ニュージーランドたった一人の感染判明でスキー場がクローズへ

ニュージーランドのアーダーン首相は昨日(17日)、最大の都市オークランドで新型コロナウイルスの新規感染者が1人確認されたため、全国的なロックダウン(都市封鎖)を導入すると発表した。たった一人の感染者で、ロックダウンというのは驚かれるかもしれないが、ニュージーランドでは元々、ゼロ・コロナを目指しているため、昨年も同様な処置を取っている。

同国では最も厳しい警戒レベル4に達し、ニュージーランドの主なスキー場も一斉にクローズすることを伝えた。


マウントハット、コロネットピーク、リマーカブルを運営するNZSkiでは、3つのスキー場のSNSに以下の内容の共同コメントを発表した。

「今シーズンはとても楽しかったですが、残念ながらレベル4では操作できません。 冬はまだ諦めていません。またお会いできることを願っています。」

これを受け地元のスキーヤー(or スノーボーダー)からは、「パウダーだというのに最悪タイミング!明日はブルーバードの下、滑れるのに楽しみにしていたのに」という残念がる声や、「アップデートありがとう!週末クライストチャーチから上がる予定だったけど、諦めます。まだ冬のスノーボード諦めていません」という、冷静に対応する声などもあった。

またカードローナ(※トレブルコーンスキー場も保有)は、以下のように「3日間閉鎖する」ということを発表した。

「ニュージーランドはレベル4に向かっているため、カードローナとトレブルコーンは今後3日間閉鎖されます。 地面に新雪が降り積もったので、私たちはみんな、山に戻るたい気持ちでいっぱいです。しかし、今は家にいて、安全を確保してください。 アクセス道路は閉鎖されます。」

日本からしたら、「一人コロナ陽性者が出ただけで、ロックダウンか!スキー場閉鎖か!」と気持ちにもなりそうだが、こうして徹底的に感染経路を洗い出し、安全対策しているのがニュージーランド流。そして一度安全と判明すれば、また国が活気付き、同国最大の人気スポーツ、ラグビー観戦でも大きな観衆で盛り上がる。
もし、時間が戻せるなら同じ島国の日本もこうしておけば良かった、と思われるかもしれない。

ちなみにニュージーランドのコロナのワクチン接種は、まだ20パーセントだそうだ。これは日本よりも低い数字だが、同国のコロナ対策の徹底ぶりは凄い。
来るべきシーズンに向かって、日本のスキー場のコロナ対策、ラウンド2の手腕も問われるだろう。

以下、ニュージーランドのジャシンダ・アーダウン首相の会見の様子。力強くコロナ撲滅を訴えるメッセージ力。頼れる39歳の若き女性リーダーの姿はカッコいい。

「衛生当局が、感染者の移動を全力を挙げて調べています。
まず安心してください。我々はこういったことに対する計画があります。
その計画を実行に移すだけです。
そしてコロナを撲滅し封じ込めます。」


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