【コラム】東京五輪延期ならスケート・スノーでメダル期待の平野歩夢にも影響

文:飯田房貴

最近の新型コロナウイルスに関する報道からは、目が離せませんが、
どうやら、「延期」というのが、かなり濃厚になって来た感が。

選択肢としては、

1)中止
2)延期
3)開催(※その場合、無観客で行うことも)

があり、

その延期の中でも、

1)年内延期
2)来年への延期
3)2年後に延期

があります。

まず、最初の選択肢ですが、ここまで準備しておきながら、「中止」にすることは考えられません。
「東京オリンピックが、新型コロナウイルスで中止」なんて、後世から振り返っても、考え難いことです。

世界の選手や観客を迎えられれない状況での、無観客開催も考え難いでしょう。
オリンピック実行の関係者は、やむなく延期という舵を取るように思います。

延期なら来年開催が本線

それでは、今月頭に橋本五輪相が、伝えたという半年後の開催はどうでしょうか?(以下、BBCニュース参考)
https://www.bbc.com/japanese/51731167

これはひじょうにおもしろいアイデアだと思います。
そもそも熱い最中で、オリンピックのようなスポーツをやるべきではないので。

しかし、そもそもこの五輪の開催時期を辿ると、アメリカのオリンピック放送局でもあるNBCの意向とも言われています。
すでに国際オリンピック委員会に11億ドルもの多額な広告費用を払っていると言われていて、オリンピックの広告収入の大枠を賄っているとか。

オリンピックが、かつてのように涼しい秋に開催されなくなったのは、アメリカのプロスポーツの開催時期の影響があると言われています。具体的にはメジャーリーグのポストシーズンなどと重ねた時期にはしたくなかったから、という意向があるから。

で、ちょうど夏のオリンピック開催予定時期である7月24日から8月9日までが、「何もビッグなスポーツイベントがないよ!」ということで、こんな暑い時期にオリンピックをやらないといけない理由だそうです。
IOCオリンピック委員会は、NBCアメリカ・スポーツ局のコントロール下にあるのです。

だから、年末もいろいろNFLなど盛んだと思うので、この案もないように思うのです。

じゃあ、2年後には?

サッカーのワールドカップ、冬季オリンピックがあります。
そんな時期に、さらに夏のオリンピックをぶつけるのか!?って疑問もありますね。

そこで、来年開催路線がしっくりするのです。
ここが本線であろう、と。

来年に東京五輪開催なら平野歩夢の来季の動きは?

で、スノーボーダーなら気になる夢の横乗り王子、平野歩夢。

説明無用なほど、スーパーヒーローです。
ハーフパイプで2度の銀メダル。US OPEN、X GAMESでの数々の栄光。
しかも、イケメン!
平野が動けば、市場も動く。スノーボード界に生きる者なら、彼の影響力にどれほど助けられたか。

ユニクロなど一般企業からの広告塔にもなっていて、そんな彼の動きが、世間のスノーボードへの関心度を高めてくれています。

さらに、冬季オリンピックだけでなく、スケートで夏の東京オリンピックにも挑戦!というのだから、まさに夢のヒーローです。

だけど、もし東京オリンピックが、1年延期になれば、次の冬季五輪へ向かってスノーボードの環境に大きな影響を与えるのではないでしょうか?

というのも現在、平野選手は東京五輪スケートの挑戦のため、2019-20シーズンでのスノーボード大会には参加しませんでした。だけど、もし東京オリンピックが来年になったら、来季のスノボ・シーズンはどうなるのでしょう?

ちなみに前回の平昌オリンピックでも、2シーズンで仕上げて来た記憶があります。
確か、2018年2月平昌のオリンピック参加に間に合わすために、1シーズンほど大会には出ずに、次のシーズンから参戦し、FISポイントを得てオリンピック本番につなげるというルーティーンだったと記憶しています。

なぜ、そんな記憶があるかと言えば、オリンピックに行くために当時、ナショナルチームの指定選手になっていなかった平野選手は、実費でスイスのサースフェーに行ったという話を思い出したからです。

だけど、結局、そのサースフェー大会には出られなかったのだけど(※その事情はここでお話できません)、そのシーズンからスノーボードの大会に参加するようになり、オリンピックに繋げていったのです。

仮に東京五輪が2021年となり、
2020-21スノボ・シーズンは、スケートに集中するためスノボ大会に出なかったとしましょう。
となると、次のシーズンは21-22ですね。2022年って北京じゃん!

「うわっ、このシーズンでのスノボ参戦はあり得ない!」ということになります。

となると、平野選手が2021東京五輪に挑戦して、2022年北京にも挑戦ということになれば、
来シーズンの2020-21は、ハンパないハードなシーズンになる!!

そう考えると、大丈夫かな?と心配になりますね。

ただでさえ、スノーボードの技術は年々ますますハードなっていて、スロープスタイル&ビッグエアーの選手は、もうかつてよくあった「オリンピックシーズンあとの1、2年はワールドカップお休み」ということはなくなっています。

みなさん知っての通り、男子ではマーク・マクモリス、女子ではジェイミー・アンダーソン、アンナ・ガッサーなど、ワールドカップに参戦しています。
例外としては、ハーフパイプの平野歩夢選手と、大学に行くため休んだクロエ・キムくらいでしょう。

でも、平野選手が休んでいる間に、スコッティー・ジェームス、戸塚優斗などさらに進化した技を見せています。レベルが上がっているので、さっさと戻らないと間に合わないという心配。

北京に挑戦するなら、本来なら今年行われる東京五輪のあとに、スノーボードに向かって走り出していかなくてはなりませんでした。
ですが、この延期されるかも?という現在の状況の中で、平野選手はどんな判断されるのか?
気になります。

横乗り業界の大切な存在。様々な方のサポートもより必要になってくるでしょう。

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