スノーボードの歴史に新たな1ページが加わったと言っていいかもしれない。
なんと、バートン・スノーボードがアメリカ合衆国造幣局(US Mint)と共同で、スノーボーダーを片面にあしらった新しい1ドル硬貨を制作したのだ。
裏面のデザインは、スノーボーダーがメランコリーグラブをしており、バーモント州の風景にインスパイアされた冬の山々のスカイラインを背景に描かれている。表面のデザインは、自由の女神の横顔をドラマチックに表現し、”IN GOD WE TRUST “と “1ドル “の刻印がある。
この1ドル硬貨は、造幣局のAmerican Innovation(アメリカン・イノベーション)シリーズの一部として製造された。各州、コロンビア特別区、5つの米国準州は、このシリーズを通じて表彰され、定期的に発表されている。この1ドル硬貨は、バートンの拠点でもあるバーモント州の硬貨である。
アメリカ合衆国造幣局(US Mint)のAmerican Innovation(アメリカン・イノベーション)プログラムは、アメリカの技術やイノベーションに関連するテーマを描いた新しいシリーズの硬貨プログラム。このプログラムは2018年に始まり、連邦議会によって設立された。
このプログラムでは、各州がその州の歴史的なイノベーションや技術的な貢献に焦点を当てた1つまたは複数のデザインを提出し、それを硬貨のデザインとして選択することができる。各州のイノベーションに関連するテーマは多岐にわたり、科学、技術、医療、農業、通信、航空宇宙などが含まれるということだが、バーモンド州ではスノーボードが歴史的なイノベーションに値するということで決まったようだ。
ちなみにアメリカでは、1ドルの流通は紙幣によって行っており、この1ドル記念コインはなかなかアメリカに行っても見つけるのが難しそうだ。ぜひ、バーモンド州に行く機会があったら、ゲットしたいものだけど、行く用事がないなあ…。
ちなみにバートンのインスタのコメント欄を拝見すると、「女性ライダーを選択したのが素晴らしい」「技がイケてない」「なんでシムスではないんだ」など、様々なユニークなコメントがある。
2020年以来、私たちは@unitedstatesmintおよび@philscottvtと協力して、「American Innovation」シリーズのバーモント州の1ドル硬貨をデザインしました。この複数年にわたるシリーズは、50州、コロンビア特別区、5つの米国準州ごとに1ドル硬貨を発行することで、イノベーションとイノベーターを称えています。
雪の上をボードで滑るというコンセプトは、少なくとも1920年代から、おそらくそれ以前から存在していたが、スノーボードの技術的発展と、斬新なレクリエーションから世界的な現象への転換は、バーモント州と密接に結びついています。
スノーボーダーが描かれたこの新しい1ドル硬貨は、ジェイク・バートン・カーペンター、バートン、そしてスノーボードの芸術、コミュニティ、文化の先駆者としてのバーモント州のユニークな役割を表しています。