フランスW杯スロープスタイルで木俣椋真が初優勝!村瀬心椛は2季ぶりのV

Ryoma Kimata and Kokomo Murase of Japan © Buchholz/FIS Freeski
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フランスW杯ティーニュで開催されたスロープスタイル4戦目で木俣椋真が嬉しい初優勝!女子の方でも村瀬心椛は2季ぶりのVを決めた。村瀬はビッグエア合わせてW杯通算6勝目となった。

日本勢の活躍は、この二人だけに留まらない。男子では、2位に地元フランスのロメイン・アルマンドが入ったが、3位は長谷川帝勝。
女子では、鬼塚雅が2位、岩渕麗楽が3位で日本勢が表彰台を独占だ!

シーズンも終盤に掛かり、世界の強豪選手がやや不参加の傾向はあったかもしれないが、それでも、高パフォーマンスを披露した選手には大きな拍手を贈りたい。

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女子決勝で、村瀬心椛は1本目こそ失敗したが、勝負が掛かる2本目にクリーンメイク!
フロントサイドのダブルコーク1080トラックドライバー、バックサイド720ウェドルグラブで最初の2つのジャンプを成功させ、ウォーターフォールレールではバックサイド・ブラントスライド270アウト、ドンキーキックレールで50-50バックサイド180、キャノンレールでスイッチバック・、ブラント270メランコリーそして、最後のジャンプでキャブ900ウェドルで締めくくった。
このランで90点というハイスコアを出し、優勝を飾った。

鬼塚は、最初の2つのジャンプでバックサイド720ウェドル、フロントサイド900メランコリーをメイク、レインボーレールではバックサイド・ボードスライドからフォワードにスイッチし、ミドルダウンレールでフロントブラント270、キャノンレールで50-50のフロントサイド180、そして最後にマネーブーターでキャブ900ステールフィッシュを決めた。

岩渕のランでは強風の中、難しいスタートを切ったが、キャブ900ステールフィッシュとバックサイド720のウェドルでうまくクリアし、最初のレールセクションのミドルレールでフロントブラントスライド270アウト、セカンドセクションのミドルレールでフロントボードスライド、キャノンレールで50-50メランコリーグラブ、そして最後のジャンプでフロントサイド720のウェドルを決めた。

この結果により、出場した日本の女子選手3人がすべて表彰台に立つという快挙を果たした。かつてこの実力者3人がビッグエアでスイープしたことはあるが、スロープスタイルでは初のこと。4位にローリー・ブルーイン(カナダ)、5位にジャスミン・ベアード(カナダ)という実力者を押しのけ、表彰台に立ったことは歴史的な素晴らしい結果と言えよう。

W杯スロープスタイル4戦目 女子ファイナル結果

1位 村瀬心椛(日本)
2位 鬼塚雅(日本)
3位 岩渕麗楽(日本)
4位 ローリー・ブルーイン(カナダ)
5位 ジャスミン・ベアード(カナダ)
6位 メリッサ・ペパーキャンプ(オランダ)
7位 ハンネ・アイレットセン(ノルウェー)
8位 アニカ・モーガン(ドイツ)
9位 メリア・ストーカー(オーストリア)
10位 エメラルド・マヒュー(カナダ)

男子で初優勝を果たした木俣椋真は、1本目のラン。スイッチ・バックサイド1260ステールフィッシュでスタートし、バックサイド1620メランコリーで2つ目のジャンプをクリア。レインボーレールではスイッチ・バックサイド・ボードスライドからフロントフリップ、セカンドセクションのミドルレールではスイッチ・バックサイド・ノーズライド・プレッツェル270、さらにキャノンレールではフロント・ブラントスライド630を決め、最後はジャンプでフロントサイド1440ダブルテールグラブを完璧に決めて締めくくった。

その他の日本勢で男子では、荻原大翔が5位、宮村結斗が6位、国武大晃が12位だった。木村葵来は予選を棄権。

W杯スロープスタイル4戦目 男子ファイナル結果

1位 木俣椋真(日本)
2位 ロメイン・アルマンド(フランス)
3位 長谷川帝勝(日本)
4位 イアン・マテオリ(イタリア)
5位 荻原大翔(日本)
6位 宮村結斗(日本)
7位 ウィリアム・マシーセン(スウェーデン)
8位 キャメロン・スパルディング(カナダ)
9位 リアム・ブレアリー(カナダ)
10位 ジェイク・カンター(アメリカ)

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