W杯スロープ大会はマーカス・クリーブランド、アンナ・ガッサーが優勝!気になる日本勢は?

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先ほど終わったコロラド州アスペンで開催されているワールドカップ(USグランプリ)、スロープスタイルは、男子はマーカス・クリーブランド、女子はアンナ・ガッサーが優勝した。
気になる日本勢では、村瀬心椛が4位、國武大晃が10位だった。

Photos: @ussnowboardteam

春のシャバ雪、強風もあり選手には難しいコンディションとの戦いになったが、男子で優勝を決めたマーカス・クリーブランドは、1本目で決めたランを後続選手が抜かせず、そのまま逃げ切り成功。2位だったレッドモンド・ジェラードが最後の3本目で逆転スコアを出せなかったため、最終ランを待たずに優勝を決めた。

ハードウェイ・キャブ270 270アウト→バック・ブラント270アウト→フロント・ブラント450アウト→スイッチ・バックサイド1260メラン→バックサイド1620メラン→キャブ1620インディ

3位には実力者マーク・マクモリス、4位はマックス・パロットだった。

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ボードスライド・トゥ・テールプレス・トゥ・フェイキー→キャブ180 バック360アウト→フロント180 スイッチバックフリップ360→キャブ1260メラン→バックサイド1260メラン→スイッチ・バックサイド1620ウェデル
ハードウェイ・キャブ270 270アウト→フロント270→フロント・ブラント450アウト→スイッチ・バックサイド1260メラン→フロント・トリプルコーク・ウェデル→バックサイド1620ウェデル

W杯アメリカ・アスペン大会 男子スロープスタイル結果

1 マーカス・クリーブランド(ノルウェー)
2 レドモンド・ジェラード(アメリカ)
3 マーク・マクモリス(カナダ)
4 マックス・パロット(カナダ)
5 ダスティ・ヘンリクセン(アメリカ)
6 レネ・リネンカンガス(フィンランド)
7 リアム・ブレ―ラリー(カナダ)
8 ウラジスラフ・ハダリン(ロシア)
9 ジャスタス・ヘンケス(アメリカ)
10 國武大晃(日本)
11 モリッツ・トーネン(スイス)
12 マーカス・オリムスタッド(ノルウェー)

2021SB6485RLF.pdf (fis-ski.com)

女子で優勝したのはアンナ・ガッサー、2位はヘイリー・ラングランド、3位はエンニ・ルカヤルビとなった。

決勝に出場したほぼ全選手が3本中に1本か2本しか転倒なしにゴールを切れない、ひじょうに難しいコンディションの中での試合。強風もあったが、アスペンでは通常あり得ない気温の変化、プラスで10度以上も上がったため、選手たちは時よりエッジを引っかけてしまうような状況が見受けられた。
村瀬の最後のランでも、なんとか3つのジブ・アイテムはクリアしたが、最初のジャンプでエッジを引っかけるように転倒してしまった。
そんな中でも表彰台に立った選手は、しっかりと結果を出すランを残し、特に3位となったエンニ・ルカヤルビは、さすがにベテランで3本中2本も決めて来た。

スイッチ・バック・ブラント270→キャブ180→50-50 バック360→フロントサイド900インディ→キャブ900ノーズ→バックサイド1080メラン

一年後の北京オリンピックでも、こうしたコンディションも考えられるので、選手にとっては様々なコンディションでも実力を出せるような練習も必要になって来るだろう。思えば、5年前のソチ五輪でもパイプがとんでもなくシャバって、その結果、日本人選手が有利になったとも言われている。
良コンディションは選手の持前の実力を発揮できる素晴らしい環境だが、そうでないような板が走らない悪雪コンディションでもどうしていくのか。各チームともルーティーンの構成など含めて、試行錯誤が必要となりそうだ。

フロント・ブラント270アウト→フロント・リップスライド・トゥ・フェイキー→キャブ180バック360アウト→フロントサイド720ウェデル→バックサイド540ステールフィッシュ→キャブ720ステールフィッシュ
フロント・ブラント270→フロントサイド・リップスライド→バック・ブラント270→フロントサイド720ウェデル→バックサイド900インディ→キャブ720ノーズ

W杯アメリカ・アスペン大会 女子スロープスタイル結果

1 アンナ・ガッサー(オーストリア)
2 ヘイリー・ラングランド(アメリカ)
3 エンニ・ルカヤルビ(フィンランド)
4 村瀬心椛(日本)
5 テッサ・コーディ(オーストラリア)
6 ジェイミー・アンダーソン(アメリカ)
7 ローリー・ブルーイン(カナダ)
8 ジュリア・マリノ(アメリカ)

2021SB6486RLF.pdf (fis-ski.com)

明日は、いよいよ戸塚優斗とショーン・ホワイトが出場する男子ハーフパイプ決勝が行われる。
DMKでは、速報結果をお伝えしていく予定なので、お楽しみに!

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