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日本人はいつからこんなにも柔らかい板を欲するようにになったのだろうか?

フィールドゲート代理店の代表ムラッチョが言うには、Endevor Snowboardsの板は、日本マーケットでは固いと言うのだ。
「えっ、そんなに固いかな?おそらくGENTEMSTICKとかCAPiTAのKAZUモデルの方がよっぽど固いんじゃない!?」

そう、実際、カナダのEndevor Snowboardsの位置付けは、ウィスラーやバンクーバー周辺でフリーライドするための板。
それは特別にうまい人だけではなく、中級者の人でも楽しめる板である。
おそらく初心者の方でもまったく問題ないだろう。
もっと固い板は、他にもある。

Endevorの位置付けは、極めて上級者思考でありながら、そこまでいかないちょっと手前あたりのニーズをターゲットにした感じだ。
そういった意味では、より多くのユーザー向けに作られた板である。
例えがややズレるかもしれないが、例えばバートンのブーツで言うIONまでは行かないまでも、PHOTONぐらい!?と言ったらわかってもらえるかな。

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だけど、国内においては、柔らかい板が主流になっているので、Endevor Snowboardsは、そこから離れてしまうというのだ。

先日も、昔ながらの友人と話す機会があったのだが、彼はこんなことを言っていた。
「グラトリのインフルエンサーの影響ですよ。」

なるほど。間違いない。
自分も結構、影響されている(笑)。
レッスン中にも今朝チェックしたあのグラトリをやってみようか、なんて考えちゃったり。

僕が普段滑っているカナダのウィスラーでも、グラトリをやる人はいるが、日本ほどではない。
おそらく割合的には、10対1くらいの差があると思う。

環境の違いというのもあるのだろう。

日本は圧雪されたバーンが多く、しかもそのコンディションは良質だ。
誰もが気軽にクルージングを楽しめる環境。だけど海外のようなオフピステのようなコースが少ない。
また、1つのコースが短い。

そんな環境化において、ターンがある程度できた人は、今度はグラトリをやってみたい!と思うのだろう。「あんなカッコいい動きができたらオシャレだな」なんて。
柔らかくてしならせやすい板は、プレスの動きに適している。

一方、柔らかい板は、硬いバーンでの高速安定性に欠く。
ターン前半からエッジを噛まし、後半のGが掛かるところで、板が柔いと踏ん張りが効かない。
高速クルージングを目指すライダーは不安感を抱くので、こうした板は選ばないことになる。

おじさん的な発想かもしれないが、スノーボードというのは、そもそもターンが主体ではないだろうか?
最も基本であるコース1本滑るための1つ1つのターンが満足できなければ、スノーボードがちょっとつまらなくなってしまいそう。

そして、パウダーになればもちろん狙いたいし、ツリーにも入って行きたい。
朝イチのピステが掛かったきれいなバーンでは、高速で攻めたいだろう。
時には、斜度が30度を超えるようなところを攻める時には、ある程度、硬めの板ではないとボードがズレ過ぎて怖い。

実際、僕は今季、Endevor SnowboardsのScoutというパウダー系の板を乗っていたのが、その板はエンデバーの中でも柔らかめ。だから、急斜面、固めの日とかはグリップ力が弱くてちょっと怖かった。もしもこれよりも柔らかい板なら、もっと怖い思いをしていたことであろう。

Endevor Snowboardsの中には、Scoutよりももっと高速安定性がある板がある。
例えば、パークやフリーランに適したPioneerやLiveなど。

全体的な特徴として、Dura Surfの最高峰ベース素材で高い滑走能力を実現し、Smoothrideサイドウォールでライダーの疲れを軽減させてくれる。
もちろんグラトリもできないこともないけど、オールマウンテンでターンやエア、そしてパウダーを愛する人にオススメだ。
何よりプロからアマチュアまで満足させる洗練されたシンプルなデザインで、男女関係ないジェンダーレスなところがいい!

きっともっと多くの日本人スノーボーダーの方に満足してもらえる板なので、チャンスがあったらぜひ試乗してほしいと思う。
カナダのバンクーバー、ウィスラー周辺では最も愛されるカナディアン・ボードだ。
あなたの未来のスノーボーディングのパートナーに!

(今季、127日間共にライディングしたパートナー、SCOUT)

コラムニスト・飯田房貴
1968年生まれ。東京都出身、カナダ・ウィスラー在住。
シーズン中は、ウィスラーでスノーボードのインストラクターをし、年間を通して『DMKsnowboard.com』の運営、Westbeach、Sandbox、Endeavor Snowboards等の海外ブランドの代理店業務を行っている。日本で最大規模となるスノーボードクラブ、『DMK CLUB』の発起人。所属は、株式会社フィールドゲート(本社・東京千代田区)。
90年代の専門誌全盛期時代には、年間100ページ・ペースでライター、写真撮影に携わりコンテンツを製作。幅広いスノーボード業務と知識を活かして、これまでにも多くのスノーボード関連コラムを執筆。主な執筆書に『スノーボード入門 スノーボード歴35年 1万2000人以上の初心者をレッスンしてきたカリスマ・イントラの最新SB技術書 』『スノーボードがうまくなる!20の考え方 FOR THE LOVE OF SNOWBOARDING』がある。
今でもシーズンを通して、100日以上山に上がり、スノーボード歴は37年。
スノーボード情報を伝える専門家として、2022年2月19日放送のTBSテレビの『新・情報7daysニュースキャスター』特集に、また2022年3月13日に公開された講談社FRIDAY日本が「スノーボードの強豪」になった意外な理由にも登場。

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