹内智香(2014年ソチ)

  • 銀メダル(パラレル大回転)

アルパイン種目(パラレル大回転)で銀メダルを獲得。日本スノーボード史上、初の女性メダリストとなりました。

北京オリンピックのメダリスト

男子ビッグエア
🥇 金: スー・イーミン(中国)
🥈 銀: モンス・ロイスランド(ノルウェー)
🥉 銅: マックス・パロット(カナダ)

女子ビッグエア
🥇 金: アンナ・ガッサー(オーストリア)
🥈 銀: ゾーイ・サドウスキー・シノット(ニュージーランド)
🥉 銅: 村瀬心椛(日本)

男子ハーフパイプ
🥇 金: 平野歩夢(日本)
🥈 銀: スコッティ・ジェームズ(オーストラリア)
🥉 銅: ヤン・シェレール(スイス)

女子ハーフパイプ
🥇 金: クロエ・キム(アメリカ)
🥈 銀: クエラルト・カステレット(スペイン)
🥉 銅: 冨田せな(日本)

男子スロープスタイル
🥇 金: マックス・パロット(カナダ)
🥈 銀: スー・イーミン(中国)
🥉 銅: マーク・マクモリス(カナダ)

女子スロープスタイル
🥇 金: ゾイ・サドウスキー・シノット(ニュージーランド)
🥈 銀: ジュリア・マリーノ(アメリカ)
🥉 銅: テス・コーディ(オーストラリア)

男子パラレルジャイアントスラローム
🥇 金: ベンジャミン・カール(オーストリア)
🥈 銀: ティム・マスタク(スロベニア)
🥉 銅: ヴィック・ワイルド(ロシア・オリンピック委員会)

女子パラレルジャイアントスラローム
🥇 金: エスター・レデツカ(チェコ)
🥈 銀: ダニエラ・ウルビング(オーストリア)
🥉 銅: グロリア・コトニック(スロベニア)

男子スノーボードクロス
🥇 金: アレッサンドロ・ハンメル(オーストリア)
🥈 銀: エリオット・グロンディン(カナダ)
🥉 銅: オマール・ヴィジンティン(イタリア)

女子スノーボードクロス
🥇 金: リンゼイ・ジェイコブエリス(アメリカ)
🥈 銀: クロエ・トレシュポッシュ(フランス)
🥉 銅: メリエタ・オディン(カナダ)

ミックスチームクロス
🥇 金: アメリカ
🥈 銀: イタリア
🥉 銅: カナダ

記憶に残る名シーン特集

オリンピックでの日本選手の活躍は、数多くの名シーンを生み出しました。ここでは、観客に強い印象を残した、特に記憶に残るシーンを振り返ります。

平野歩夢、悲願の金メダル。そしてショーン・ホワイト、最後の滑走(2022年 北京/男子ハーフパイプ)

2022年の北京オリンピック男子ハーフパイプ決勝は、まさに歴史が交差する舞台となりました。
3本目、スコッティ・ジェームスが高得点を出し勝利が見えかけた直後、平野歩夢が人類未踏のトリック「トリプルコーク1440」を含むルーティンで逆転金メダル。銀2つを経てついにたどり着いた悲願の頂点でした。

同じ大会で、レジェンド・ショーン・ホワイトは最後のオリンピックを滑走。彼の引退ランには、会場から大きな拍手と敬意が送られました。
“新旧王者”が交錯したこの一日こそ、スノーボード史に残る名シーンのひとつです。

ショーン・ホワイトの逆転金メダル(2018年 平昌/男子ハーフパイプ)

アメリカのレジェンド、ショーン・ホワイトが最終ランで完璧な滑りを見せ、劇的な逆転優勝。ダブルマックツイスト1260などを含む圧巻のルーティンで、3つ目の五輪金メダルを獲得しました。

ゾーイ・サドウスキー・シノット、歴史を変える金(2022年 北京/女子スロープスタイル)

ニュージーランドにとって冬季五輪初の金メダルをもたらしたのが、ゾーイ・サドウスキー・シノットの完璧なラン。トリプルアンダーフリップなど高難度トリックを次々と決め、女子スロープスタイルのレベルを引き上げた瞬間でした。

村瀬心椛、史上最年少のメダル(2022年 北京/女子ビッグエア)

当時17歳の村瀬心椛が日本女子スノーボード史上初のオリンピックメダルをビッグエアで獲得。ダブルコーク1260や1080といった高難度トリックを成功させ、その堂々たる滑りに多くの人が感動しました。

