
上田市マルチメディア情報センターから、昭和30年代後半の菅平スキー場を紹介する貴重な動画がアップされているので、ご紹介しよう。
菅平と言えば、国内初となるフランス製人工造雪機を導入すること決定し、今年2023年には、10月20日前後にスキー場をオープンすることを発表し、世間のスキーヤー、スノーボーダーを驚かした、今、話題のスキー場だ。
そんな菅平の歴史を振り返る動画で、改めて日本人のスキー好きがわかる。なんと映像には、赤ちゃんをおんぶしたお姉ちゃんが、スキーをしている姿も映し出されている。今なら絶対に危険で止められそうなものだけど。そして、今や懐かしい(?)シングルリフト、ロープトーの映像も紹介。
この歴史的な映像で、特に記者が興味を抱いたのは、スキー場民宿の始まりを紹介する以下のナレーション部分だ。
「菅平は、かつてはソバ、ジャガイモなどがわずかに作られ、雪が降ってしまうと樹木がないここでは、炭焼きすることもできず、若い人たちの大部分は他の土地への出稼ぎによって、その襷を立てるありさまでした。
しかし、日本にスキーが普及し、当時の鉄道省が信越地区のスキー場開発に熱を入れ出してから、この絶好の雪質とゲレンデを持ちます菅平は、瞬く間に日本ラボスと誇る存在となってしまいました。
そして今まで藁ぶきの屋根以外見られなかったところに、プレート葺きのヒュッテが立ち並び、冬はただ眠っていた付近30数軒の農家も御勝手を改造し、客間を新築してスキーヤーを泊めるようにになりました。
これが今、白馬山麓をはじめ各スキー場で行われている民家宿泊、いわゆる民宿の始まりとのことです。」
この時代、スキーに行き、ロッジに泊まる旅行がどれほど楽しいことだったか想像すると、現代、私たちがスノボトリップに行くようなワクワク感と共通するものがあったように思う。この古き良き映像を見て、ぜひ泊まりでスノーボード行きたいなあ、と思った。
国家公務員菅平保養所、菅平ホテル、宮前ロープトー、太郎リフト、野明山荘他。
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