これがブラッコム上級パークだ!

毎年、この季節になると巨大化して行くブラッコムの上級者向けパーク。
ウィスラーの降雪量の多さを利用して、日増しにパーク・ディガーたちをキッカーを巨大化させていく。
これからブラッコムを訪れるスノーボーダーにとっては気になるパークの詳細だろう。
そこで、最新のブラッコムのパーク状況をお伝えしよう。


photo & text: Fusaki Iida

ところで、
ブラッコムには初心者向けパークあるよ
ブラッコムの上級者向けパークがあまりにも有名で、ブラッコムには初心者向けパークがないように思われがちだが、そんなことはない。キッズも入れる初心者向けパークから中級者の人も楽しめるパークもある。

取材ご協力
jimmy
ウィスラー滞在歴は4年目、現在19歳でウィスラーの高校に通いながら、スノーボードをしている。
このブラッコム・パークはよく利用し、今回の取材で協力をしてくれた。
Sponsprs: Yonex, b’s east

jimmyのブログページ
http://hjmtkmr.blog84.fc2.com/

ブラッコムのパークは、キッカー・パークだ!

パークのアイテムと言うと、飛び系と擦り系に分かれるが、ブラッコムの上級パークは圧倒的にジャンプ系が多い。大きなジャンプを4発から6発できるようなレイアウトになっている。一度擦り系アイテムに流れると、次のジャンプまでスピードが足りなくなるので、多くのライダーたちも連続したジャンプを楽しんでいる。
今までウィスラー、ブラッコムのマークが入ったレールなどを雑誌やDVDを通して見た人たちは、擦り系が多いだろう、と思っていたかもしれないけど、そうでなくブラッコムのパークは、キッカー主体のパークだ。
気になるレイアウトはこのようになっている!

 「気になるパークはこのようになっている!」
と、かなり言い切ったけど、この下手糞な絵ではわかりづらいだろう(失礼)。
しかし、想像力が豊かな方は、このイラストの中にある「ハ」の字の中にある「凹」のようなイラストのところが、キッカーであると想像できるに違いない。
そう、レールなどの擦り系アイテムはあまりない。

このイラストの左部分は主に小さめのキッカーだ。今のところ6連発並んでいる。
今のところ、という表現の意味は、このパークは明日になってみると突然変わっているということがある。だから、今のところなのだ。もしかしたら、この原稿を書いている時間にすでにレイアウトは変わっている可能性は高い。例えば、2つ横並びにあったキッカーが、突然明日になったら1つの巨大キッカーになっているということなど。だから、だいたいこんなもんなのか、と思ってもらえばOKだ。

イラスト右下にある巨大キッカーは、キッカーの土台となるテーブルが70フィートもある。ということは、21メートル。「え、嘘!?」と思うかもしれないが本当だ。最低21メートル飛ばないとランディングのポイントに到達できない大きさだ。

注意点としは、前の日よりちょっとテーブルが長くなったり、発射台の角度が変わってたりすること
このことは、下見チェックを怠ると危険、ということなので、しっかりと覚えておこう。前の日のキッカーと同じような形に見えても、発射角度が変わればかなり違和感を感じることもあるので、絶対にチェックしておきたい。

これは中級者パークの入り口。

このイラストだけではわかり難いに違いない。
だから、たくさん写真も撮って来たので、以下から写真付きで解説していこう。

ブラッコムのメインのレストハウス。そこからコースマップ右手に降りていけば、すぐにパークの入り口だ。
このパークは、途中、ここまで上がる時に乗ったチェア・リフトのソーラーの右手方向に確認しているハズなので、誰もがすぐに見つけることができるだろう。
しかし、この入り口は上級者パークの入り口ではない。中級者以上のパークの入り口だ(写真右)。
ここには、パークを利用する時の注意書きはあるが、誰もが入れるようになっている。

そこからヒップを2、3発、ボックスなどを2、3発流して行くと、滑り手の左手に以下のようなブラッコムの上級者パークの入り口がある。
ここではパスがあるかどうかチェックされる。パスは事前購入が必要で、代金は18ドル(注:シーズン使えるパス)。そのパスを購入する時、未成年は保護者の承諾書も必要だ。

ちなみにヘルメットも必ず必要なので、事前に購入をしておこう。

 これが上級者パーク入り口。  パスがあるか確認される。

 

 上級パークに入ったところで広がる風景。  キッカーの整備は天下一品!

 パーク上部左にある最も小さなキッカー。 21メートル飛ばないといけない巨大キッカー。この日はまだ固く誰も飛んでなく、人」が写っていないのでサイズわかり難いけど。

 パーク下部にあるクォーターパイプ。  レール、ボックスは今のところ少ない。

ところで改めて考えると、このパークの良いところはどこだろう?
今回、取材に協力してくれたjimmyによると、
「ブルー(中級者)パークよりあきらかにサイズは大きいですが、形がきれいなのでブルーパークより安全なんです。ブルーパークは誰でも入れるのでランディングがすぐボコボコになりますし、着地の角度と発射台の角度があってないのが現実です」
とのこと。
確かに、このパークの整備はいつも行き届いているように思う。初中級者の入れるパークと違って、整備もしやすいのだろう。常にグルーミング(圧雪車が整備したこと)がバッチリだ。
あまりうまくないライダーにとっては、サイズに大きさに圧倒されるが、飛べる人にとっては何より整備されて飛びやすいことが大事なのだろう。
だけど、考えてみたらあたり前のことか。だって、これだけ大きければ、ちょっとでも不良な整備なら大きな事故につながるし、下手したら死にもつながってしまうのだから。

今年はこのブラッコム・パークは、5月21日までオープンという。
スノーボードの上級者の方、ぜひこの巨大キッカーを飛んでみませんか?
もちろん初心者や中級者が入れるパークもありますよ。