マンスリーアーカイブ 5月 2015
【ウィスラー春レポ】次世代ライダーたちのパーク・セッション!
Story: Fusaki Iida
ナショナルチームのスロープスタイル強化指定選手は、現在9名いるが、その内3人が現在ウィスラーにいる。
宮澤悠太朗(高2)、脇田朋碁(中3)、脇田壮希(高1)。
この次世代ライダーたちを日本から引き連れて来たのは、Westbeachアップカマーの岡 慶治郎だ。
慶治郎は、暴れん坊の面倒見役と言ったところか。
しかし、朋碁は残念ながら鎖骨を痛めてしまったために山に上がれず。しかし同世代の平岡敬太朗(高1)が合流。
2日間ぶりに青空が広がったウィスラーで、本日、パーク・セッションを行った。
(ゴンドラの中で記念撮影。みんなこの時期でも滑ることができる環境を求めてウィスラーにやって来た。)
まず勢い良くキッカーから飛び出して来たのは、悠太朗。
その後は、壮希、敬太朗、そして慶治郎で続いた。
この時点ですでにエンジン全開な感じは、悠太朗。このキッカー・サイズならお試し的なストレート・エアーは省く、というような勢い。
悠太朗は、シーズン中はスクローバー・クルーとも撮影する実力者で、その滑りは豪快。ひじょうに画になるライダーだ。
今日、パーク・セッションしたところは、キッカーが2連並ぶところ。撮影したのは、主に最初のキッカーだけど、ライダーからすると2連を流せるので、良いスロープスタイルの練習になったようだ。
サイズ的には、ミディアムよりちょっと大きめ。なかなか高さや豪快さを出し難いサイズだと思うが、次世代ライダーたちと慶治郎には問題なく、キッカーを抜けるとスコーンと高く舞い上がっていた。
(見事なフロントサイド360を決めた平岡敬太朗。)
今日、彼らがやっていたトリックは、こんな感じだ。
岡 慶治郎:バックサイド360コーク、フロントサイド720、バックサイド720、キャブ540
宮澤悠太朗:フロントサイド360、バックサイド540、キャブ540、バックサイド360インディ、バック・ワン
平岡敬太朗:バックフィリップ、フロントサイド360、バックサイド540
脇田壮希:バックサイド540、フロントサイド360、キャブ540
新しいトリックを習得するというようなサイズでないが、各ライダーひじょうにリラックスして楽しんでいる様子だった。
(今、スノーボード界を賑わかす脇田兄弟、兄の壮希はテクニシャン・ライダー。ちなみに一番下には妹さんがいるのだけど、スノーボードはやらないそうです。)
(本日は、あまりハイクアップせずにTバーで流す。Tバーに乗っている時には、次のトリックのイメージ作りでもしているのかな。)
キッカー・セッションの後は、アップ・ダウンのレールへ。
ボードスライドしたり、アップダウンを利用して乗せ換えたり、またはトランスファーしたりしながら、みんなジブ・セッションを楽しんでいた。
(インディ・グラブをしてダウンレールのところまでトランスファーする慶治郎。今日は、ジャンプにしてもバラエティに富んだトリックを決めまくっていた。)
ところが、ジブ・セッションをやる前に悠太朗の板がちょっと割れていることが判明。暴れん坊ライダーの板が、遂にカナダに来て悲鳴を上げて来てしまったようだ。
そこで、悠太朗、「ともかく1回やってみる。」の一言で決めてくれたのが、以下の写真だ。エグっ!
(ノーズをレールに残し、後ろ足をおもいっきり引き付けて板を立てるスタイル。もの凄く勢いが伝わるトリックで悠太朗が締めた。)
このパークを暴れん坊する次世代ライダーたちは、来週までいるということで、またDMKとしてもチャンスを見つけて撮影するつもりだ。
ちなみに引率して来ている岡慶治郎は、彼らがホテルで暴れるのを恐れているとか。なぜなら何かあれば慶治郎のカードから落とされるので。
しかし、今のところ坊たちはおとなしく、夜はトランプで大富豪やっているとのことだ。
【動画】Nitroチームが世界一長いレール 85Mにチャレンジ!
Nitro Snowoboradsチームが世界一長いレール、85メートルにチャレンジした!
これまでの世界記録は、80メートルだそうで、これよりもさらに5メートルも長いレールにトライ。
3日間の挑戦で、果たしてメイクしたライダーはいるのか!
早速、チェックしてみよう。
http://www.redbull.com/en/snow/stories/1331715014177/the-world-s-longest-rail
Unlike many sports, snowboarding doesn’t have that many world records to beat, and they’re mostly really, really impressive. There’s the fastest (Edmond Plawczyk,...
