
スノーボード歴が、実に38年にもなるという大ベテラン!
元Kemper(ケンパー)ライダーの阿部 幹博氏が、今季、日本に再上陸して話題となっているKemper Snowboardsを30年ぶりに使用。その感想を語ってくれた。

阿部幹博氏と聞けば、まずは思い出すハーフパイプのナショナルチームのヘッドコーチ!
着任1996年から10年にも及ぶ間、日本チームを率いて現在のナショナルチームの礎を築いた人物と知られる。
ソルトレイクでの中井孝治の幻のメダル獲得、あの涙の抗議が懐かしい。
しかし、阿部氏は元々プロ・スノーボーダーで、1980年代にはSimsのライダーとして活躍。
ショップライダーから始まり、レップ(代理店問屋)のライダーを得て、メーカーライダーへと昇格していった。
Simsの中では、当時最も活躍したのだが、メーカーからの評価が高くなく、嫌気がさして(?)、Kemperに移籍した経緯を持つ。
Kemperのライダーとして4年間活躍された。
ちなみに、当時、阿部さんが活躍されたいたKemperの広告と言えば、こんな感じだった。

さらにもう一枚、貴重な写真を見せちゃいましょう!
かつての世界のトップクラス女性ライダーたち。

以上の写真は、1989年のUS OPENのもの。
中央にいるのは、当時の女王アシルド・ルフタス。まだその頃、若造だったテリエ(ハーコンセン)も一目置いたお姉さんプロ・スノーボーダーだった。
そして、右から2番目がティナ・バシッチで、Kemperを愛用。しかもすでに、一人だけダックスタンス(※後ろバインがほぼ0度からややプラス角度に見受けられる)で、カッコいい!
Kemperは、Burtonよりもやや人気が弱かったは言え、大関クラスを保つ市場を確保していた。ポップな印象で、台頭ブランド!
ティナは、後にSimsのライダーとして活躍、弟のマイクは未だにレジェンドおじさんライダーとして活躍していて、最近、残念なことにホームが火事にあったと聞いた…。
そんなことは、ともかく本題!
阿部さんに、早速、最新使用レポートを伺ってみた。
「自分は元々細身の板が好みで、それはターンたらターンへのレスポンスに繋がりますからね 。ですが、今回使用させていただいたのは、どちらかと言うとファットボードです。
パウダーボードとは言ってませんが、良く浮いてパウダーが楽しい板でした。
また、柔らかめなフレックスに対してトーションはしっかりしてるので、ターン中でも板が暴れることもなく楽しく滑ることができました」

「ところで、阿部さん、以前使っていたボードって、もしかしてありますか?」
とお聞きしたところ、あったのだ!
以下、わざわざ写真を送ってくださいました。

相当、昔の板なのに、今見てもカッコいいですね!
真ん中の米国国旗風のデザインは巨大ケンパー・ステッカーとのこと。
ところで、話はスーパー大転換しますが、阿部さんのフェイスブックの投稿を見ると、よくおいしそうなラーメンの写真が投稿されています。それが、いつもおいしそうで!本人、カロリーのことが気になるのか、スープは飲んでいないようですが、もったいないなあ。
ぜひ、今季はKemperと共にたくさんパウダーも滑って、スマートになっていただき、おいしいラーメンを食べてください。
取材ご協力、ありがとうございました!!

安定のときんで塩チャーシュー麺 by 阿部さん
●関連リンク
一世風靡したネオン・カラーのKEMPER Snowboardsが日本再上陸!
https://dmksnowboard.com/kemper-snowboards-renew/
Kemper Snowboards Japan
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