長谷川帝勝が世界選手権で金メダル獲得の快挙!鬼塚雅も銀メダル獲得だ!!

広告 five  

ジョージアで開かれているスノーボードの世界選手権の最終日は男女のビッグエアの決勝が行われ、男子はW杯リーダーなど並みいる強豪選手が出場する中、17歳の長谷川帝勝が金メダル獲得!世界選手権でのビッグエアでの金メダルは、日本人選手として初の快挙!
また世界選手権になると、無類の強さを発揮するお祭り娘、鬼塚雅は銀メダル獲得。スロープスタイルの銅メダルに加えて、2つのメダルというお土産をジョージアから持ち帰ることになった。

3本中、2本のトップスコアが採用されるビッグエア種目フォーマットで、長谷川帝勝は1本目にキャブ1800ウェドルを決めて90.00の高得点を出してトップに立ち、続く2本目では今度はフロントサイド1800をメイクし87.25点を獲得。どちらのエアもランディングゾーンを大きく超えるようなどデカく迫力あるもので、そのまま他の選手を寄せ付けず、先行逃げ切りに成功!

今回の世界選手権は、ここ1、2年、ビッグエアとスロープスタイルで揺るぎないほどの強さを発揮しているマーカス・クリーブランドが出場。年々レベルが上がっているビッグエア大会で優勝できたのは、ひじょうに大きな価値がある。しかも帝勝は、スイッチからのトリックのレパートリーも多く、今後はビッグエアとスロープスタイルの両方で表彰台を狙える選手として期待が大きい。まだ17歳という若さだけに、期待は高まるばかりだ。

広告

2位はモンズ・ロイズランド(ノルウェー)、3位はニコラス・フーバー(スイス)。
他の日本勢では、決勝に進んだ木俣椋真がバックサイド1800を決めて6位。
1本目と2本目に狙ったフロントサイド1800をメイクできていれば、表彰台に立っていただろう。
また、もう一人、決勝に進んだ大塚健は9位に終わった。

男子ビッグエア決勝成績
1 長谷川帝勝
2 モンズ・ロイズランド(ノルウェー)
3 ニコラス・フーバー(スイス)
6 木俣椋真
9 大塚健
22 飛田流輝

一方女子は、アンナ・ガッサーが2回目となる世界選手権の金メダリストに!
アンナは、1本目にキャブダブルコーク1260、2本目にバックサイド・ダブルコーク1080を鮮やかに決めた。

見事に銀メダルを獲得した鬼塚雅は、フロントサイド1080メランコリーを決めると、2本目には失敗したものの3本目にバックサイドダブルコーク1080を見事に決めた。

銅メダルを獲得したのは、バックサイド・ダブルコーク1080とフロントサイド900をメイクしたテッス・コーディ(オーストラリア)だ。
そして4位には、ローリー・ブルーイン(カナダ)、5位はスロープスタイルで前人未踏のランをメイクしたミア・ブルックス(イギリス)。
ミアはキャブ1080こそミスだったが、バックサイド1260も狙っており、もし両トリック共に決まっていたらメダル圏内。
あるいは金メダルだっただろう。ポテンシャルが高いだけに、今後、日本勢にとっては超強力なライバル選手になるだろう。
5位には予選トップのアニカ・モーガン(ドイツ)で、浅沼妃莉が7位、深田茉莉は8位だった。決勝に進んだ女子選手は、現在、最高峰の女子選手揃い。
岩渕麗楽は、前日練習で左足首と膝を負傷し出場できなかった。

女子ビッグエア決勝成績
1 アンナ・ガッサー(オーストリア)
2 鬼塚雅
3 テッス・コーディ(オーストラリア)
7 浅沼妃莉
8 深田茉莉



広告