北京オリンピック・スノーボード観戦ガイド【パラレルジャイアントスラローム編】

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大回転は、長野オリンピックから開催されている歴史あるオリンピックスノーボード競技です。
前回の平昌オリンピックから二人で争うパラレル競技となり、よりエキサイティングなレースを楽しむことができるようになりました。

パラレルジャイアントスラローム(パラレル大回転)は、等間隔に配置された2つのコース(10~15m間隔)でスピードを争う競技です。ターンゲート間の垂直距離は20~27mで、最高時速70kmまで出すことができます。

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競技ルール

予選ではレース斜面に同じように設置された2つのコース(ブルー旗門コースとレッド旗門コース)を各一本ずつ滑走し、その合計タイムで争います。そして、上位16名の選手が決勝トーナメントに進出することができます。1本でもミスをしてしまうと、決勝に進めないために、トップ選手はある程度、手を抜くこともできますが、決勝では速いタイムの選手は、遅いタイムの選手を相手をすることにもなるので、そのへんの駆け引きも見どころと言えるでしょう。

予選を通過した選手は、16名で行う決勝ノックダウン方式トーナメントで争われます。この競技、最大の山場!

対戦カードは予選のタイムによって決められ、予選通過1位選手 VS 予選通過16位選手、同2位 VS 同15位というように戦っていきます。
勝敗は2コースを滑走した上での合計のタイム差で決定されます。1本目の滑走は2人同時にスタートし、2本目の滑走は1本目のタイム差に基づきスタートゲートが別々に開きます。そのため、2本目で先にゴールした選手が勝者となる仕組みになっています。

以下の動画はワールドカップでの決勝シーンですが、見ていただけわかるようにひじょうにスリリングな展開になったりします。明確にどちらが勝者かわかりやすいので、これまでスノーボードのアルペン種目を見たことがなかった人も楽しんでいただける思います。

パラレルジャイアントスラローム開催日: 2月8日

2月8日(火)に女子・男子パラレル大回転の予選、そして決勝まで行われます。

さらに詳しい練習予定日のスケジュールなどは、下記リンク先をご覧ください。
https://medias2.fis-ski.com/pdf/2022/SB/6067/2022SB6067PROG.pdf

会場: 万龍スキー場

万龍スキー場(万龍滑雪場)は、中国で最も新しく、最も大きなスキー場の一つで。中国屈指のスキー場と言われ、施設も新しいのに、あまり混雑はしていません。スキーシーズンには毎週末1000人以上のスキーヤーがやってきます。
北京から車で4時間弱の距離です。
標高は6000フィート以上あり、11月1日から4月1日まで滑れます。中国で最も長く滑れるスキー場の1つと言われています。

OLYMPIC WINTER GAMES 2022 ALLOCATION LIST SNOWBOARD
2022年オリンピック冬季競技大会配分表 スノーボード(パラレルジャイアントスラローム)

北京オリンピックの参加者数 男子32名、女子32名、うち1名は自国開催となります。

スノーボードパラレルジャイアントスラロームの場合、2021年FISスノーボード世界選手権大会のスノーボードパラレルで獲得した選手のランキングポイントに加え、2020年7月1日~2022年1月16日の選手のワールドカップ成績が計算に使用されます。

Men

  1. Dmitrii Loginov(RUS)
  2. Andreas Prommegger(AUT)
  3. Aaron March(ITA)
  4. Stefan Baumeister(GER)
  5. BenJamin Karl(AUT)
  6. Sangho Lee(KOR)
  7. Roland Fischaller(ITA)
  8. Alexander Payer(AUT)
  9. Andreal Sobolev(RUS)
  10. Zan Kosir(SLO)

Women

  1. Ramona Theresia(GER)
  2. Sofiya Nadyrshina(RUS)
  3. Julie Zogg(SUI)
  4. Daniela Ulbing(AUT)
  5. Selina Joerg(GER)
  6. Ladina Jenny(SUI)
  7. Sabine Schoeffmann(AUT)
  8. Carolin Langenhorst(GER)
  9. Tsubaki Miki(JPN)
  10. Cheyanne Loch(GER)

パラレルジャイアントスラローム日本人出場選手

アルペン(PGS)は、日本人男子選手の出場はならず。
女子では、18歳という若さの三木つばきが初出場!そして、まさにスノーボード界の鉄人、竹内智香(38)が6回目となる出場だ。竹内選手は、2014年ソチオリンピック パラレル大回転で銀メダルを獲得!2018年 平昌オリンピック パラレル大回転5位入賞。「もう勝利とか関係なくもう一度、スノーボードを楽しみたい!」という鉄人が、北京という6回目の舞台で何を見せてくれるのだろうか。

若い三木選手は、今季ロシアW杯パラレルスラロームで2位も決めている。コンスタントにトップ10に入る実力者で、もしかしたらメダル獲得ができそう!新しいアルペンの選手が、メダル獲得すれば、またスノーボード界が一段と盛り上がるだろう。

●関連リンク
平野歩夢が兄弟で北京オリンピック出場!20人のスノーボード選手が内定を決めた
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