スコッティ・ジェームスがX GAMESの投資家に参加!さらにブランド・アドバイザーに就任

@Leo Francis / Red Bull Content Pool
広告 five  

北京オリンピックの銀メダリストで、昨シーズンX GAMES(Xゲームス)の金メダルに輝いたスコッティ・ジェームスが、X GAMESの投資家に参加!さらにブランド・アドバイザーに就任することになった。

以下、そのことを詳しく伝えるVariety記事。
https://variety.com/2023/tv/news/x-games-scotty-james-investor-advisor-1235669233/

具体的な内容としては、今後、スコッティはX GAMESと連絡を取り合いながら、大会をどのように強化していくかを考えていくことになる。スコッティ自身は、9度もX GAMESのメダリストに輝いた実績があり、内5度も金メダルを獲得。スケートボード界で活躍するトニー・ホークの10度王者に輝いた実績に続く存在であることは間違いない。(※上記、Variety報道内容によるとトニー・ホークも同様に投資家、アドバイザー契約を結んだと言う)
そんなスコッティが、これからは献身的にX GAMESの未来に向かってアドバイスすることになり、おそらくはより観客がエキサイティングするようなルール面の改正、あるいは新スノーボードの競技への提案もしていくことだろう。

広告

ESPNによって1995年に設立されたX GAMESは、昨年10月にMSPスポーツ・キャピタルに支配権を譲渡され、新しい親会社はイベントのデジタル・ライブストリーミングを拡大することを約束した。つまり今回のスコッティが投資家に関わるのは、そんな新体制での出来事だ。

●関連記事
ESPNがXゲームスの株式の過半数を売却!
https://dmksnowboard.com/espn-sells-majority-interest-in-x-games/

それにしても驚くべきは、28歳のスコッティが投資家に参加できるほどの資金を持っていることだ。おそらくは、今年5月にクロエ・ストロールさんと結婚したことが大きな要因になっているのでは!?というのもストロールさん父のローレンス・ストロール氏は、ファッションブランドの投資者でありF1チームを買収できるほどのビリオネア(十億長者)だからだ。大切な娘婿の資金をサポートするということは十分に考えられる。むしろ、お義父さんのアドバイスで、X GAMESの投資家になったことも考えられる。

長年、スノーボード界を取材して来たが、スノーボードのオーナーのお義父さんがお金持ちというのも、よく聞く話だ。代表的な例で言えばバートン・スノーボードだ。スノーボード界のゴッドファーザーと言われる故ジェイク・バートン氏の妻、ドナ・カーペンターの父親はNBA名門チームのオーナーだ。バートンが今日のような成長を遂げたのは何よりジェイク氏の努力の痕跡だが、妻のバックアップそしてお義父さんのサポートもあったと思われる。

ともかく、今後、スコッティが投資家として、そしてアドバイザーとして参加するX GAMESがどのような変革をもたらすのか、注目される。

ところで、ここでいつもDMKをチェックしていただいている方に1つの本をご紹介したい。それはスノーボードを生んだ男、ジェイク・バートンの一生を描いた本だ。この記事を書いている時に改めてチェックしたのが、創業時にどのように板を売ったのか、あるいは困難時期にどのように立ち向かったのか、ひじょうに興味深い。
暑い日々が続いているが、今宵はクーラーが効いたお部屋で、ぜひスノーボード界の歴史を楽しむ世界に没頭してみてはどうだろうか。記者としては、この本はNIKEの歴史を描いた本、シュードックに続くスポート系バイオグラフィー作品の中で名作だと思う。スノーボード業界に少しでも興味がある方なら一気読みしてしまうほど、おもしろい本だろう。




広告