欧州最大のスノーボード大会！スイスのラークスで開催されたＷ杯スロープスタイル開幕戦で、男子は木俣椋真が85・31点で2位に入った。
１位は、セミファイナルで１位通過を決めていたカナダのリアム・ブレアリー。彼にとって嬉しい初優勝となった。そして３位は、同じくカナダ出身のキャメロン・スポルディングで、スロープ大国のカナダチームが新しい力を台頭させることを感じる大会となった。
一方女子では、ジュリア・マリノ（アメリカ）が優勝し、昨シーズンからワールドカップ4連勝を達成！！
２位はアニカ・モーガン（ドイツ）、３位はアンナ・ガッサー（オーストリア）となった。
日本人最高位は、村瀬心椛で５位。
男女共にビッグエアーでは、表彰台を賑わす日本人選手たちが、スロープスタイルになるとやや結果が劣るという点は、日本チームの課題なのかもしれない。
男子で優勝を決めたブレアリーは１本目こそ失敗したが、ラストとなる２本目（※セミファイナルで１位通過を決めていたので最終滑走者）で、見事なランを決めてみせた。
スタイリッシュなスイッチバックサイド270から、バックサイド・ボードスライド→コーク630テールグラブという難易度高いトリックで２つのレール§をクリア。 ウィングジャンプではバックサイド1260ウェドル、さらにその後の２連続くキッカーでは、スイッチ・フロントサイド・ダブル・ロデオ1080トラックドライバー、そしてスイッチ・バックサイド1260メロン、クォーターパイプでは巨大なフロントサイド720ステールフィッシュ、ピラミッドではハーフキャブ5-0からフォワード、そして最後のレールではロックイン・ノーズライド・スイッチアップ・バックサイド・リップスライドから270アウトを鮮やか決めた。
この力強いランのスコアが、89.93点となり、見事LAAX OPENを制した。
ブレアリーのラストを飾るランで惜しくも２位となってしまった木俣椋真だが、優勝してもおかしくないほどのライディングを披露した。
スイッチ・フロントサイド270→270オフから始まり、フロントサイド・リップスライド・コーク630メロンアウト、ウイングヒットではフロントサイド1080フロントサイドグラブ、ジャンプ１でバックサイド1620メロン、ジャンプ2でスイッチ・バックサイド1620メランコリー、クォーターパイプでのバックサイド540インディ、ボードスライド・トランスファー、そしてキンクドレールでのボードスライド→50-50バックサイド180アウトという素晴らしいルーティーン。
常に傷者が変わって行く男子スロープ戦線で、見事にな結果を出したことは日本人チームにとって嬉しいニュースとなった。
女子で優勝したジュリア・マリノは、最初のダウンレールでのキャブ270オンから270オフ、そしてトップジブセクションの仕上げとしてローンチレールでの50-50のフロントサイド360オフでレールセクションをクリア。ウィングジャンプではバックサイド900メランコリーを決め、ジャンプ１ではスイッチ・フロントサイド・ダブルコーク900フロントサイドグラブ、ジャンプ２ではフロントサイド・ダブルコーク1080メラン、クォーターパイプではフロントサイドエア、ピラミッドではポップオーバー、そして最後はダウンバーでノーズプレス・フロントサイド180アウト！スムースにまとめて優勝を飾った。