成績から見る日本チームの強み

日本スノーボードチームは、過去のオリンピックや国際大会で数々のメダルを獲得してきました。その安定した強さの背景には、技術力、精神力、そして環境面での優位性があります。ここでは、日本チームの強みを3つの視点から紹介します。

技術力の高さと精度

日本のスノーボード選手たちは、世界屈指のトリック精度と技術力を持っています。
特にハーフパイプでは、平野歩夢選手が4回転技(トリプルコーク1440)を成功させるなど、世界最高レベルのトリックを高確率で決める実力を見せています。

また、ビッグエアにおいても村瀬心椛選手、岩渕麗楽選手らが高難度スピン×グラブを完璧に決めるなど、完成度の高いジャンプを武器にしています。

安定したパフォーマンスと精神力

日本選手は、大舞台での安定感にも定評があります。
オリンピックというプレッシャーのかかる場面でも、自分の滑りを貫き通すメンタルの強さが際立っています。

平昌・北京五輪でも、安定した演技で表彰台を勝ち取った選手が多く、これは普段のトレーニングや準備の徹底ぶりを物語っています。

環境面の進化とサポート体制

近年では、国内外に整備されたジャンプ施設やエアマット練習場の存在が、日本チームの成長を大きく後押ししています。
夏場にもオフシーズントレーニングが可能なことで、年間を通じたトリックの研究と反復練習が行えるようになりました。

さらに、コーチング体制やフィジカルサポートも充実しており、技術だけでなく総合的な強化が進んでいます。

これらの要素が組み合わさることで、日本スノーボードチームは世界の頂点を狙える存在として、2026年ミラノ・コルチナ五輪でも活躍が期待されます。

五輪スノーボード競技の歴史

スノーボード競技は、1998年長野オリンピックで初めて正式競技として採用されました。当初はハーフパイプパラレル大回転(いずれも男女)が実施されましたが、その後も時代の流れとともに種目が増え、進化を遂げてきました。

種目追加の流れ:

  • トリノ2006:スノーボードクロス(Snowboard Cross)
  • ソチ2014:スロープスタイル(Slopestyle)
  • 平昌2018:ビッグエア(Big Air)
  • 北京2022:混合チームスノーボードクロス(Mixed Team Snowboard Cross)

この競技の象徴的存在として語られるのが、アメリカのショーン・ホワイトです。彼はトリノ2006、バンクーバー2010、平昌2018の男子ハーフパイプで金メダルを獲得し、同一種目で3度の金メダルを獲得した唯一の男子選手として名を刻みました。

その後の北京2022大会にも出場し、4つ目のメダルを目指しましたが、惜しくも4位に終わりました。この大会をもって、彼は競技者としてのキャリアに幕を下ろしています。

オリンピック・スノーボード競技に関するFAQ(よくある質問)

スノーボード競技をより楽しむために、オリンピック観戦に役立つ基本情報をQ&A形式でまとめました。初めての方もリピーターの方も、ぜひ参考にしてください。

Q1. どこで見られる?放送予定は?

A.
2026年ミラノ・コルチナ冬季オリンピックのスノーボード競技は、日本国内では以下のメディアを通じて視聴可能です:

  • NHK:注目の競技や日本代表の出場種目を中心に、生中継やダイジェストを放送予定。特集番組も組まれる見込みです。
  • 民放(TBS、テレビ朝日、フジテレビなど):日本選手に焦点を当てた競技を放送する予定。
  • ストリーミング(Amazon Prime Video、YouTubeなど):インターネットでもリアルタイムで観戦が可能になる予定です。スマホやPCでも気軽に楽しめます。

放送スケジュールは大会が近づくにつれて発表されるので、公式サイトやSNSで最新情報をチェックしましょう。

Q2. ビッグエアとスロープスタイルの違いは?

A.
どちらも「トリックの美しさ・難易度」を競う競技ですが、スタイルに違いがあります。

  • ビッグエア:巨大なジャンプ台で、1回のジャンプで1つの大技を披露。技の完成度、スタイル、難易度、着地の安定感が評価されます。
  • スロープスタイル:複数のキッカー(ジャンプ台)やレールが配置されたコースを滑走し、連続して様々なトリックを決めます。構成力や流れ、バリエーションも重視されます。

→ 簡単に言うと、ビッグエアは「一発勝負」、スロープスタイルは「流れとコンビネーション」が鍵です。

Q3. 同じ選手が複数の種目に出場することはあるの?

