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スイスのクールで行われた今季のスノーボードW杯開幕戦、種目はビッグエアで男子では、荻原大翔(18)が初優勝!!!
女子の方でも村瀬心椛が優勝した。日本勢の男女共にVは、昨シーズンの大塚健&岩渕麗楽のW優勝に続き2シーズン連続。日本チームにとって縁起の良いコンペティションは今年も健在!
しかし、それだけではない。男子では木村葵来が2位、大塚健が3位に入り表彰台を独占に成功。
女子の方でも岩渕麗羅が2位に入り大活躍ぶりで、2年連続の表彰台。3位はイギリスのミア・ブルックスだった。
表彰台は、ほぼ日本勢独占で開幕戦からジャパン旋風が巻き起こった。

(今年も日本チームは見事に男女W制覇に成功!荻原大翔、村瀬心椛が嬉しい開幕戦勝利となった。@FIS Snowboarding)

予選1位で通過した荻原大翔は、決勝でも絶好調。
しかし、予選の数時間後には天候が変わり、決勝では雨と気温の低下が選手たちを迎え、難しいコンディションの中、夜の競技がどうなるかは誰にも予想がつかないものとなった。そんな中、決勝戦が行われ結果的には、女子7名、男子10名が決勝に進出し素晴らしいジャンプを披露した。

ファイナルで大翔は、1本目にバックサイド・トリプルコーク1620メランコリーを決めて84.25ポイント。
さらに2本目には大技のキャブ1620ウェドル・グラブを決めて87.25ポイントという高得点で他を突き放しに成功!
そのまま3本目のスコアには関係なく、優勝を決めて喜びを爆発させた。(※3本中ベスト2本採用)

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ポテンシャルの高さは誰もが認めるのは、関係者一同誰もが思っていたが、なかなかW杯という舞台で結果が出ていなかった大翔。しかし、今季は初っ端からビクトリー!遂に開花したタレントの今季の戦いぶりが楽しみだ。狙いはXゲームに出場し活躍すること。そしてその先の2026年ミラノ・コルティナダンペッツォオリンピックだ。

木村葵来(19)は、1本目はスイッチ・フロントサイド1620、2本目はスイッチ・バックサイド1620のウェドルをメイク。6月にインタビューした時には「僕の出る大会は全て優勝します」と言っていたが、ほぼ公約通り見事に2位に輝いた。(※以下インスタの2枚目で動画がチェックできます)

3位は、終始安定したハイスコアを出した大塚健(22)。ワールドカップを何度も体験して来た若きベテランが貫録の3位入りを決めた。

なお、この日、男子ファイナルで最も高得点を出したには中国の杨文龙 Yang Wenlong(24)だ。彼はすでに大会ではないがバックサイド1980を決めたことがある実力者で、2本目にバックサイド1800ジャパングラブを成功させて、94.50点をマーク。もし3本目のフロントサイド1440が決まっていれば、相当順位を上げて来て、日本勢の表彰台独占を挟んだ可能性が高い。今後のW杯で日本チームにとって驚異的な存在だ。

男子ファイナル出場者のトリック名とスコア

ResultsNameNSARUN1 Trick / ScoreRUN2 Trick / ScoreRUN3 Trick / ScoreTotal
1OGIWARA HirotoJPNx-b-16-Me / 84.25Cab-16-Wed / 87.25b-C-3 / 35.00171.50
2KIMURA KiraJPNx-f-16-I / 82.50x-b-12-Wed / 60.00x-b-16-Wed / 85.50168.00
3OTSUKA TakeruJPNb-14-Me / 72.50x-b-16-Me / 84.25b-16-Mel / 83.25167.50
4LAFRAMBOISE NicolasCANf-T-14-Wed / 77.25b-T-16-Wed / 13.25b-16-Wed / 78.75156.00
5FITZSIMONS SeanUSAf-T-14-Wed / 76.00b-T-14-Wed / 69.75b-16-Wed / 17.75145.75
6YANG WenlongCHNb-18-J / 29.50b-18-J / 94.50f-14-Tg 1 / 18.75113.25
7GUSELI ValentinoAUSb-16-Ddr / 41.75b-16-Ddr / 82.75x-b-16-Wed / 26.50109.25
8KIMATA RyomaJPNb-16-Me / 22.75b-16-Me / 79.75x-b-16-Me / 24.25104.00
9LIVIERO NicolaITAb-16-Me / 20.50b-16-Me / 11.50D-fF / 22.2542.75
10KUNITAKE HiroakiJPNb-18-Me / 27.25b-18-Me / 23.75b-18-Me / 22.2527.25


女子で優勝した村瀬心椛は、1本目にバックサイド・ダブルコーク1080ウェドルを踏み込み、2本目こそ失敗したが、最後の勝負を決める3本目にはフロントサイド1080トラックドライバーを決めて179.25ポイントというコンバインスコア(※2本合計スコア)を叩き出し、優勝を決めた。

2位に入った岩渕麗楽は、1本目にバックサイド・ダブルコーク・ウェドルを決め、最後の3本目にはフロントサイド1080メロンを決めて175.50点を叩き出し、ワールドカップ通算14度目の表彰台に立った。

3位に入ったイギリスのミア・ブルックスは1本目のキャブ1080メランコリーでトップに立ったものの、その後のバックサイドトリックが900までに留まり、トップ2に食い込むことができなかった。

女子ファイナル出場者のトリック名とスコア

ResultsNameNSARUN1 Trick / ScoreRUN2 Trick / ScoreRUN3 Trick / ScoreTotal
1MURASE KokomoJPNb-D-10-Wed / 88.00f-10-Tdr / 23.50f-10-Tdr / 91.25179.25
2WABUCHI ReiraJPNb-D-10-Wed / 91.00f-10-Wed / 34.25f-10-Me / 84.50175.50
3BROOKES MiaGBRCab-10-Me / 93.25b-9-I / 76.50b-10-Wed / 22.50169.75
4BLOUIN LaurieCANx-f-D-Uf-9-Wed / 70.25f-D-10-Wed / 89.50x-f-D-Uf-10-Wed / 30.50159.75
5FUKADA MariJPNb-7-Wed / 14.25b-9-Wed / 74.75f-10-Me / 81.25156.00
6ONITSUKA MiyabiJPNf-10-Me / 73.25b-10-Ddr / 72.00b-10-Ddr / 18.75145/25
7BAIRD JasmineCANx-f-D-Uf-9-Wed / 77.50b-10-Wed / 25.00b-10 / 11.25102.50

ワールドカップ ビッグエア1戦目 スイス・クール大会

男子ファイナル結果
1 荻原 大翔
2 木村 葵来
3 大塚 健
8 木俣 椋真
10 國武 大晃
23 宮村 結斗
33 長谷川帝勝

女子ファイナル結果
1 村瀬心椛
2 岩渕麗羅
3 ミア・ブルックス(イギリス)
5 深田茉莉
6 鬼塚 雅

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