北京オリンピック金メダリストの平野歩夢が、本日、アメリカのコロラド州カッパーマウンテンで行われたワールドカップのハーフパイプ2戦目の決勝戦に出場し優勝!
1本目、2本目と決まらずに応援している方は、ハラハラさせられたがラストの3本目で見事にクリーンメイク。大技トリプルコーク1440も決め、91.00ポイントを獲得。今季初Vとなり、W杯では2季ぶりの優勝を成し遂げた。
平野歩夢は、1本目のランで大技フロントサイド・トリプルコーク1440にも挑戦するも転倒。2本目はトリプルコーク1440に成功するも2ヒット目のキャブダブルコーク1440で着地で失速。後がない勝負となる3本目で、北京オリンピックに輝いた時のような崖っぷちのランを披露した。
①フロントサイド・トリプルコーク1440トラックドライバー
②キャブ・ダブルコーク1440ウェドル
③フロントサイド・ダブルコーク1260インディ
④バックサイド・ダブルコーク1260ウェドル
⑤フロントサイド・ダブルコーク1080トラックドライバー
以上のルーティーンでこの日の頂点に立った。
2位は、韓国の新星リー・チョウン、3位には 戸塚優斗が78.00点で3位に入った。優斗は最後のヒットでダイナミックなフロントサイド1440をメイク。元々北京オリンピック前までのシーズンでは、スコッティを圧倒し世界のトップに君臨でしていただけに、この結果は嬉しい。3戦目にも期待が掛かるランだった。
さらに山田琉聖が5位、重野秀一郎が6位、前大会で2位だった平野流佳は10位。
全大会で優勝したスコッティ・ジェームスは、予選では見事1位通過だったが、決勝では3本中1本も決まらずに9位で終わった。
W杯ハーフパイプ2戦目アメリカ・カッパーマウンテン男子結果
1位 平野 歩夢(日本)
2位 リー・チョウン(韓国)
3位 戸塚 優斗(日本)
4位 バレンティノ・グセリ(オーストラリア)
5位 山田 琉聖(日本)
6位 重野 秀一郎(日本)
7位 チェイス・ジョーセイ(アメリカ)
8位 ジェイソン・ウーリー(アメリカ)
9位 スコッティ・ジェームス(オーストラリア)
10位 平野 流佳(日本)
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36位 平野 海祝(日本)
FIS W杯ハーフパイプ・シーズン王者ランキング(2023/12/16現在)
1位 リー・チョウン(韓国)
2位 平野歩夢(日本)
3位 スコッティ・ジェームス(オーストラリア)
4位 平野 流佳(日本)
5位 チェイス・ジョーセイ(アメリカ)
6位 重野 秀一郎(日本)
7位 ジヤン・ワン(中国)
8位 戸塚 優斗(日本)
女子の優勝は、韓国の崔ガオンがスイッチバックサイドを決めたルーティーンで92.75点を獲得し、W杯初出場で優勝。なんと彼女の年齢は、まだ15歳という若さだ。
そして2位には、昨シーズン王者の小野光希がキャブ900を含むルーティーンで90.00点をマークして2位。
①バックサイド・インディ
②フロントサイド900テールグラブ
③バックサイド540ウェドル
④フロントサイドFS720インディ
⑤Cキャブ900ステールフィッシュ
雪不足のコロラドでパイプサイズは、通常よりも小さかったが見事にスピードを保ちながら2本目でクリーンメイクに成功した。
W杯ハーフパイプ2戦目アメリカ・カッパーマウンテン女子結果
1位 崔ガオン(韓国)
2位 小野 光希(日本)
3位 マディ・マストロ(アメリカ)
4位 ビー・キム(アメリカ)
5位 ケラルト・カステリェト(スペイン)
6位 ブルック・ドント(カナダ)
7位 ブレイナンス・ウィッキ(スイス)
8位 イザベリ・ロエッチャー(スイス)