世界選手権スロープスタイル ゾーイ・サドウスキー・シノット3連覇!村瀬心椛が準優勝!岩渕麗楽が3位

@fisparkandpipe
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2026年ミラノ・コルティナダンペッツォオリンピックの出場権も兼ねた重要な戦い!スイス・エンガディン地方サンモリッツで開催されているフリースタイルスキー&スノーボード世界選手権2025。
女子スロープスタイル決勝では、村瀬心椛が準優勝、岩渕麗楽が3位に入り表彰台を獲得。さらに深田茉莉が4位と続いた。決勝に進んでいた鈴木萌々は8位でフィニッシュ。
優勝は、日本勢の表彰台独占を阻んだゾーイ・サドウスキー・シノット(ニュージーランド)。これで世界選手権3連覇の偉業を達成した。

一方の男子では、木俣椋真が9位、長谷川帝勝は13位となった。女子勢が大活躍を見せる中、男子は残念ながら表彰台に届かなかった。
男子優勝は、カナダのリアム・ブリアリーが優勝!

目次

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ゾーイ・サドウスキー・シノットが日本勢の表彰台独占の夢を打ち砕き優勝

1本目まで5位に甘んじていたゾーイ・サドウスキー・シノット(ニュージーランド)は、最終滑走者だった。
このまま良いスコアを残せなければ、日本勢女子による表彰台独占が決まる状況だった。

そんな中、ゾーイはコースに入り、キャブ270ボードスライド270、フロントサイドブラント450ステールフィッシュ、スイッチバックサイド900ウェドル、フロントサイド1080ウェドル、バックサイド1260メラン、キャブアンダーフリップ540インディ、バックサイドブラント270アウトといった高難度のトリックを決め、トップに躍り出て逆転優勝を果たした。

最終走者のゾーイが滑り終えるまで1位のポジションにいた心椛は、ゴールしたゾーイを讃えた。
心椛は1本目にキャブ・ダブルコーク900インディ、フロントサイド1080インディ、バックサイド・ダブルコーク1080ウェドルを繰り出し、迫力あるランを決めた。しかし、この1本目に出したスコア87.02点は、ゾーイの2本目の記録には及ばなかった。
心椛は、2本目ではさらに得点を伸ばすために果敢に攻めたが、転倒してしまい、最終的には1本目のスコアが採用されることに。こうして、ゾーイが優勝を手にした。

ゾーイ・サドウスキー・シノットは、この勝利により、2019年、2021年に続き3度目の世界選手権タイトルを獲得。2023年のバクリアニ大会では銀メダルに終わったが、2年に一度しか開催されない世界選手権で無類の強さを発揮した。

岩渕麗楽は1本目、2本目ともに安定した滑りを見せ、80点台をマーク。見事3位を獲得し、2026年ミラノに向けて弾みをつけた。2本目では83.55点を記録し、キャブ・ダブルアンダーフリップ900ウェドル、バックサイド1080ウェドル、フロントサイド1080ステルマスキーを成功させ、その実力の高さを示した。

スノーボード世界選手権スイス・エンガディン大会 女子スロープスタイル結果

1位 ゾーイ・サドウスキー・シノット(ニュージーランド)
2位 村瀬心椛(日本)
3位 岩渕麗楽(日本)
4位 深田茉莉(日本)
5位 アンナ・ガッサー(オーストリア)
6位 ミア・ブルックス(イギリス)
7位 アニカ・モーガン(ドイツ)
8位 鈴木 萌々(日本)

男子スロープスタイル、カナダのリアム・ブリアリーが優勝

男子スロープスタイルでは、カナダのリアム・ブリアリーが2本目に90.15点を記録し、16人の決勝を制した。
北京2022ビッグエア金メダリストのスー・イーミン(中国)が85.07点で銀メダルを獲得。16歳のオリバー・マーティン(アメリカ)が78.98点で銅メダルを手にした。

リアムは1本目のランを失敗したものの、2本目にキャブ180からのフロントサイドリップスライドプレッツェル270、スイッチバックサイド270ボードスライドアンダーフリップ630ステールフィッシュ、バックサイド1620メロン、スイッチバックサイド1440ウェドル、キャブ1620トリプルウェドル、フロントサイド1080トラックドライバー、50-50フロントサイド270ボードスライドを決め、見事優勝を果たした。

日本勢で決勝に進出した木俣椋真は9位、長谷川帝勝は13位となり、惜しくも表彰台には届かなかった。

他の日本人選手は、荻原大翔が21位、木村葵来が27位、宮村結斗が31位で予選敗退となった。

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