A.
はい、あります。スロープスタイルとビッグエアはルール上、同じ選手が両方の種目に出場することが求められます。したがって、スロープスタイルに出場する選手は全員、ビッグエアにも出場します。過去には、スノーボードクロスとハーフパイプの両方で活躍したリンゼイ・ジャコベリス(アメリカ)のように、複数の種目に挑戦した選手もいましたが、スロープスタイルとビッグエアは密接に関連する競技であり、両方をこなす選手が多いです。オーストラリアのバレンティノ・グセリのように、まれにハーフパイプ、スロープスタイル、ビッグエアの3つの種目に出場する選手もいます。

Q4. スノーボード競技の採点方法って?

A.
採点は主に審査員による評価制。競技によって異なりますが、以下のようなポイントが加味されます:

  • トリックの難易度
  • ジャンプの高さや完成度
  • 着地の安定性
  • ラン全体の流れや創造性
  • スタイル(個性)や独創性

複数の審査員が100点満点で評価し、最高点と最低点を除いた平均などで最終スコアが決まります。

Q5. どの競技が一番人気?

A.
世界的に人気なのはハーフパイプとビッグエアです。特にハーフパイプは、ショーン・ホワイト(注:すでに引退)や平野歩夢の活躍でその知名度が高く、ジャンプの高さやダイナミックな演技で観客を魅了しています。

一方、スロープスタイルは多彩なトリックや構成の自由度から、近年では競技者にもファンにも人気が急上昇しています。

スノーボードクロスは、誰が見ても順位がわかりやすく、最後にどんでん返しがあったりして、オリンピックのたびに「おもしろい!」と言われる競技です。

Q6. 現地で観戦するには?

A.
現地観戦にはチケット購入が必要です。五輪公式サイトで販売が行われますが、人気種目は早めに売り切れる傾向があります。観戦エリアは屋外が中心となるため、防寒対策も万全にして臨みましょう。

Q7. スノーボード競技は男子と女子でどう違う?

A.
基本的なルールや採点方法は同じですが、技の難易度やスタイルの傾向に違いがあります。男子の方がトリックの回転数が高くなる傾向にありますが、女子も近年は1440(4回転)など高度な技を決める選手が増加中。競技レベルの差は年々縮まってきています。

さらに質問があれば、気軽にコメントやメッセージでお寄せください!
最新情報や選手紹介も随時更新していきます。

e-mail: [email protected]

まとめ|2026年の冬はミラノ・コルチナで熱いスノーボードを!

2026年の冬季オリンピックは、イタリアのミラノコルティナ・ダンペッツォを舞台に開催される、スノーボードファン必見の大会です。スノーボード競技は、リビーニョに設けられた壮大なスノーパークを中心に行われ、世界トップクラスのライダーたちによる熱戦が繰り広げられることが予想されます。

日本からは、平野歩夢選手や岩渕麗楽選手をはじめとする有力選手たちが出場し、メダルを目指して果敢に挑戦します。なかでも、ビッグエアスロープスタイルハーフパイプといった競技では、観る者を圧倒するパフォーマンスが期待されます。

オリンピックを通じて、日本代表選手たちの成長と活躍を応援しつつ、海外のスター選手たちとの手に汗握る戦いにも注目していきましょう。スノーボード競技の魅力を存分に堪能し、2026年の冬を熱く楽しんでください。

ミラノ・コルチナ五輪のスノーボード競技は、きっとあなたの記憶に残る瞬間を届けてくれるはずです。冬の楽しみが詰まったこの大会、見逃せません!

DMK編集部予想!日本人メダリストの数

1998年の長野五輪から始まったスノーボード競技。
当時、日本人選手がメダルを獲得する姿はまだ想像しづらかったものの、今や日本はスノーボード大国として世界に名を轟かせています。特にハーフパイプやビッグエアのワールドカップでは、日本人選手が常に表彰台に上がる活躍を見せています。

そこで、DMK編集部は2026年ミラノ・コルチナ冬季オリンピックでの日本人メダリスト数を大胆予想!

予想メダル数

  • ハーフパイプ
    男子:3個(メダル独占!)
    女子:2個
  • ビッグエア
    男子:1個
    女子:2個
  • スロープスタイル
    男子:1個
    女子:1個
  • アルペン競技(女子):1個

合計:11個

この予想がどれだけ的中するのか、ぜひ注目してください!

参考記事リンク:
Snowboard: How to qualify for the Milano Cortina 2026 Olympic Winter Games 
https://olympics.com/en/news/snowboard-how-to-qualify-milano-cortina-2026-winter-olympic-games

オリンピック・スノーボードの競技日程・実施種目・日本代表出場枠/ミラノ・コルティナ2026
https://www.olympics.com/ja/news/milano-cortina-2026-snowboard-schedule-events

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