北京オリンピックを目指していると言われているショーン・ホワイトが、自身のインスタで最新の写真を披露。ゴンドラ内で撮影された一枚の写真には、現在ショーンがどんなスノーボードのギア、ウェアを使用し、またそこに以前と変わらぬ断固したこだわりのギア感覚があるのか、垣間見ることができる。
メインギアであるボードは、不明。また、ウェアもどこのものか、わからない。
インスタ上でも、こうしたショーンの新しいギアへの質問はいくつかあるが、返答はなし。
ビンディングは、おそらくCARTELで間違いないだろう。これまでずっとショーンが愛用して来たBurtonが誇る名バインだ。
ブーツは、現在スノーボーダーの多くのユーザーが使用しているBOAでもなくクイックレースでもなく、オーソドックスな紐タイプ。
紐を留める金具部分の形から察するに、おそらくKENDOではないだろうか。
どちらも最新モデルでなく、昨年モデル以前のものなどを使用していることが考えられる。というのも、KENDOにしても今季はここまで完全なブラックなものは出していないからだ。
ここ1、2年のショーンのインスタ投稿を拝見するに、2018年オリンピックで使用していたと思われるBurtonのCustom(ボード)、Cartel(ビンディング)であったことから、もしかしたら足回りはずっと持っていたものを使い続けているのかもしれない。
今回の投稿で紐タイプのブーツを使用しているショーンのこだわりを見たが、もう1つショーンが続けて使用している点も伝えておきたい。それは、Burtonの全ボードで採用されている角度、スタンス幅が自由に変更できるCHANNEL(チャンネル)を使用していない点だ。
チャンネルシステムは、バートン・ユーザーなら知ってるだろうが、1つのバインを留めるのは左右2点だけ。結果、バインの上下が浮いて来てしまう懸念があるのだが、そうしたことをショーンも嫌がったのかもしれない。実際、バートンのチャンネルシステムを使用しないユーザーからは、そうした声が聞かれるからだ。最も、何十年もこのシステムを使用し続けている愛用者から言わせれば、これによってライディングへの支障をきたすということは、まずない。ネジ締めをチェックしていなかった結果、ライディング中にバインが動いちゃったということは、聞いたことがあるのだが。
ただ、ショーンがチャンネルシステムを使用していないことは、ずっと以前からの話だ。2018年ソチ五輪で平野歩夢から逆転優勝した時も、平野がチャンネルシステムを使用している一方で、ショーンは、当時からチャンネルでないボードを使用していたのが、印象的だった。
オリンピックに出場する選手は、一般的に市販されているボードと同じものを使用していることは考え難いことだが、もしかしたら平野は市販のままのものを、ショーンは特別なものを使用していたのかもしれない、と考えたものである。(※一応、一番下にそのことがわかる動画も貼っておく)
新しいボードは、やはりBurtonで作られているのか?と気になるところだが、このグラフィックは、ショーンが愛する姪っ子さんだそうだ。