50周年を迎えたマウントハット40mmの降雨によりクローズへ

画像、Mt HuttのWebCamから
広告 five  

マウントハットが、イエロー信号を発した。
この2日間で40mmの降雨があり、ベースエリアの雪が少ないエリアで打撃を受け、リフトを運行できないと伝えたのだ。サウスピークにはしっかりと雪で覆われているので、そのへんは問題ないと思われるが、何しろリフトが掛かっているベースのエリアに雪がないのでクローズせざる得ない状況のようだ。気温も高くて、降雪機を使えない状況だろう。

マウントハット側は、ホームページやSNSで、この悲しいニュースを伝えると、早速多くのファンからは温かいコメントが寄せられた。

「素晴らしいコミュニケーションです。ふわっとした言い訳がなく、ストレートに良い。これからもよろしくお願いします。そして、雪が降ることを祈っています」
「雪が降りますように!雪が降りますように!❄️ 🤞🤞」
「ハットチームの皆さんへ。また会いましょう!」

広告

記者が住むカナダのウィスラーでは、こうしたマイナス状況を正しく伝えた時、SNSの投稿は荒れ模様になることがある。「高いお金を払っているのに。金返せ!」とか「もう2度とお前のところのシーズンパスを買わない」など。しかし、マウントハットの公式のSNSを拝見すると、みなさん比較的に冷静というか、「仕方ないよ。正直に伝えてくれて、ありがとう!頑張って!!」というような温かな励ましのメッセージが多い。

ウィスラーの場合、北米を中心に世界からスキー客を迎え入れるので、お国柄によって違う感じも。ニュージーランドの方は、やさしい方が多いね。カナダ人もやさしい方が多いけど…、お隣のアメリカ人からのクレームが多いのかな!?

さて、肝心のハット側からのリリースの内容は、以下のような内容だ。

「この2日間で40mmの降雨があり、比較的薄い積雪が大きな打撃を受けています。この雨の後、気温が上昇し、特に標高の低いところでは、雪製造システムの効果が著しく低下しています。
現在、ベースエリアではリフトを運行するのに十分な積雪がないため、状況が改善されるまでクローズする必要があります。短期的な(より正確な)予報では、今週末まではあまり気温が下がらず、長期的な予報も特に期待できないようです。湿球温度が雪製造のための基準値に達し次第、オンライン化する予定です。最近行ったアップグレードを考えると、ほんの数日で状況が変わる可能性もありますので、ご安心ください。
このようなニュースは、誰もが聞きたくないと思うでしょう。ご予約に関するご質問は、[email protected]、または033085074までお願いいたします。
営業時間は月~金の午前9時~午後4時です」

ニュージーランドのシーズンのピークは、通常は8月なので、これから良いシーズンになることを願うばかりだ。
ちなみにこうしたニュースを聞くと、「ニュージーの雪が良くない」みたいなイメージを抱くかもしれないが、カードローナなどのSNSを見ると、ひじょうに良いコンディションのようなので、現在までのところ問題は一部エリアだけに留まっている模様。

●関連おすすめ記事
2023年ニュージーランド最新スキー場情報
https://dmksnowboard.com/snowbording-in-newzaealan/


広告