日本スノーボード界初の悲願の金メダルを獲得した平野歩夢が、地元の新潟県・村上市に凱旋!弟で同じく北京オリンピックでとてつもないスカイハエアで世界を驚かした弟・海祝と共に「次なる”挑戦”への思い」を語った。以下、その模様を紹介してれた新潟ニュース NST。
北京オリンピック・スノーボード男子ハーフパイプで金メダルを獲得した平野歩夢選手と、高さのあるエアで世界を驚かせた弟の海祝選手が地元に凱旋。
これまでの支援に対する感謝や、今後についての思いを語りました。
10日午前、地元・村上市に凱旋したのは、スノーボード男子ハーフパイプの平野歩夢選手と海祝選手の兄弟です。
村上市の職員から花束を手渡された2人は、応援してくれた人たちへの感謝の思いを述べました。
【平野歩夢 選手】
「小さいころからの夢をつかむ姿を皆さんに届けられたのも、周りの人たちの応援とサポート・協力があってこそ」
【平野海祝 選手】
「テレビやSNSなどで、村上市民の皆さんが応援してくれているのを見て勇気づけられたこともあったので感謝している。ありがとうございます」
歩夢選手にとってはスケートボードとの二刀流の挑戦を終え、そのわずか半年後に挑んだ北京オリンピック。
前人未踏の大技・トリプルコーク1440を成功させ、悲願の金メダルを獲得しました。
一方、弟・海祝選手も高いエアを披露し、初めてのオリンピックで9位に。兄弟で記憶にも記録にも残る活躍をみせました。
【平野歩夢 選手】
「ソチと平昌と北京すべて通して、村上市の力があって、自分の力を出し切れた部分がある」
2人から語られる地元への思い。小さいころから地元で汗を流してきた2人の活躍に高橋邦芳市長は…
【村上市 高橋邦芳 市長】
「2人が正面玄関に向かってくる姿を見て感動した」
海外遠征が続いていた2人に、いま食べたいものを聞くと…
【平野歩夢 選手】
「お寿司とかが好きなので、お寿司食べたいですね」
兄弟そろって寿司を挙げましたが、きょうはおあずけでしょうか…。
休む間もなく午後に向かったのは…
【松村道子キャスター】
「まもなく平野歩夢選手・海祝選手が県庁に到着します。その姿を一目見ようと、昼休み中の県職員の皆さんが続々と集まってきました」
【県庁内で働く人】
「笑顔の歩夢くんを見たい」
【松村道子キャスター】
「2人が県庁に到着しました。今回初めて兄弟そろっての県庁訪問となります」
【県庁内で働く人】
「かっこよかった」
午後、花角知事のもとを訪れた歩夢選手と海祝選手。
【花角知事】
「おめでとうございます。何よりもお二人の後に続く子どもたちが夢をもらったと思っている」
歓談の中で花角知事が歩夢選手に尋ねたのは…
【花角知事】
「これからも両方(スノーボードとスケートボード)やり続けるの?」
【平野歩夢 選手】
「やっていきたい気持ちはあるけど、まだ決めていないので。チャレンジはスケボーじゃなくてもしていきたい」
そして、話題は来年度の県予算に組み込まれたスケートボードパーク建設に。
【平野歩夢 選手】
「東京、今回も含めて日本人が活躍して、夏と冬の横乗りはだいぶやりたいと思う人は増えたと思う」
オリンピックの舞台で“挑戦の素晴らしさ”を伝えた平野兄弟。
【平野海祝 選手】
「兄ちゃんに憧れて、ここまで8年かけてこられたので、小さな子どもたちにも夢というものをみてほしいなと思う」
【平野歩夢 選手】
「今回、兄弟で出られて、少しでも自分たちのやってきたこととか、スノーボードのかっこよさが子どもたちや新潟県の人たちにちょっとでも届いたのではないか」
以下の動画は、会見ノーカット版です!