W杯ビッグエア2戦目で岩渕麗楽が優勝!

ワールドカップ2戦目、アメリカのコロラド州スティームボードで開催されたビッグエア大会で嬉しいニュースが入った!
前回の村瀬心椛に続き、日本勢の岩渕麗楽が今季、初優勝を飾った!前回、優勝した村瀬は7位だった。

男子の方では、決勝に荻原大翔と大塚健が入り、表彰台の期待が高まったが残念ながら願い届かず。荻原が7位、大塚9位だった。
優勝は、中国のスー・イーミン(苏翊鸣)17歳がバックサイド・トリプルコーク1800、さらにフロントサイド1800という誰も成し遂げなかったスーパー難易度高いトリックを決めて、歴史的な勝利を収めた。

優勝した岩渕は、予選で1位通過だったため、決勝では最後の滑走となったが1本目から見事にフロントサイド・ダブルコーク1080を決め、87.25点でいきなりトップに立った。
2本目は失敗ランに終わるもラストの3本目では、女子では最も難易度が高いトリックの1つと言われているバックサイド1260を狙い、これが見事に決まってクリーンメイク!己の持つ力を思う存分発揮した攻めの姿勢で、今季の初優勝を飾った!

ちなみにこの岩渕が最後に放ったバックサイド1260は、この日、女子の最高トリック賞にも輝き、嬉しいボーナス金2500ドルも手にすることになった。

女子の2位は、アンナ・ガッサーが入った。アンナは前大会も2位で、2戦連続の表彰台となり好調をキープ!
そして、3位には、ドイツのアニカ・モーガンが入り、今季、嬉しい初の表彰台に立った。

日本女子で期待のエース、鬼塚雅は予選12位でフィニッシュし、決勝進出ならず。実力的には十分メダルが届くだけに、ひじょうに残念な結果となった。しかし、ライバルの一人であるジェイミー・アンダーソンも、今季はW杯に一度も出場していない。北京に向かって、私たちには見えない駆け引きも始まっているわけで、これからの鬼塚選手の活躍に注目していきたい。

W杯アメリカ(スティームボード)大会 女子ビッグエア結果
1位 岩渕麗楽 (日本)
2位 アンナ・ガッサー(オーストリア)
3位 アニカ・モーガン(ドイツ)

7位 村瀬心椛
12位 鬼塚雅
14位 芳家里菜

女子結果詳細
https://medias1.fis-ski.com/pdf/2022/SB/6094/2022SB6094RLF.pdf

中国の「新」回転王子!スー・イーミンが歴史的な勝利!

そして、なんと言っても驚くべきは、ノーマックだった中国の選手、 スー・イーミン(苏翊鸣)。
予選1位の好調をそのまま2日後の決勝でもキープし、圧巻の1800回転!彼は幼少の頃から天才スノーボーダーと言われていたようだが、世界的に見ればまだ無名の選手で、この北京オリンピックのシーズンで突然、台頭して来た選手。これまで女子ハーフパイプでは好結果を残して来た中国勢だが、遂に待望のスロープスターが誕生したと言っていいだろう。

バックサイド・トリプルコーク1800も驚くべきことだけど、さらにヒールで踏み込むため回転数を出すのが難しいフロントサイドで1800 って、あり得ない!
本人にとっては、もちろん初優勝で、中国人選手として初のビッグエア優勝者となった。 スー・イーミン選手は、この結果があまりも嬉しくて信じられない様子だった。以下、2つ目の動画でも、流暢な英語で喜びのコメントを残している。

ちょうど5日ほど前には、ボーダーズチャンネルで、「やがて世界トップをとるであろう男の子」という動画があり、佐藤ヤス氏はスー・イーミンの爆発を予告しているので、その興味深い動画も紹介していこう。

映像を見た感じ、謙虚な好青年の印象。北京に向かって日本勢としては、超強力なライバルが台頭して来たと言っていいだろう。果たして、この「新」回転王子を倒せる選手は、地球上に現れるのであろうか!?

男子2位には、オーストリアの実力者、クレメンツ・ミューラー、そして3位には予選の好調そのままにモンズ・ロイズモンド(ノルウェー)が入った。

そして、なんと言っても残念だったのは、予選では2位で通過した荻原大翔(16歳)だろう。2本目にバックサイド・クワッドコーク1800を決めて表彰台に近づいたが、3本目に狙ったスイッチ・バックサイド1620が失敗し、7位という結果に終わってしまった。しかし、おそらく今大会でも最年少という若さながら、予選2位は素晴らしい結果!この後の大会の楽しみを十分に与えてくれたと言っていいだろう。北京大会が近くなる中、さらに競争が激化しているところ、日本男子選手はなかなか表彰台に立つのが難しい現状となっている。しかし、「大翔ならやってくれる!」。そんな可能性を与えてくれたW杯2戦目となった。

また、予選4位で通過した大塚健は1本目にキャブ・トリプルコーク1620を決めるも、2本目に狙ったフロントサイド・クワッドコーク1800が決まらず。そのまま3本目も失敗し、万事休す。しかし、この熱い戦いを繰り広げる男子ビッグエア戦線で、予選4位突破は今後の期待を抱かせるには十分な可能性を発揮したと言えよう。

W杯スイス大会 男子ビッグエア結果
1位 スー・イーミン 苏翊鸣 (中国)
2位 クレメンツ・ミューラー (オーストリア)
3位 モンズ・ロイズモンド(ノルウェー)

7位 荻原大翔
9位 大塚健
12位 飛田流輝
15位 國武大晃
47位 濵田海人
49位 木俣椋真

男子結果詳細
https://medias4.fis-ski.com/pdf/2022/SB/6095/2022SB6095RLF.pdf


FIS Snowboard
https://www.fis-ski.com/en/snowboard/park-and-pipe

Snowboarding Guide BEIJING 2022 OLYMPICS / BIG AIR
https://dmksnowboard.com/beijing2022bigair-english-air/