野沢温泉スキー場が「もぐりのスクール排除」宣言!

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野沢温泉スキー場が、勝手に個人が行うレッスン、「もぐりのスクール排除」する宣言をした!

スキー学校開設基準の制定について」スキー場からのお知らせという内容では、冒頭、以下のように伝えている。

野沢温泉スキー場を運営する株式会社野沢温泉は、スキー場をご利用いただく全ての皆様の安全を確保するための安全管理上の観点から、野沢温泉村が施行している野沢温泉スキー場管理条例に沿ってスキー学校を開設する場合の許可基準を制定いたしました。
これは、無資格者によるスキー・スノーボード指導、不法就労、各種シーズン券の不正使用等を排除し、ルールを守ったスキー場利用をお願いすると同時に安心・安全なスキー場運営を今後も継続していくための重要事項となりますので、皆様のご理解とご協力をお願いいたします。

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以上のことを踏まえると、野沢温泉で勝手にキャンプなどと称して、レッスンができなくなると言っていいだろう。
もちろん、友達レベルの「教えてあげる」というのは問題ないだろうが、安全を確保するためにも、一定の人数を集めたスクール活動はご勘弁願いたいということだと思う。
さらに野沢温泉スキー場は、「スキー学校の開設について」以下のようにも伝えている。

野沢温泉スキー場においてスキー学校を開設する場合は、野沢温泉スキー場管理条例第12条第2項に定められているとおり株式会社野沢温泉が定める許可基準を満たし、所定の手続きにより利用許可を得る必要があります。利用許可が認められない限りはスキー学校を開設しスキー場を利用することは出来ません。(スキー学校とは、営業として、スキー・スノーボードの指導等を行う、団体、企業又は個人をいいます。)
許可基準及びスキー学校の許可申請については、『野沢温泉スキー場管理条例第12条第2項における許可基準』に記載しています。

これまで個人的にレッスンされていたプロスノーボーダーやコーチなどは、一見すると理不尽にも聞こえるかもしれないが、海外のスキー場ではあたり前の事例だ。スキー場は、スキー場の持ち物であり、安全を確保するためにスタッフはそのためのトレーニングも積んでいる。
記者は、カナダのウィスラーで15シーズンほどスクールに所属して働いるが、毎シーズン、10種類ほどのトレーニング内容を受け、短いものではオンラインで30分ほど、長いものでは雪上で5時間ほどの講習を受ける。主だった内容は、安全に関することだが、そうした講習を受けた1450人ものスキー、スノーボード・インストラクターは、ウィスラーで働いている。

そのため、各スノーボードキャンプ事業者は、ウィスラーブラッコムのインストラクターを雇ったり、あるいは自分のスタッフ(プロコーチ)などをイントラとして派遣するような形でウィスラースクールに所属させ、運営させているのだ。勝手に個人がキャンプやスクールをできないようにしているのである。

雪上でのキャンプ、スクール活動は、時に数10人にも及ぶことになり、その多人数がゲレンデのマナーなどを完全に理解せずに、居座ってしまうと時に他のスキーヤー、スノーボーダーを妨害しかけない。最悪の事態では、個人スクールに参加した生徒さんと、一般スキーヤー、スノーボーダーが衝突事故を起こすこともあるだろう。
野沢温泉スキー場では、今回の件をわざわざ英語でも伝えていることから、もしかしたらこれまで海外からのスクール活動と何かしらのトラブルがあったのかもしれない。

ちなみにDMKの歴史は、かつては勝手にどこかのスキー場で集まって、キャンプ活動のことをやっちゃったこともあるので、正直偉そうなことを言える立場ではないが…。今はしっかりとスキー場に相談して、キャンプやレッスンなどを行っている。ちなみにコロナ以降は残念ながら、しっかりと告知したキャンプは行わず、仲間内、友達同士で滑っているだけであるが、そろそろ復活したいとも考えているが…。

ともかく、スキー場は安全面を考慮して、スクール運営を行っているのは間違いないので、これからスクール活動したい方はしっかりと利用許可を取って行うようにしよう。

くわしくは、以下リンク参照。
https://nozawaski.com/report/17976/

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