マンモスマウンテンに設置された巨大エアーマット!北京オリンピックのためのUSチームが本気だ

マンモスマウンテンに巨大エアーマット・ランディングが出現した!

この映像は、アメリカのナショナルチームのコーチ、JJトーマス氏(※元オリンピック銅メダリスト)が公開したもの。USチームの本気度が読み取れる。

アプローチは、通常のビッグエアー台のように雪となっており、ランディングゾーンは選手たちが新しいトリックにどんどん挑戦できるように、エアーマット・ランディングとなっているのだ。しかもその大きさに驚かされる。

同時にいつもこうしたアメリカのトレーニング環境を見せられる度に、羨ましく思う。
圧倒的に日本とアメリカでは、資金が違うのだ。

ドル箱のオリンピック番組に巨額マネーが流入するアメリカ

東京五輪2020でもIOCオリンピック委員会が、中止にできない理由として、アメリカのテレビ放送局NBCの存在がクローズアップされている。というのもオリンピックを支えるための巨額マネーは、NBCの影響化にあるというのだ。実際、NBCは2032年のオリンピックのスポンサー費用として、7800億円もの資金を出しているし、そのスポンサー費用の割合もひじょうに大きいと言われている。

その結果、NBC放送局の都合で、オリンピックは他のプロ・スポーツのピークを迎える秋から外されて、夏に開催となっているのだ。
アメリカの3大プロ・スポーツは主に秋にビッグマッチがあり、その時期にオリンピックができない。もし、秋にできればもっと涼しい環境でマラソンなどできるし、コロナのワクチンもより届く時間が与えられるのに…。

アメリカにとって自国の選手が活躍することは、テレビ放送の視聴率につながることもあり、チームには他の国が羨ましほど資金が流入する。
ナショナルチームのコーチの給料の高さ、さらには選手をサポートする環境は、圧倒的に日本よりも上だろう。

我々は、とかく単純に日本選手たちを応援するが、その背景にある資金を考えれば、日本のナショナルチームはこれまで本当によく頑張って結果を出していると言える。

例えば、日本のプロ野球チームでは、2020年の統計でソフトバンクの年棒総額が42億円で、他の多くの球団は20億円前後と言われてる。その差は倍だ。現在、ソフトバンクが強い背景には、こうした理由もあるのも、プロ野球ファンなら承知しているだろう。

だけど、現在のスノーボード日本 vs アメリカ・ナショナルチームの資金力の差は、こうした割合を遥かに凌ぐのではないだろうか。
残念ながら、日本でのこうした大規模な練習環境はないし、ハーフパイプに関しても国際的なサイズものがないので、ワールドカップやX Gamesよりも少ないヒッツ数で勝敗が決まってしまう。これまで取材させていただいたナショナルチームのコーチの方も、あまり良い給料が出ているようには見えなかった。みなさん本当に、「日本のスノーボード界を強くしたいという」、その思い一心でやられていたと思う。

たしかに、キングスやクエストなどのオフトレ環境がある点は、他の国の事情よりもラッキーであるが、その活動は国からお金が出ているナショナルチームの活動ではなく、選手とその周りを支えるサポーターたちが個々にトレーニングに打ち込んでいるだけだ。
こうしたアメリカ選手たちと比べてハンデがある中で、これまで日本選手たちがオリンピックやX Gamesで活躍している姿は、「本当に凄い!」と、改めて今回のマンモスマウンテンに設置された巨大エアーマットを見て、思ってしまった。

こうしたことに少しでも関心を持つ人が増えなければ、日本のナショナルチームを変える力につながるのだろう。みなさんの「応援したい!」という気持ち、感心、注目などが、日本チームを良い方向に導くきっかけになるのではないだろうか。

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