【ウィスラー春レポ】次世代ライダーたちのパーク・セッション!

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Story: Fusaki Iida

ナショナルチームのスロープスタイル強化指定選手は、現在9名いるが、その内3人が現在ウィスラーにいる。
宮澤悠太朗(高2)、脇田朋碁(中3)、脇田壮希(高1)。

この次世代ライダーたちを日本から引き連れて来たのは、Westbeachアップカマーの岡 慶治郎だ。
慶治郎は、暴れん坊の面倒見役と言ったところか。

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しかし、朋碁は残念ながら鎖骨を痛めてしまったために山に上がれず。しかし同世代の平岡敬太朗(高1)が合流。
2日間ぶりに青空が広がったウィスラーで、本日、パーク・セッションを行った。

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(ゴンドラの中で記念撮影。みんなこの時期でも滑ることができる環境を求めてウィスラーにやって来た。)

まず勢い良くキッカーから飛び出して来たのは、悠太朗。
その後は、壮希、敬太朗、そして慶治郎で続いた。

この時点ですでにエンジン全開な感じは、悠太朗。このキッカー・サイズならお試し的なストレート・エアーは省く、というような勢い。
悠太朗は、シーズン中はスクローバー・クルーとも撮影する実力者で、その滑りは豪快。ひじょうに画になるライダーだ。


今日、パーク・セッションしたところは、キッカーが2連並ぶところ。撮影したのは、主に最初のキッカーだけど、ライダーからすると2連を流せるので、良いスロープスタイルの練習になったようだ。
サイズ的には、ミディアムよりちょっと大きめ。なかなか高さや豪快さを出し難いサイズだと思うが、次世代ライダーたちと慶治郎には問題なく、キッカーを抜けるとスコーンと高く舞い上がっていた。

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(見事なフロントサイド360を決めた平岡敬太朗。)

今日、彼らがやっていたトリックは、こんな感じだ。

岡 慶治郎:バックサイド360コーク、フロントサイド720、バックサイド720、キャブ540
宮澤悠太朗:フロントサイド360、バックサイド540、キャブ540、バックサイド360インディ、バック・ワン
平岡敬太朗:バックフィリップ、フロントサイド360、バックサイド540
脇田壮希:バックサイド540、フロントサイド360、キャブ540

新しいトリックを習得するというようなサイズでないが、各ライダーひじょうにリラックスして楽しんでいる様子だった。

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(今、スノーボード界を賑わかす脇田兄弟、兄の壮希はテクニシャン・ライダー。ちなみに一番下には妹さんがいるのだけど、スノーボードはやらないそうです。)

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(本日は、あまりハイクアップせずにTバーで流す。Tバーに乗っている時には、次のトリックのイメージ作りでもしているのかな。)

キッカー・セッションの後は、アップ・ダウンのレールへ。
ボードスライドしたり、アップダウンを利用して乗せ換えたり、またはトランスファーしたりしながら、みんなジブ・セッションを楽しんでいた。

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(インディ・グラブをしてダウンレールのところまでトランスファーする慶治郎。今日は、ジャンプにしてもバラエティに富んだトリックを決めまくっていた。)

ところが、ジブ・セッションをやる前に悠太朗の板がちょっと割れていることが判明。暴れん坊ライダーの板が、遂にカナダに来て悲鳴を上げて来てしまったようだ。
そこで、悠太朗、「ともかく1回やってみる。」の一言で決めてくれたのが、以下の写真だ。エグっ!

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(ノーズをレールに残し、後ろ足をおもいっきり引き付けて板を立てるスタイル。もの凄く勢いが伝わるトリックで悠太朗が締めた。)

このパークを暴れん坊する次世代ライダーたちは、来週までいるということで、またDMKとしてもチャンスを見つけて撮影するつもりだ。
ちなみに引率して来ている岡慶治郎は、彼らがホテルで暴れるのを恐れているとか。なぜなら何かあれば慶治郎のカードから落とされるので。
しかし、今のところ坊たちはおとなしく、夜はトランプで大富豪やっているとのことだ。

 

 

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