ウィスラー雪降り過ぎてシーズン延長へ
本日、ウィスラーは当初の予定よりも3週間も長く、6月7日までオープンすることを決めた。
その要因は、なんと言ってもこの4月の降雪量。驚くべきことに69センチも降ったのだ。
まさにエンドレス・ウィンター状態。
(雪降り過ぎて延長!!この写真を撮影したのは4月15日。ライダーは高石周コーチ。)
Whistler blackcomb extends Skiing and Snowboarding Season until june 7
Early Bird Season Pass And EDGE Card Sale Extended To May 11
Whistler Blackcomb is celebrating...
【動画】ホルダー・ヘルガソンが教えるシャベルの使い方
ストリートを撮影するライダーには必見!?
ホルダー・ヘルガソンが教えるシャベルの使い方、How To Shovel (Trick Tip)がアップされた。
まずは背中をCの形のようにする。
腕だけ力を入れて、その他の上半身はリラックスするんだって。
試しにやったホルダーは、この方法を絶賛。
冗談ビデオだけど、本当は良い方法だったりして!?
How To Shovel (Trick Tip) from Sexual Snowboarding on Vimeo.
How To Shovel (Trick Tip)
So Damn Deep...
【動画】TOO GARD オー・マイ・ゴッド
世界一過激なガールズ・クルーとして知られるTOO GARDから、最新動画『OMG(オー・マイ・ゴッド)』がアップ。
冒頭、神をも恐れぬストリート・セッション。こんなところで撮影しちゃダメでしょ!?
omg from danyale patterson on Vimeo.
Girls:
Fancy Rutherford
Taylor Elliot
Danyale Patterson
Marjorie Couturier
Joanie Robichaud
Maria Thomsen
Maria Hilde
Dina Treland
Kayli Hendricks
【ウィスラー春レポ】Candy / CK4 今季ファイナル撮影へ
Report: Fusaki Iida
この春も、Candy / CK4のプロデューサー兼カメラマンのホッシー(星野高行)がやって来た。
今回で春のウィスラーは3シーズン連続となる。
昨今、多くのフィルムークルーがDVD撮影を撤退する中、Candyは5年目へ、そしてCK4に関しては10年目に入る。
そんなホッシーのクルーにこの春もお邪魔させてもらいました。
(今季もファイナル撮影スポットには、カナダのウィスラーを選んで来たホッシー。)
まずは、CandyとCK4を知らないという方に、簡単にご説明しよう。
Candyは、2011シーズンよりスタートしたガールズ・スノーボードDVD。昨シーズンもガールズ・スノーボードDVD販売実績No.1を獲得した!国内TOPのガールズスノーボーダーが集結。主な出演ライダーは、吉沢こずも、河合徹子、星野文香。(以下、ホームページ・アドレス)
http://candy-snowgirls.com/
そして、CK4の方は元々ビデオマガジンという形で様々なスノーボード・コンテンツを収録。海外ライダーではパット・ミルベリー、そして今や日本のエースとして活躍している角野友基もジュニア世代で出演している。
DVD作品として販売していたが、現在はウェブサイトから動画コンテンツとしてリリース。
この春、Candy撮影のためにやって来たのは、Candy一年生の尾崎亜珠、そしてウィスラーから参加したの星野文香と粕川結加。本日もこの3人の撮影が行われた。
山に上がると、まずは天候がよろしくないので、ラウンドハウスに入って作戦会議。
この2日間は、パークで撮影したというか、今日はどんより雲なのでバックがトゥリーなど入るような画を撮ろうと相談。
(天候がもう1つだったので、まずは相談。最終的にはレッドのトゥリーから狙うことになった。)
朝一番は、かなりカリカリなバーン。こんな状況でトゥリー大丈夫かな、と思っていたが、結加はお構いなしにどんどんトゥリーに入っていく。撮影スポットを探す嗅覚は、ウィスラーでかなり鍛えられているようだ。そのままトゥリーの中を滑っていると、「こういう景色があるのがウィスラーの良いところ。」と感心するホッシー。
そして、「この時期、こんなに板が走るのも凄い。」と言う。
というのも日本では、近年、中国から飛んでくる黄砂の影響からか、春になると板が急に走らなくなり、その汚れはワックスで取れずリムーバーに頼ざら得ないとのこと。
ウィスラーにいると、春でも滑ることはあたり前に感じるが、この時期、かなり広大な範囲を滑れることは特別なことなんだ、と改めて実感。そして、このことがこの時期、ホッシーがカナダに来る大きな要因にもなっている。
