USグランプリW杯スロープスタイル速報!村瀬心椛が予選1位通過!!

スノーボード世界選手権の後には、そのまま同地、コロラド州のアスペンでワールドカップUS GRANDPRIX(グランプリ)が行われている。
本日行われたスロープスタイルで嬉しい速報が入った!並み居る強豪の中、女子の方で村瀬心椛が見事に1位通過に成功!!

Photos: @ussnowboardteam // @markclavin

「グランプリ」や「オープン」など、様々な名称はどんな権威があるのが時に我々を混乱させるが、USグランプリの名称は元々、アメリカのナショナルチームの国内強化大会に位置付けられていて、スノーボードのオリンピックを管轄しているFISが背景にある。
以前からクオリティ高いパイプやスロープコースを作っていたことから、日本人選手が参加して来た歴史も。
現在は、ワールドカップに昇華されているポジションとなっていて、高いFISポイントを獲得する意味でも重要なコンペティションだ。

ちなみに、BURTONが主催して来た歴史あるUS OPENは、ワールドカップではなく純粋にプロの大会で、FISポイントは加算されない。その点は、X GAMESと同じだが、スノーボードのコンペティションとしては、賞金の高さや世間注目度の高さから、「オリンピック」「USオープン」「X GAMES」を世界3大スノーボード大会と呼ばれている。

ともかく4年に一度のオリンピックは、当然、誰もが知っているようにビッグ・コンペティションで、参加するためにはW杯での順位によるポイント獲得が重要になるのだ。

スロープスタイル予選は、2本滑れて上位1位の成績が採用。女子はトップ8までが決勝へ進めるのだが、村瀬選手は2本目に84.38ポイントを獲得し見事に1位通過を決めた。2位は、ジュリア・マリノ(アメリカ)、3位はヘイリー・ラングランド(アメリカ)。
スロープ女王ジェイミー・アンダーソンは、しっかりと4位通過をキープ!このへんはベテラン、決勝戦への駒の進め方も熟知しており、まずはやや抑えて通過したことも考えられる。

ひじょうに残念なのは、日本女子のエース鬼塚雅が10位で予選敗退になってしまったことだ。
ここのところビッグエアーでは良い結果を出しながら、スロープスタイルになると苦戦しているのが気がかりだ。鬼塚選手は日本人全選手の傾向にも当てはまっていて、男女共にビッグエアーよりもスロープの方が分が悪い。そんな中でも若い村瀬選手が1位で勝ち上がったことは、日本チームにも勇気を与える結果となったと言えよう。

日本人ではもう一人、芳家里菜が13位で予選敗退となった。

以下、女子スロープスタイル結果詳細。
2021SB6482RLQ.pdf (fis-ski.com)

一方男子は、2ヒートに分かれて各組上位6名の選手がファイナルに進むが、1組では、遂に平昌オリンピックの金メダリストはレッド・ジェラードが1位通過を決めた。
近年なかなか結果を出せない五輪王者が、遂に輝き始めた。決勝でもこの調子で決めることができるか注目。

2組の方では、ここのところ絶好調のマーカス・クリーブランドが1位通過を決めた。

その他は、マックス・パロットが1組で2位、マーク・マクモリスが2組で4位などお馴染みの顔ぶれも拝見できるが、日本人では國武大晃ただ一人だけが、1組6位で予選通過を決めている。これは嬉しいことだが、大塚健が15位、浜田海人47位、飛田流輝が52位と持前の実力を発揮できずに予選敗退となってしまった。

かつての彼らの実力ぶりを思い出すと残念だが、クリス・コーニングが16位、カイル・マックが32位とアメリカの実力者たちも予選敗退となっており、求めれるものが高くなり、選手たちは高みを目指しギリギリのせめぎ合いとなって苦戦につながっているのかもしれない。
男子スロープの方は、誰が勝つのか予想し難いより混沌とした実力拮抗なな戦いとなっているようだ。

以下、男子結果。
https://medias2.fis-ski.com/pdf/2021/SB/6481/2021SB6481RLQ.pdf