知られざるライダーJimmyの素顔①

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DMKでも何度も登場してくれたライダー、Jimmy。
わかりやすいハウツーのコーナーを担当し、ウィスラーから春の最新ライディング・セッションを披露してくれた。
彼はライダーという立場だけでなく、フィルマー、さらにはメーカーの裏方のような仕事もこなし、様々な形でスノーボード界で活躍して来ている。

今回は、意外と知られていないJimmyの素顔に迫ります。
全3部構成。本日から3日連続でお伝えします!

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インタビューアー:飯田房貴

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生い立ち編

――ジミーが初めてカナダに来た頃だから、ほぼ10年とかのお付き合いですね。でも、そもそもスノーボードを初めてきっかけ、カナダに来た理由など聞いていなかったね。スノーボードはいつ、どんなきっかけで始めたの?

Jimmy: 家族全員がみんなスキーをしていて3歳くらいからスキーはしていたみたいです。小さくてて正確には覚えてないですが・・・。
丁度スノーボードバブルの時ですかね?
お兄ちゃんがスノーボードショップで働いてて、「やってみるか?」ってなってスノーボードデビュー確か10歳頃にデビューしました。
スキーと全然違って滑れなくてやりたくないって言って泣いていたのを覚えてます。
その時代はキッズのスノーボードレンタルなんてないんで、Burtonの110cmの板を買ってもらいました。
高価な物をワザワザ与えてもらって感謝してます。

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――ジミーが、スコーミッシュ(バンクーバーとウィスラーの中間地点にある町)の高校に通いながら、ウィスラーでスノーボードをしていたことを思い出すけど、中学卒業してから、カナダに来たの?

Jimmy:  中学卒業してカナダに留学しました。最初の1年間はCSBA(http://www.canada-sports.net/)に通いました。その時はまだジュニアのプログラムがなくて一般の生徒方々と過ごしました。
(※現在のCSBAはジュニア・プログラムがあり、地元ウィスラー高校へ通うサポートや、五輪を目指すアスリートなど受け入れている。)

――その時には、どれくらいスノーボードができたの?

Jimmy:  来た時はカービングができてキッカーも普通にストレートならグラブして飛べるくらいでした。スピンとはできませんでしたし、パイプも初めてカナダに来て入りました。
――じゃあ、まさにウィスラーに来て、スノーボードが上達したんだね。
だけど、中学卒業あたりでカナダに来るなんて、一大決心だったと思うけど、なぜカナダに行こうと思ったの?

Jimmy:  その時なんか日本のライダーが海外のライダーに絡んでたり、コミュニケーションをとってるイメージがなくて、なんかそれは損してる感じがしました。もし自分がスノーボードが上手くなって世界に出て行ったとして。英語って世界共通語として使われてるから、そこで英語ができるだけで、できないよりは絶対チャンスや新しい出会いがあると思ったので海外へ行こうと決めたのです。その時、自分は15歳で、受け入れてくれる学校がCSBAだけだったので、オートマチックにカナダになりました。
――そんな若い時にその決心を持つなんて。凄いな。
実際に、カナダで生活してみて、どうだった? 普通ならまだ親元から離れて寂しい年齢だけど。

Jimmy: 日本や親から離れて寂しいって気持ちには全くならなかったですね(笑)。パブリックのスケートパークもあって、ずっと滑れる環境にこれて、ものすごく嬉しくて楽しかったのを覚えてます。
――本当、ウィスラーの生活が合っていたんだね。
今ではペラペラに話せる英会話だけど、来た時は戸惑ったのでは?

Jimmy:  英語は大変でしたよ!
なんせ元々英語ができた訳ではないんで・・・。
中学1年生の春休みに家族旅行でバリに行った時は入国審査書に自分の名前をローマ字で書く事ができなかったですし(笑)。
中学生2年生の時の英語の成績は5段階評価の最下位の1を取ってたくらい英語はできませんでした。
洋楽とか聞いていたので、ちょっとヒアリングは慣れてたと思いますが、向こうが言っている意味がわかってもそれに対して答えられなかったりはいっぱいありました。
けど、そこで「あ~無理だ」「こんなところで生活できない」「帰りたい」とは思わなかったですね。

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――やはり大きな家族の中で育ったから、性格的にたくましくなったのかな?

Jimmy: それはあるかもしれません。兄弟も多いのでいろんな人と関わる事がありました。スケートやサーフィンに連れてってもらったり、キャンプに行ったり、釣りに行ったり、中学校の夏休みにサーフィンしに千葉に篭ったりしました。中学校のお昼はお弁当持参だったので、自分の弁当は自分で作るという家のルールがあったので、そういった面でも役にたってたんだと思います。
――一番影響を受けた兄弟は?

Jimmy: 9人家族、7人兄弟の男3、女4ですが、影響を受けたのは、う~ん、兄ちゃん2人共ですね。年齢がけっこう離れてるのにいろんなところに連れて行ってもらって、いろんな経験をさしてくれたり、いろんな人と関わる事ができました。スノーボードはもちろん、スケートやサーフィン、ウェイクボード、海外にも連れってもらたっりしました。

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――お兄さんに叱られると鉄拳が飛んだということも聞いたけど。どんなことに厳しい方ですか?

Jimmy: 基本的には自由にさせてくれます。ただ、人として当たり前の礼儀、他人に迷惑をかけないとか、度を過ぎたことをすると厳しい鉄拳が飛んできたりしましたね。
――まるで昭和のお父さんのような存在ですね。

Jimmy: そうですね。周りの人達も厳しくしてくれました。それが今、とても役に立ってます。
『プロ編』に続く
https://dmksnowboard.com/interview/jimmy-2

 

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<プロフィール>
名前: Jimmy(ジミー)
出身地: 滋賀県
血液型: A型
誕生日1988年2月29日
良く行くゲレンデ: 岐阜エリア、WhistlerBlackcom
趣味: スケートボード、サーフィン、SUP, DIY
スポンサー: FLOW, Westbeach, Pow gloves, Sandbox, b’s east, Naroo, Jam’s WAX, the 0123
Twitter: @aka_jimmy
instagram: @aka_jimmy

 

 

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