さて、一向はトゥリーの中を滑走しながら、ジャンプができるスポットを見つけたようだ。
高さ2メートルほどだろうか、その木を超えてトリックを決めるという。まずは結加がトライ。2度ほどジャンプの感じをつかんだ後は、ノーズグラブを狙っていった。
亜珠は、ボードをシフトさせてミュート・グラブ。
だけど、この中で最も安定感あるジャンプを見せたのは、文香だ。最初にメランを決めた後、さらにクレイルを決めた。
このスポットでのランディングは、ボコボコ。撮影中に雪がシャバって来たとはいえ、着地することは難しいのだが、文香はエアーの安定感も着地の安定感も高かった。
(ホッシー・カメラマンが下から構えたところ、見事なクレイル。だけど、本人曰くテールが木にぶつかってシフトし切れなくて満足できなかったとのこと。でも、スポンサーであるROXYはおもいっきりアピールできた画になったことだろう。)
この後はレッドを流して、途中ロープを超えて飛ぶことに。
最初に、結加がスピンで飛んでみたが、ホッシー監督、納得していないようで、「ストレートで飛んでみようよ。」のアドバイス。
まずは、ストレートでビシっと画を決めたかったようだ。
そんな中、果敢にCandy一年生の亜珠が、空中でうまく板を引き寄せてロープ超えを決めた。
(バッチリ、板のソールを見せつけて飛んでくれた亜珠。)
今度は、パークに行って、アップレールを攻めることに。やはり天気はもう1つなので、ジブ系ということになるだろう。
だが、実のところホッシーが来てから、毎日ウィスラーは晴れ間は見せている。今日も降水確率30パーセントの予報の中、時より陽が差していた。雪が降っているのに、晴れている時間帯もあっただけに、ホッシーの晴れ男パワー健在というところだろう。ちなみに亜珠も「私、晴れ女なんです。」と言っていたので、二人のパワーが炸裂したのかもしれない。
さて、そのアップレールだが、ここでも安定感高いライディングを見せたのは文香だ。5-Oでスムースに抜いた後、フロント180アウト。さらには、ボードスライドからの270アウトもトライ。
亜珠は、ノーズプレスの精度を上げることに余念がなかった。ボックスと違ってこうしたレールでスタイルを出すのは難しいが、こうした努力がいつか実を結ぶのに違いない。
そんな中、渋い動きを見せたのは結加。5-Oで抜いた後、バックワン。さらにインディ・グラブを付けるオシャレさ。
普段スケートをやっているというだけに、そのスタイルにはスケートやっている感が漂っていた。
(アップレールのランディングの空中時間を利用して、バックワン中にグラブも!)
ところで、昨今、動画コンテンツの普及からDVDが売れなくなり、様々なフィルム・クルーがDVD事業を撤退したり、撮影活動自体を辞めてしまう例が増えているが、ホッシーがここまで続けられる理由って何だろう?「正直、CandyのDVDをリリースすることは赤字です。でもお蔭さまで様々な撮影チャンスをいただき、トータルではプラスにすることができます。あとは、やはり作品を作りたいんですよ。自分が思う作品を残したい。」
プロの撮影者、編集者として様々な仕事を引き受けているようであるが、やはりそこでは自分の作りたいというものでなく、コマーシャル的な作りも要求されるのだろう。もちろんホッシーにとってはそれも大事な撮影活動に違いないが、やはりクリエィターとしての自分も残しておきたい。そんな撮影活動が、Candyにつながっているようだ。
そんなCandy、今秋にリリースされる作品の内容を聞いてみると、
「これまでかなりストリート撮影をして来ました。青森まで撮影に行っています。本格的なライディングにこだわったガールズ・ムービーです。
ウィスラーでは、海外ならではロケーションを活かした画を撮りたいですね。基本的にはビデオ内容はほぼできていて、あとはウィスラーで総仕上げという感じです。」
また、「河合徹子をはじめとするライダーたちが、相当、身体を張ってストリート撮影に挑んだ。」ということなので、今年の作品もとても楽しみである。
ホッシーのクルーは、今週いっぱいまで撮影するので、DMKとしてもまた最新レポートをお届けする予定。どうぞ、お楽しみに!
【動画】NORTHWAVE DRAKE TEAM ジャパン編
NORTHWAVE DRAKE TEAMが日本へトリップした時の模様、MADE IN JAPAN // NORTHWAVE DRAKE TEAM TRIPがアップ!
アンティ・アウティ、工藤洸平などが出演。
日本ならではのディープパウダー、「ジャパウ」は今や世界に知られて来ているが、ライダーたちはかなり堪能した様子。
MADE IN JAPAN // NORTHWAVE DRAKE TEAM TRIP from Drake Northwave Snowboards on Vimeo.
One week...