スノーリーグ中国大会 平野歩夢が予選トップ通過で決勝トーナメントへ

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スノーボード・ハーフパイプの国際大会「ザ・スノーリーグ(The Snow League)」中国大会(張家口・密苑)が4日に行われ、男子では北京五輪金メダリストの平野歩夢が96.00点をマークし、全体トップで5日の決勝トーナメント進出を決めた。

今季はミラノ・コルティナ五輪に向けて重要なシーズン。2大会連続で金メダルを獲得している歩夢は、このシーズンを“己との戦い”と位置づけている。久しぶりのハーフパイプの舞台となった今大会でも、その言葉どおり、1本目からハイエアーを連発し、世界トップレベルの存在感を示して87点をマークした。

さらに2本目では、歩夢にとって新技となるスイッチBS900から入り、そこからCABダブルコーク1440、FS900、BSダブルコーク1260を繋げて、最後はFSトリプルコーク1440でフィニッシュ!安定した高さとトリックの完成度で96ポイントを獲得し、この日の出場選手の中で最高得点となった。

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同組にはメダル候補のスイス代表ヤン・シエラーもいたが、怪我明けの影響か本来の精細さを欠き、予選落ちとなった。

本大会は米国のレジェンド、ショーン・ホワイト氏が新設したプロリーグの第1シーズン第2戦目。男子では、3月の第1戦を制した戸塚優斗をはじめ、平野流佳、山田琉聖、重野秀一郎選手も決勝トーナメントへ進み、日本チームの強さを発揮したが、平野海祝は予選敗退。

女子では、小野光希、冨田せな選手、工藤璃星が決勝に駒を進めてた。
一方で、冨田るきと、子の3月世界選手権2位・清水さら選手は、右肩のけがのため今大会を棄権。

決勝トーナメントは5日に行われ、世界トップ選手たちが新シーズン最初の大舞台で激しい戦いを繰り広げることになる。
W杯とは異なり、1対1のトーナメント形式で行われるため、選手は過酷な本数を飛ぶことになるが、そのぶんエキサイティングな展開が期待され、観客を強く意識した大会になりそうだ。

【The Snow League とは】
2024年6月に発足した、スノーボードとフリースキーに特化した初のプロ・ウィンタースポーツリーグ。
設立者は、オリンピック金メダル3度のショーン・ホワイト。
シーズン1は、世界4大会で構成され、賞金総額は160万ドル(約2億3,000万円)。選手たちは各大会でポイントを獲得し、シーズン総合王者を競います。
開幕戦は米コロラド州アスペン・スノーマス(2025年3月)、第2戦は北京五輪会場でもある中国・雲頂スキー場(2025年12月)で開催。第3戦は再びアスペン(2026年2月)、最終戦はスイス・ラークス(2026年3月)で行われ、初代Snow League世界チャンピオンが決定します。
メディア権や商業パートナー戦略はRange Sportsが担当。

The Snow League公式サイト
https://thesnowleague.com/

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