文:阪西 翔
ただ闇雲に練習していると壁にぶつかります。
いろいろな問題があると思いますが、まずは自分の“やっているつもり”をもう一度見直すことをおすすめします。
今はHOWTOがいっぱい出ていて、いろいろなところでレッスンが行われているので情報を得ることは簡単です。
書いてある通りにやってみる、アドバイスを受けてやってみる、その通りやってるつもりなんだけど上手くいかない。
そこで問題になってくるのが、やっている感覚と現実のギャップ。
やっているつもりでできないのはその感覚と現実にズレがあるからです。
自分の滑りを映像で見たとします、自分ではこうやっているつもりの部分が映像を見てみると、どうも違う動きになっています。
現実(実際の映像)を変えるには自分の“やっているつもり”を変えなければいけません。
例えば「前に乗っているのでもう少し後ろに乗ってみましょう」とアドバイスを受けて、実際に後ろに乗っているつもりでやってみる。
そしてその映像を見てみる、映像の自分は自分が思っているよりまだ後ろに乗れていません。
と言う事は自分の“やっているつもり“の感覚が現実の動きとしてはイメージ通りになっていないということです。
現実の自分の動きが自分のしたい動きになるように自分の感覚とイメージを一致させることが大事です。
自分が思っている通りに体を動かせるようになることそれができれば自由なスノーボードがより楽しめますね!
阪西 翔 プロフィール
1982年3月11日生まれ 34歳
長野県出身
スポンサー NITRO, O’NEILL, ムラサキスポーツ松本店, HIMARAK, HYWOD
日本を代表するチームHYWODのライダー。
ストレートジャンプを極める事に全てを費やし、その独自のスピン理論を磨きあげ多くのライダーを育成している。
また他のプロライダーにレッスンを行う事からスノーボード界の”教授”という異名で呼ばれる。
日本最高峰のHAKUBA47のパークをプロデュースし同パークでJAPANPARKSCHOOLを立ち上げる。オフシーズンはKINGSでレッスンをしオンオフを問わずレッスンプロとして活動している。
阪西翔が自ら校長を務め、渾身の思いをこめたSeason Supportとは?
せっかくレッスンを受けて正しいやり方を教わっても1回のレッスンでは『そうだったのか』で終わってしまいます。それは本当の上達と言えるでしょうか?
阪西が出した答えは『NO』でした。本当の上達とは知るのではなく取得するものです。
Japan Park School Season Supportは1シーズンという期間をフルに使ったレッスンプログラムを作りあげることにより、1回1回のレッスンで着実に上達していくサイクルを作りあげました。正しい理論を積み上げていくことが最速での上達を可能とします。
皆様に『上達する喜びを味わってほしい!』そんな思いを込めてつくりあげたのが継続的レッスンにより最短距離での上達を可能とするSeason Supportというレッスンプログラムです。