クレイグ・マクモリスがあえてディレクショナルボードのバインをセンターにする理由

スノーボードのビンディング設定する上で、参考になるアドバイスをクレイグ・マクモリスがしてくれているので、ご紹介しよう。
セットバックされているディレクショナルボードのバインを、あえてセンターにする理由を説明している。

クレイグの板は、BurtonのCustomで長さは、156cm。
身長が178cmあるクレイグには、ちょっと短めにも感じるが、フリースタイル愛好家ならこのあたりの長さチョイスが標準。
ちなみに記者は、身長165cmで、最近は152cmのボードを愛用している。かつては、156cmも154cmにも長らく乗っていたが、最近は152あたりが自分のベストだと思うようになった。フリーライディング愛好家は、とかく長い板をチョイスする傾向にあるが、ウィスラーのような雪が降った後のコースが凸凹になるような時など、意外に短めのボードの方が調子いいのだ。

本題に戻ろう。

BurtonのCustomは、いわゆるノーマルのキャンバーの方。つまり、メーカーが推奨している設定のところにビンディングを付けると、ややセットバックになる。つまり、ノーズの方がちょっとだけ長くなるのだ。しかし、クレイグはその設定が若干気になるようで、あえてビンディングの位置を前に持って行くそうだ。

これは興味深い。多くのスノーボーダーは、そのままメーカー推奨のところにバインをセッティングするものだし、パウダーの日にはセットバックさせるものである。今回のクレイグのように「セットフロント」にするというのは、聞いたことがないのでちょっと驚いた。

実際にちょっと前にしたぐらいでは、滑りには影響しないようなのだが、パークに入った時にノーズが長いと気になると言うのだ。だから、あえてノーズとテールが同じが長さになるようにセットフロント(=バインの位置を前にすること)にするというのだ。これは、自分の気持ちの問題だと言う。パークに入って、前後のボードの長さが同じである感覚が、ライディングに好影響をもたらすと考えているのである。

さらに興味深いコメントとしては、クレイグは「キャンバーの板こそ、スノーボードの板」と考えている点である。キッカーもレールも入るし、時にはストリートやバックカントリーの撮影も行うクレイグだが、彼はそんな状況でもオーソドックスなキャンバーボードを選んでいるのである。

また愛用しているビンディングは、Malavita(マラビータ)だ。ミディアムフレックスのマラビータは、フリーランからフリースタイルをメインに考えるライダーに人気が高い。バートンの中では、さらに固めのCARTEL(カーテル)も人気で、ユーザーの方はどっちにするか迷う人もいるのでは?
記者は個人的にカーテルを愛用しているけど、よりカービング思考が強いスノーボーダーならカーテルで、より飛んだり跳ねたり遊びたいという方ならマラビータが良いと思う。
どちらにしても「よりどっちが」という話で、どちらもカービングもフリースタイルに対応できるバインだと思う。

最後に、クレイグの愛用ブーツだが、こちらはION(アイオン)である。アイオンというと、固くてストロングなイメージもありフリースタイラーであるクレイグには合わないようなイメージもあって、こちらも興味深いチョイス。おそらく、カナダのような大きな山でぶっ飛ばして滑るタイプなので、より固くて、クッションもしっかりしているアイオンを好むのだろう。
バインがミディアムフレックスのマラビータにしている一方で、ブーツはよりストロングなチョイスをしているのだ。

バインのセッティング含め、なかなか興味深いクレイグのアドバイスでした。