スノーボーダーの中には、肩の脱臼クセがあって困っている方もいると思います。
僕自身そうでした。
何度も肩が脱臼してクセになり、最悪の酷い時期には寝ている時にも抜けてしまったり。
やった人ならわかるけど、ハンパなく痛かった。
二十歳の頃、肩脱臼をしないための手術をしたのですが、当時のやり方がよくなかったのか、その後も何度か脱臼してしまいました。手術してだいぶ抜け難くはなったけど、手術したのに抜けたことはショックでしたね。
それで、今はほぼ克服し、自分の記憶ではもう10年以上も肩の脱臼をしなくなったのですが、その克服方法、最強エクサイサイズをご紹介します。
それは、みなさんも見たことがあると思うけど、ゴムチューブを使う方法です。
このようなトレーニング用具は、バーベルなどで負荷を上げてビルドアップした筋力を作るのではなく、小まめに何度も回数を行いインナーマッスルを鍛えるのに最適です。
トレーニングも様々な方法があるのですが、最も効果的なのは以下のようなトレーニングです。
持ち方を変えてみても微妙に肩周りの鍛える箇所を変えることができます。
また、ゴムチューブを短くしたり、さらに肩以上に上げることで、より強化的なトレーニングができます。
両手を前ではなく、サイドに持って行くのも効果的!肩の外側を鍛えることができます。
トレーニング・メニュー例 40回×3
自分の場合、まずは続けて40回やります。
ちょっとだけ休んでさらに40回。そしてもう40回と合計で120回やります。
だいたい一か月に20日間ほどやります。
朝滑りに行く前にやったり。
寝る前にやったり。
やった日には、一応、ノートに書き込み、毎月何回やっていたのかチェック。
こうして、自分のトレーニング量を記して、来年度以降の回数目標の参考にしています。
このトレーニングのお蔭で、肩の脱臼が治りました。
いや、実際には治ったのではなく、防いでいるのです。
あとこのゴムチューブを使ったトレーニングでは、逆手に持ち、あるいは壁などに括りつけて大胸筋を鍛えることもできます。
肩の脱臼クセを直すには、肩以外にも大胸筋を鍛えることも大切なので、こちらのトレーニングもぜひオススメします。
飯田フサキ プロフィール
東京都出身、現在カナダ・ウィスラー在住。
スノーボード歴34シーズン。そのほとんどの期間、雑誌、ビデオ等スノーボード・メディアでのハウツーのリリースに捧げている。
90年代を代表するスノーボード専門誌SNOWing誌では、「ハウツー天使」というハウツー・コラム執筆。季刊誌という状況で100回以上連載という金字塔を立てる。またSnowBoarder誌初期の頃から様々なハウツー・コーナーを担当し、その中でも一般読者にアドバイスを贈る「ドクタービーバー」は大人気に!その他、自身でディレクションし出演もしたハウツービデオ&ハウツー本は大ヒット。90年代のスノーボード・ブームを支えた。
現在も日本最大規模のスノーボード・クラブ、DMK Snowboard Clubの責任者として活動し、シーズン中に一回は日本へ帰国しコーチングも行っている。
普段は、カナダのウィスラーのインストラクターとして活動し、今なお世界中の多くの人にスノーボードの楽しさを伝え続けている。2016-17シーズン、ウィスラーのインストラクターMVPを獲得!!