札幌の強力ライバル出現!?バンクーバーが2030冬季五輪に名乗り出ること検討

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2030年にオリンピック招致に向けて動いているチーム札幌には、気がかりとなりそうな情報が入った!
なんと、2010年にバンクーバーオリンピックを開催した同地が、再び2030年に招致に向けて動き出したのだ。

(以下、2030年にバンクーバー五輪招致を伝えるCBC)
https://www.cbc.ca/news/canada/british-columbia/olympic-games-2030-vancouver-bid-1.5785877

(以下、バンクーバー市メリサ・デジェノバ市議の2030オリンピック招致の動議内容)
https://council.vancouver.ca/20201104/documents/pspc7.pdf

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地元、ニュース局CBCによると、動議を提出しているのはメリサ・デジェノバ市議。
「2030年に冬季オリンピックを主催することは、地元経済を後押しする」と主張している。
バンクーバー市議会議員は、可決された場合、連邦政府と州政府の協力が得られるかを問い合わせる、としている。

元々この動議は、今年の4月1日に行われる予定だったのだが、新型コロナウイルス感染拡大で市議会が停止されてしまい、今月にずれ込んだ経緯がある。

デジェノバ市議によると、2010年オリンピックでは、20,000人の雇用を生み出し、連邦政府への税収は7,020万ドルから9,190万ドルに達し、実質国内総生産は、10.5億ドルもあったという。

一方で、一部の評議員は「市にはすでにオリンピックに費やすエネルギーもなく、参加することには興味がない」という声も出ている。

実を言うと、カナダでは先にカルガリーが1988年に続いて2026にも五輪招致で動いていたのだが、住民投票で反対にあった。
BC州政府ジョン・ホーガン州首相は、住民の同意が必要としている。最終的に住民投票の段階となったとしても、果たして、地元の人が賛同するかどうかは、疑問。
特にカナダの西側バンクーバーは、リベラルな考えの人が多く、経済発展よりも環境問題に意識を置く人が多い。
しかも、20年以内に同じ地で同じ冬季の五輪が開催されるのか、という疑問もある。

ただ、今後の冬季オリンピックは2022年中国・北京、2026年イタリア・ミラノとなっており、流れ的には充分に北米にチャンスはある。
果たして最終的にバンクーバーが、立候補するのだろうか?

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