先日アスペンで開催されたX Gamesでは、残念なことに出場予定だったショーン・ホワイトは、練習中の怪我により断念。しかし、X Gamesがオリンピック後に初となる単独インタビューを行った。
インタビューアーは、かつてショーンと戦ったこともあるライダー、ジャック・ミトラーニさん。現在は、X GamesのMCとしても活躍している。年齢の近い二人が、ひじょうにリラックスした形でインタビューする姿が印象的だ。
インタビューの中では、ショーンが最近使用している板や、最近の若手の台頭、「優斗(戸塚)」の名前も出ている。故ジェイク・バートン氏に対しては、「大事なフレンドを失ってしまった」と落胆した様子を見せた。
内容を要約したので、ぜひインタビュー映像と共にチェックしてみてほしい。
Q 2017年にここ(アスペン)で大会に参加してから、ショーン、あなたはこれまでどこにいってたんだい?
「いつもオリンピックの後には1シーズンほどオフにしている。
正直言うと、スケートボードのオリンピック化で、強く惹かれた。
だけど、僕は改めて自分が得意のことを振り返ると、そこにスノーボードがあったんだ。
スノーボードは本当に楽しい」
※ショーンは平野歩夢同様に、スケートで東京五輪2020を目指していたが、アメリカのナショナルチームに入ることはできなかった。
Q 15個のXゲーム金メダル、USオープンに加えて、3つのオリンピック金メダルもあって、そこからのさらに先を求めるモチベーションっていったいどこから来るの?
「よくわからないけど、いつも新しいことをやりたいんだ。
新しいトリック、新しい大会など。
正直、僕自身、これまで長く(スノーボードを)できたことに誇りを持っている」
Q ショーンは34歳にもなって、まだヤングガン(若い連中)と戦っている。
そのエネルギーってどこから生まれるの?
「フライング・トマトの時代から、気づけば、今はオレが一番年寄りって。(大会後の)パーティで周りを見渡すと。
(若い人ばかりで)マジか!って気分だよ(笑)」
Q キミがいない間にスカイロケット級にレベルアップして、スコッティー・ジェームスや優斗(戸塚)とか台頭して来ている。
新しいトリックをやろうとしている? 今のキミの自信は?
「いいことだよ。見ていると、僕の気持ちをプッシュしてくれるし。
正直言うと、ただ僕はワクワクしながらライディングしているだけなんだよ。もし、気分が乗っていたら、新しいトリックにも挑戦する」
Q 2019という年は、ジェイク・バートン氏が亡くなってしまった年になってしまった。
「ある日、突然連絡があって、大事な友人がいなくなってしまった、と。
このスポーツのパイオニアを失った。
本当に辛かったよ」
Q 今、乗っている板を紹介してくれないか。
「この板は、僕がフリーエージェントなってから最初のカスタム(個人発注)のボード。
スイスで作ったんだ。
この子は、僕の姪っ子で、チャーリーだよ」