今季のメインで使用する予定のBurtonのPhoton(フォトン)を買いに行って来ました。
Photonのフレックスは、ミディアムでバートンのメンズ・ブーツの中では、中上級者向けのイメージのものだと思います。
それより上だと、よりハードなフレックスのIon(アイオン)があります。
バートンのブーツ愛好者なら、誰もがこの2つのモデルを買うか迷った経験があるのではないでしょうか?
僕自身、Photonは初めてですが、これまで使っていたImperial(インペリアル)とほぼ内容同じなので、決めました。
1つ気になる点は、カナダではSpeed Zone(スポ―ドゾーン)のモデルが手に入り難く、BOAモデルしか買えなかったことです。
カナダでは、日本よりもBOAモデルが人気が高いので、ウィスラーにあるショップは、Speed ZoneのPhotonは販売していないのです。
僕がBOAに踏み込んだ3つの理由プラス1
このような僕の気持ちは、「なんとなくBOAを嫌がるスノーボーダー」の方には、わかってもらえると思います。
特にBOA初期に多かった、よく切れちゃったワイヤーが気になったり、あるいはBOAという大層な(!?)装置を付けることにより、重みの懸念もあるかもしれません。
昔からスノーボードをしている人ほど、「リーシュでいいでしょ!」みたいな感覚があって、なんとなく、BOAから遠ざかったしまうのだと思います。
しかし、僕はここ2シーズン、2種類のFLUXブーツのBOAを使って来て、そのへんの懸念感が払拭されました。
次の理由として、長年使用して来ているSpeed Zoneですが、使用していると、ちょっとスタックして動かなくなることがあるのです。
ようは、サイド部分の引っ掛かりから外れなくてちょっとスタックするだけなのですが。
あのへんの感じが、ややうざったく感じることがあります。
最新のBOAなら、そのへんも払拭していると思います。
ボタンを押して、「シュルルー」だけで済んでしまいますから。
世界中の多くの人が使っていることで、BOAのクオリティが上がり続けていて、ひじょうに使い勝手の良いレベルになったと思います。
実際に両方のブーツを履いたり脱いだりすると、Speed Zoneの方が1足で13秒ほど早かったのですが、BOAの方はスムースに履けて、スムースに微調整できるかな、と思いました。(以下、検証動画ご参考)
最後の決めては、アンナ・ガッサーが使用していたことです。
なんとなく、勝手なイメージとして、あのレベルのコンペティターが本当にBOAを使っているって思っていませんでした。
しかし、上に紹介している動画を見て、「これはマジに使っている!」と確信。
ぶっちゃげ、スノーボードの広告の世界では、コマーシャルなので、ライダーがそのギアを使っているアピールすることがあります。
しかし、実際に会ってみると…。使っていないケースも!?
でも、BOAの使用に関しては、映像から「本当に使っている」ということを感じられました。
おそらく、今、世界的にライダーレベルでもBOA愛好者が増えているように思います。
最後の3番目の理由としては、履き始めて10日間経って絶好調になるブーツが好き!だから。
IONは凄く人気が高いブーツで一般の人から、ライダーレベルのような人まで支持されています。だけど、あくまでも自分の感覚だけど、あれって固過ぎないですか?
履いてから10日以上経っても固くて苦戦しているようなイメージがあるのです。
だけど、Photonの固さの感覚って、履いてみるとわかると思うのですが、なんか「すぐに馴染むな」 と思うのです。それくらい適度なフレックスというか。これも個人的な見解だけど、足首が固過ぎるとスノーボードが楽しさが、ちょっと薄れるような気がするのです。自らしっかりと踏み込んで、スノーボードを楽しみたい!そのためには、ある程度のフレックスというところです。
かと言って、Ruler(ルーラー)ほど、弱くはないじゃないですか。Rulerも名ブーツだと思うのだけど、フレックスがちょっと柔らか過ぎるという点。あとインナー、ソールがやや劣ると思うのです。
Rulerというのは、おそらくシーズンを通して10回ほどしか山に行けない。で、3シーズンから5シーズンほど使いたいような人。レベル的には初心者から上級者入り口あたりの方に最適かな、と思うのです。
たぶん、多くのスノーボーダーは気にしていないか、と思うのですが、僕はソールを気にしします。なぜなら、ウィスラーでは時にちょっと怖そうな尾根をハイクアップしたりします。その時、ソールが弱いとハイク力が低下するし、安全面においても懸念が出るので、Vibram(ビブラム)のソールは、僕にとって重要なのです。
結局のところ4つ理由がありましたね。まあ、おまけということで!(笑)
最後、さらに個人的な意見ですが、このPhotonに付いているインナーですが、「もしも購入時にさらに1万円出したらもう1個インナーが付きます」というサービスがあったら、迷いなく購入しますね!というのも、バートンのこのレベルのブーツは、アウターよりもインナーの方がダメになってしまう可能性が高いからです。あくまでも個人的な見解ですが、スノーボードを始めてから37年、その8割ほどかな、バートンブーツを愛用して来たユーザーだからこそ、伝えられる意見です。
でも、僕がメーカー側だったら「NO」だろうなあ。結局のところ、ブーツがうまく劣化しないと、またすぐに買ってもらえないので(笑)。
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