知られざるライダーJimmyの素顔③

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DMKでも何度も登場してくれたライダー、Jimmy。
わかりやすいハウツーのコーナーを担当し、ウィスラーから春の最新ライディング・セッションを披露してくれた。
彼はライダーという立場だけでなく、フィルマー、さらにはメーカーの裏方のような仕事もこなし、様々な形でスノーボード界で活躍して来ている。

一昨日から続いた『知られざるライダーJimmyの素顔』、本日最後は、ジミーのスノーボードの故郷、スノーボードの原点にもなっている『カナディアン・スタイル編』をお届けします!

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インタビューアー:飯田房貴

 

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写真提供:Radiot Photography http://radiotphotography.com
https://www.facebook.com/radiotphotography

 

カナディアンスタイル編

――ジミーの中でどれほど意識があるのか?定かでないけど、ジミーのライディングをカナディアン・スタイルと呼ぶ人がいます。
ジミーにとってカナディアン・スタイルって何だと思いますか?

Jimmy:  これ!ってのはないとは思うんですが、自分が思うのは、ジャンプにしろ、滑りにしてもきれいな流れ、英語で言う『FLOW』があって、必要以上に動かないスタイルかと思います。

――無駄のない動き。そこに魅了されるというところ?
例えばカナディアン・スタイルの象徴と言うと、誰が思い浮かびますか?

Jimmy:  う~ん・・・、デヴァン・ウォルッシュ、シモン・チャンバレン、マーク・ソラーズ、ケビン・グリフィン、マット・ベルジール、ジェイク・ クジック、スティーブ・カートライト、ラスティ・オケンデンですね。
こう見るとコンペティターよりムービースターが多いですね(笑)。

――渋い名前も出ていますね。スティーブ・カートライトとか、もう誰も知らないと思うけど(笑)。
デヴァン・ウォルッシュは、カナディアン・スタイルの象徴かもしれませんね。あれだけぶっ飛んで、ノーグラブみたいな感じで。

Jimmy: たぶんデヴァンでもわかないと思いますよ。あっ!あとE-manを忘れてました。スコット・ブラウンとかもスムーズですよ!

――ジミーが好きなアンドレ兄さん(ベノワ)の名前が出ていないですが?

Jimmy: そうですね。あの人はカナディアンスタイルというかベノワさんスタイルですね(笑)。他に真似できる人はいないのでオンリーワンです。彼はジャンプが大好きなんですが、抜けは置いといて、回転から着地までがコントロールされてていつもきれいに飛んでいきます。かなりぶっ飛んでっても回転が余っても、あの強靭な身体でストンプ!ある意味凄いです(笑)

昨春Jimmyも出演しアンドレ追い撮りも!DMK Global at Whistler Spring Session 2015

 

――さすがのベノワさんも休み明けは大きいサイズは苦しい言っていましたが(笑)。あの強靭の肉体から来るストンプは、まさに見た者しかわからない凄さですね。
ウィスラー・ネタというか、かなりマニアックな話になっているような気がするので、ここで一つカナダ・スタイルって感じの動画、いくつか紹介してもらえませんか?

Jimmy: カナディアンスタイルと言えばWildCatsの”nine lives” “Still Bastard” , Skidsの”Skids 2” この3つは滑り以外の面でもいろんなカナディアンスタイルが見れるのでおもしろいですね(笑)。Snowboard Canada’sのRelaxのオープニングに名前はでないけどいろんなライダーが出てきますしメインパートもおもしろいです。最近のだとThe ManBoysですね!
――The ManBoysは、トランスのオンラインビデオ賞も獲ったように、世界が認められた作品。世界のスノーボード・シーンでもカナディアン・スタイルはリスペクトされています。
逆にカリフォルニアのようなスタイルって、遊びがある滑りで、それはそれでいいと思うけど。そういうスタイルってジミーはどう思いますか?

Jimmy: 良いか悪いとかではなくてそれがスタイルなのであまり気にしてないです。あとは自分がそれを好むか好まないかです。人によって好みは様々なんで♪

――確かに。
今の日本を見ると、やはりアメリカ西海岸のような動きが人気?

Jimmy: それはあると思いますよ。結構ハデな感じが好まれる傾向があるので彼らが着るファッション、カジュアルなども人気ですよね。

――そうですね。そう言えば、今まであまり考えたことなかったけど、カナディアンのファッション・スタイルってあるんですか?

Jimmy: 最近は小汚い感じなイメージがありますね。昔、nomisとか流行った時とは変わってしてます。全体的にシルエットは細くなって来てると思います。

――nomisの時は、相当太かったからなあ(笑)。今が普通になったということか。
今後のカナディアン・スタイルって、どういうふうに進んで行くと思いますか?

Jimmy: こうなるだろうというのはないですが、個人的に思うに今までカナディアンは結構ムービースターがいっぱいいた様な気がしますが、最近はコンペティターの活躍が目立つ傾向に。
若い世代でこれからはfootyfiendのクルーみたいなのが主流になってくると思っています。
情報がすぐ手に入る時代になり動画や写真がすぐにみれたりできる時代になりました。けど、その反面一つ一つの作品の価値観が低くなってきるいる様な気が。これも時代の流れなんでしょうかね?

――誰でも作れる時代になっちゃったから。昔のように、DVDで発売するという敷居はなくなったし、気軽にポンポンとリリースできる。
敷居が低くなったことで、レベルの低いようなものが出回った一方、新しいものが生まれて来る土壌が生まれたとも考えられますね。

 

――長くなりましたが、最後に今季のジミーのスケジュール、また将来の目標を聞かせてもらえますか?

Jimmy:
このシーズンは今までの経験活かしてチョット裏方の仕事をしていこうと考えています。
自分にとって新しい事で、変わったシーズンになりそうなのでワクワクしてます。
自分のスノーボードとして目標がありますし、それに早く近づけるため滑っていきます!
エンドレスですがそれがアクションスポーツの楽しさじゃないかな?と思っています!なのでおじいちゃんになってもスノーボードをずっとやっていきますよ!

 

 

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<プロフィール>
名前: Jimmy(ジミー)
出身地: 滋賀県
血液型: A型
誕生日1988年2月29日
良く行くゲレンデ: 岐阜エリア、WhistlerBlackcom
趣味: スケートボード、サーフィン、SUP, DIY
スポンサー: FLOW, Westbeach, Pow gloves, Sandbox, b’s east, Naroo, Jam’s WAX, the 0123

 

●これまでのインタビュー
知られざるライダーJimmyの素顔①
https://dmksnowboard.com/interview/jimmy-1

知られざるライダーJimmyの素顔②
https://dmksnowboard.com/interview/jimmy-2

 

 

 

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