今、フォローすべきプロ・ライダー7人プラス・ワンをセレクト。
彼らのインスタをチェックすれば、最新スタイルのスノーボードが学べる。ぜひ彼らのスタイルを参考に、あなたのスノーボーディングのティストに加えてみよう!
先日アップした特集記事『今、アツいライダー10人』は、お陰様で大きな反響がありました。
そこで、今回はさらにコアに攻めます!
スノーボードの専門誌が元気がなくなった昨今、なかなか注目すべきライダーが追えていない、と思う。
現在のスノーシーンではわかりやすいオリンピックで活躍する選手、Xゲームに出場する選手などがもてはやされる傾向になっているのではないだろうか。
しかし、実際にカッコいいプロ・スノーボーダーは世界中に埋もれている。すでに海外の一部コアなスノーボーダーたちに知られている存在だが、まだ一般的には知られていない。
そこで今回の特集コンテンツは、前回よりももっとコアな紹介していくというのが企画の趣旨だ。
今回も選考にあたり協力してくれたのは、ウィスラー在住の薬師寺亮(やくしじ・りょう)。
どのライダーを登場するべきか?
「ちょっと考えるだけで、あの人もこの人もってなるのでチョイスが難しいですけど…」
とのことだが、それだけリョウくんが、日頃から各ライダーたちをチェックしているという証だろう。
今回も素晴らしいセレクト、改めて感謝したい。
目次
Max Warbington
インスタ名:69max420
マックスの魅力は、遊び方のうまさ!
ジブのプレスだったり、バタートリックがうまい。
確かに最近アップされたばかりの映像を見ても、ジブアイテムからのアウトで、通常ならボードを真っすぐにチャクるところ、
わざわざ横滑りのようにヒールサイドでチャクったりして、その発想がおもしろい!
さらに衝撃的なプレスのうまさの動画が以下に紹介するもの。
なんと、バックフリップから小屋の屋根にノーズプレスしている。通常ならテールが落ちてしまいそうなのに、このプレス力はあり得ない!
そう、コンテストに出場しないでも、こんなに凄いことをやってのけるライダーは、世界に埋もれているものなのだ。
さあ、こんな感じでネクスト・ライダーご紹介していこう。
Craig Gouweloos
インスタ名:craiggouweloos
クレイグのカッコ良さは、低回転ジャンプ!
近年、オリンピック効果もあり、トップ選手の回転数はクレイジーなほどクルクル回す傾向が強まった。確かにそれはそれで凄いしカッコ良いものだけど、そこではジャッジには評価し難いカッコ良さも失われているのも事実だ。
低回転アーティストのクレイグは、そんな流れに警鐘を鳴らすようなクールなトリックを見せる。
フロントサイド・スリーという低回転なトリック各ライダーで最もスタイルを出すカッコ良いトリックだが、クレイグはグラブしてから優雅に身体を反らせるジャパン・グラブを決めるスタイル!
以上の動画には、2フッテージが重なっているが、特に2つ目の正面からのジャパンを決めた画が超カッコいい!
全体的にクレイグのインスタは、単に技を見せるだけでなく、かなりカット割りしたアースティックな作品も多いので、そのへんも見どころ!
ぜひ、チェックしてほしい。
あと、彼はこんなユニークな縦回転技を見せる。
着地寸前の合わせが、なんとも絶妙でカッコいい。
こうした逆回転を加えたような着地の仕方は、他のインスタ動画を見ても確認できた。日頃からシャフルの動きをトリックに取り入れているからこできる技と言えよう。
最後にもう1つだけ、クレイグを有名にした映像も紹介しよう。
それは、2017年にアップして、現在のところ16万も再生したこの男ぶりが伝わる超巨大フロントフリップ!!!
Dusty Henricksen
インスタ名:dustyhenricksen
ダスティーは、アメリカのスロープスタイル代表選手であるが、さすがにマンモスで鍛えたスノーボーディングだけあって、ひじょうにクリエティブなライディングをする。コンペティターという枠を超えて、様々な遊び心ある滑りを披露。もちろんその遊びには、技術の高さから成せる。
例えば、この夏も精力的に最新動画をアップしているが、以下もお気に入りの一つだ。
グラブの仕方、ジブアイテムのアウトからのテールブロック、さらにそこからのフロントフリップなど、まさにダスティ―を象徴するような映像だ。
また、ジブアイテムからのアウトの仕方が、ひじょうにクリエティブ。
そのことを象徴する様々な映像があるが、とりわけ以下のダブルフリップ・アウトが強烈!
彼の身体能力の高さにも驚かされるだろう。
他にもたくさんのクリエティブなライディング映像を残しているので、ぜひダスティーをフォローしよう!
