平昌オリンピック スノーボード完全観戦ガイド【スノーボードクロス編】。
日程、競技説明、主要選手、五輪メダル予想まとめ。
これまでのオリンピックでは、一度もメダルを獲得したことがない種目。
日本女子エースの藤森由香は前人未到の3回オリンピックに参加したが、今回はスロープスタイルに転身して出場。
今回の平昌では、桃野慎也の出場に期待が掛かったが、残念ながら五輪選考の結果を残すことができなかった。
日本人選手の出場がなくて残念だが、一般的に見ててもっともおもしろいスノーボード種目ともと言われているスノーボードクロス。
ぜひ、このガイドを参考に、オリンピック観戦を楽しもう!!
ご協力:Snowboard-X Book クロスブック
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目次
韓国 平昌オリンピック スノーボードクロス 開催日程
男子予選 2月15日(木) 10:00~11:30
男子決勝 2月15日(木) 12:30~13:50
女子予選 2月16日(金) 10:00~11:00
女子決勝 2月16日(金) 12:15~13:00
競技説明: スノーボードクロス
2006年トリノから採用された種目で、今回の平昌で4回目を迎える。
4人の選手が、同時にスタートして、ジャンプやバンクなどの障害物を滑り、最初にゴールした選手が勝ち。この明確なわかりやすいルールと、スリリングな展開の故、オリンピックになるといつも話題の人気種目となる。
予選はタイムトライアルのため一人で滑走。スタートからゴールまでのスピードを競い、男子ではトップ32位まで、女子ではトップ16位までが決勝に行く。
決勝トーナメントでは、4人同時に滑走。いわゆる多くの方がスノーボードクロス種目をイメージしている迫力ある展開レースとなる。
最後の方まで1位で通過しても最後のジャンプで抜かれるなど、これまでにも数多くのドラマ展開があった。
競技上の性質から接触などが多く、故意の妨害は当然反則となり失格となる。
決勝トーナメントでは、トップ2選手までが勝ち上がれるルール。男子トップ32位から、準々決勝へ進める選手は16人の選手。そして準決勝へ進めるのは8人の選手。最終的に4人の残った選手が、メダルの色を争うことになる。
以上のようなルールなので、1位と2位争いはそれほど激しくならない傾向にあるが、特に2位を死守したい2位、3位争いでは激しいバトルが繰り広げられ、その結果転倒することも。すると、後方の4位の選手が、上位に食い込みトーナメントに勝ち上がるという展開も生まれるわけだ。
スピード競技のため体格が劣る日本人選手には不利な面があるが、日本人選手はテクニックで体格差をカバーし上位を狙って来た歴史がある。
使用するボードは、ハーフパイプやスロープスタイルのフリースタイル・ボードよりも長めだ。
勝つためのスノーボードクロス技術
これが平昌オリンピックのクロスコースだ!
途中、コースが2つに分かれるところは、スキーヤークロス選手が左側へ、スノーボーダーは右側のコースとなる。
何度ものバンクでGに耐えながら、最後はタフな3連ジャンプ。
果たして、この難コースに最初のゴールを切って金メダルに輝くのはどの選手か!
スノーボードクロス世界強豪選手 (男子)
アレックス・プーリン(オーストラリア)Alex Pullin
昨年行われた世界選手権で銀。これまで行われた世界選手権でも2度も金メダルを獲得したミスター・スノーボードクロス。
前シーズンのワールドカップは4度もの優勝し、今季もアルゼンチンで行われたW杯で2度優勝し、さらにイタリアW杯でも優勝している圧倒的な強さを誇る。
今季も世界ランキング1位で、断然金メダル候補。
昨年行われた世界選手権で銀。これまで行われた世界選手権でも2度も金メダルを獲得したミスター・スノーボードクロス。
前シーズンのワールドカップは4度もの優勝し、今季もアルゼンチンで行われたW杯で2度優勝し、さらにイタリアW杯でも優勝している圧倒的な強さを誇る。
ピエール・ボルティエ(フランス)Pierre Vaultier
前回ソチ五輪で金メダル獲得!
2015-16、2016-17と2シーズン続けて世界ランキング1位。今季も2位と好調を保っている。
フランスが誇るイケメン・クロスマシーン!
アレッサンドロ・ヘマレ(オーストリア)Alessandro Haemmerle
23歳、比較的年齢高めの選手が多いクロス界にとっては若手。
2015ウィンターユニバーシアードで銀メダルを獲得。
現在、世界ランキング3位の上昇クロス戦士は、虎視眈々とオリンピック頂点を狙う。
スノーボードクロス世界強豪選手 (女子)
リンゼイ・ジャコベリス(アメリカ)
長年ワールドカップやオリンピックで活躍するクロス選手。
トリノオリンピックでは、優勝を確信して(?)最後のジャンプでグラブトリックを行い転倒、金メダルを失う失態も。
しかし、今ではW杯の決勝でわざとビリからスタートし、優勝してしまうという凄い選手。
今季の世界ランキングは3位。
クロエ ・レスプーシュ(フランス)Chloé Trespeuch
前回のソチで銅メダル。2017年の世界選手権では、銀メダル獲得。
今季は、アルゼンチンのW杯(2戦)で1位と3位、フランス2位、オーストリア5位、イタリアで5位、トルコで2位、と確実にトップに立ち続ける選手。
世界ランキングは1位だ!オリンピックでは確実にメダル圏内。
エバ ・サムコバ(チェコ)
前回のソチ五輪では、ゲン担ぎでひげのペインティングでレースを盛り上げた。その甲斐あって見事に金メダル!
近年も高い実力をキープしながら、X Gamesで銀メダルなど好調をキープ。
今季は、世界ランキング7位ながら、持ち前の実力でメダルを狙う存在だ。
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