ThirtyTwo、etnies、éS、EmericaがNideckerグループ傘下に統合

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業界再編成に繋がるビッグニュースが入って来た。革新的なステップインバインディングのSupermatic(スーパーマチック)を開発するなど勢いあるNidecker(ニデッカー)が、ThirtyTwo、etnies、éS、Emericaもグループ傘下に統合されるというのだ。

この記事をリリースしたのは、世界中のブランド、小売、サービス企業のエグゼクティブにビジネスニュース情報を配信しているShop-Eat-Surf
記事のタイトルは、『Sole Tech Owner to Sell etnies, éS, Emerica and ThirtyTwo to Nidecker Group(etnies、éS、Emerica、ThirtyTwoをニデッカー・グループに売却するSole Techオーナー)』。

https://shop-eat-surf.com/2024/05/sole-tech-owner-to-sell-etnies-es-emerica-and-thirtytwo-to-nidecker-group

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ThirtyTwoは、スノーボーダーでもお馴染みの人気ブーツブランド。ゼブ・パウエル、JPウォーカーなど、業界でも屈指のカッコいいライダーが在籍。ライダーズドライビング・カンパニーとして、多くのスノーボーダーたちからリスペクトされているブランド。また近年はアウターにも力を入れていて、人気のウエア・ブランドにも成長して来ている。

ETNIES(エトニーズ)、ES FOOTWEAR(エス フットウェア)、EMERICA(エメリカ)は、スケート系シューズとして有名。ヨコノリ好きだけではなく、多くの一般層にまでそのユーザー支持があるだけに、ビジネス規模はかなり大きそう。おそらく、我々スノー業界には理解できないようなビジネス規模であるだろう。
そんなビッグなブーツ、シューズ系ブランドを持つソールテクノロジー社が、Nideckerグループに売却されたというのだ。

Nideckerと言えば、冒頭に伝えたように近年Supermatic(スーパーマチック)を発売したことで、大きな注目を浴びているが、その域に留まるところがないスノーボード市場にとって大きなカンパニーだ。元々老舗のスノーボード・ブランドであり、そこからニデッカー創業の異分子を引き継ぐヘンリー、ザビエ、セドリック兄弟が、様々なブランドを傘下に収めて来た。

2018年には、ROME SDSとBataleonの買収ニュースは驚かされたが、今回のインパクトはもっと大きい。何しろスノー市場に留まらないソールテクノロジー社の買収劇。

そもそもニデッカーグループが、ブランドを増やしていったビジネス背景は2009年まで遡る。
ロメイン・デ・マルチ、JPソルバーグ、DCPと共同で、ニデッカーはYESを立ち上げた。 翌2010年には、レジェンドエクストリームライダーのジェレミー・ジョーンズと提携し、JONES SNOWBOARDSを立ち上げた。
2012年はカナダのレジェンドライダーであるJFペルシャとのパートナーシップでNOWバインディングを立ち上げた。(※来季はYESと共にNideckerブランドになる)
そして2017年、にデッカーはバインディングとブーツのメーカーであるFlowを買収した。
2018年にBataleon、Lobster、SwitchbackのオーナーであるオランダのLow Pressure Studioを買収し、同時にRome SDSがLow Pressure Studioに加わった。
(以上の情報、ウィキペディア参考

カリフォルニア州レイクフォレストを拠点とするソールテクノロジー社のCEO兼オーナーであるピエール・アンドレ・セニゼルグは、38年前にetniesを設立し、その後に何年もかけて他のブランドを立ち上げた。その間、彼は一貫してブランドとソールテックの唯一のオーナーであり続けた。

Shop-Eat-Surfの記事の中では、今回の売却に関するピエール氏のコメントも掲載されている。

「これが正しいことなのか…、自分自身と葛藤した。どうすれば魂を保てるのか?何かを深く信じ、それが心から出たものであれば、それは重要なことだ。でも、事実を見てみると…、これが最善の決断だったという結論に達したんだ」

ニデッカー・グループは株式非公開で財務的に安定しており、長期的なビジョンを持っている。そんなニデッカーファミリーとピエール氏は相談しながら、今回の決断に至ったようだ。それは、自身で始めたブランドをより世界中の人に届け、これからも長期的にビジネスを続けることを願った結果だったのだろう。

ブランドで働くソールテックの従業員のかなりの人たちは、今後ニデッカーグループに雇用される見込みだとい言う。

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