Miles Fallon
インスタ名:miles_falcon
長髪をなびかして全力でスノーボードを楽しむ姿は、さながら前回の特集記事で紹介したMike Rav系。
とりわけ誰もが驚くような豪快なトリックを噛ますわけではないが、ともかく細かな様々な技を放つ。
以上のように持ち技も多彩!
マイルズのようなライダーといっしょにセッションできたら、どんなに天気が悪い日でもきっと楽しい日になるだろうな、と思ってしまう。
そんな愛すべきキャラクターのライダーだ。
彼は、1つのアイテムで1トリックに留まらず、着地した後すかさずご愛敬とも言えるトリックも入れて来る。
以上のようなヒップ系でもご覧の通りだが、ストレートのキッカーでも同じうような動きを見せたりする。
おそらく、いっしょに滑ったら下にあるレストハウスの最後の最後までトリックを出しまくるのだろう。
彼の全力でスノーボードをする姿勢を、見習いたい。
Nora Beck
インスタ名:snore.a
女子のストリートを次世代レベルに引き上げる、そんな力を持ったライダー、ノラ・ベック。お馴染み過激女子クルーのTOO HARDのメンバーの一人だ。
メインの撮影活動で、ストリートでヤバい映像を残しているので、パークアイテムなんてお手のモノ!
推薦したリョウくん曰く、「女子にしてはハイスピードでジブに入っていて突っ込みがいい!」とのこと。
確かに「何ができたか」ということも大事だが、「そのスピード感」も大事な要素。
ちなみにノラちゃんは、以下のようなモデルのようなカッコいいショットも披露しているぞ。
Tommy Gesme
インスタ名:tommygesme
Adidasのスノーボードチームは、業界内でもクールな編成と言われている。ライダー数を絞り、しかもみんなNOコンペティター。映像でスノーボード・カルチャーを伝えるカッコいいライダーばかりである。そんな精鋭部隊の8人に、チーム発足時から在籍していたのが期待の若手、トミーだ。
主なメイン活動場は、ストリート。ともかく、彼はうまくてスタイリッシュ。
「ジブに入るまでの雰囲気、ファッション、板さばき、着地の余裕など…。映像1つで自分的にカッケーと思ったので、そこが魅力です!」
リョウくん談。
Braedon G Wheeler
インスタ名:don__wheeler
最後7人目は、ウィスラーでパークを滑っている人なら知らぬ者はいない!というローカル・ヒーローのドン・ウィラーだ。
滑りには安定感があり、ドンを見たライダーたちは彼のスタイルに魅了される。ひじょうに気さくな性格で、運良くウィスラーで出会ったらいっしょにセッションしてくれかも!?またウィスラーのパークにもよく出没するぞ。
Sunday in the Parkでトリを務めたこともあり、その実力はカリフォルニアにも届いている。
プラス1 gimbalgod
インスタ名:gimbalgod
最後におまけでご紹介したいのは、ライダーでなくフィルマーとして有名なgimbalgodだ。
現在のところ投稿数が516件で、フォロワー21.9万人というモンスター・フィルマー。
GoProでの追い撮りがメインで、その斬新なアングルから生み出されるフッテージは、世界中のスノーボーダーを虜にしている。
一般的にgimbalgodを有名にした出来事は、以下のセベ・デ・バックの追い撮りでのアクシデントがきっかけと言われている。
こちらの動画、2つあるのでぜひ両方とも見てほしい。凄まじい転倒シーンだ。
gimbalgodは、元々スノーボードが好きな少年だったが、13歳に撮影するチャンスを得て、それがきっかけでライダーよりも撮影者にハマっていった。
現在、彼はスノーボード界で最もホットで知られたフィルマーだ。
本名は、スペンサー・ホワイティングさんと言う。
彼の素顔をよくストーレ・サンドベックのブログ的動画、StaleLIFEで登場することがあるので、見たことがある人もいるだろう。
ストーレの鮮やかなトゥイークを追ったこんな映像も有名だ。
おそらく、あなたが最近見たメチャクチャにカッコいいインスタ映像は、このgimbalgodの可能性が高く、それくらい彼はこの世界の巨人。
長らくインスタの世界ばかりで脚光を浴びて来たgimbalgodだが、最近、彼の生い立ちを紹介したユーチューブの動画もアップされた。
残念ながら、このユーチューブにアップされた動画は、まだあまりチェックしている人がいないが、彼の仕事ぶりを垣間見れるので、気になる人はぜひチェックしてみてほしい!
ザッツ・イット!
checkしていただいた方、ありがとうございます。
あなたも紹介したいオススメのライダーいましたら、ぜひDMK編集部→[email protected]に送ってください。