【特集】真夏の世界最大パーク Camp Of Championsに行こう!

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カナダ・ブリティッシュコロンビア州ウィスラー・スキー場。ウィスラーとブラッコムを合わせたリゾートとしては、北米最大規模のスキー場で、日本人スノーボーダーでも有名な場所である。
ここで6月下旬から7月中旬まで、この時期、世界最大規模のパークが現れる。それが、Camp Of Champions(キャンプ・オブ・チャンピオンズ)だ。

将来のプロ・スノーボーダーを夢見るキッズたちが、アメリカ、カナダからやって来て、またトースタイン・ホグモ、JPウォーカー、シモン・チェンバレンなど豪華なプロ・ライダーも集結。
ここは、まさに真夏のスノーボード祭りという状況だ。

スノーボーダーなら誰しも、こんな憧れの場所に行ってみたいと思うのでは?

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そこで今回の特集では、参加費用、どういったコースがあるのか?滞在場所の確保など、実際にこれからCamp Of Championsに行こう!と思っている人に、わかりやすく詳細をお伝えしよう。

Photo & Text: Fusaki IIDA

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コースの種類

Camp Of Championsには、様々なコースがあるが、大きく分ければ2つに分けることができる。
それは、①コーチングを受けるか、②ただ滑るか、だ。

Camp Of Championsは、元々はこのキャンプに参加してコーチングを受け、夏の楽しいひと時を過ごすというものだったが、年々参加者の需要に合わせて、様々なコースを作り出した。その1つが、コーチングを受けずにただ滑る、というものだ。

ただ滑るというものは、どういうものかというと、この真夏の世界最大パークを自分で勝手に滑り、撮影するというものである。
コスト面でも、コーチングなしの方が大幅に安くすることが可能。
これまでにも多くの日本人ライダーたちが、参加して来たコースだ。

例えば、角野友基、ファーストチルドレンのクルー、インダレスのクルーなど。
角野友基は、トレーニングで。ビデオクルーたちは、撮影のため来た。
もちろん、石川敦士のように、トレーニングがメインで、撮影もちょっと兼ねて参加したライダーもいる。
まさに参加するライダーの事情により、様々なパターンがある。

それでは、具体的にどんなコースがあり、値段はいくらなのか、紹介しよう。

Deluxe Camp – Packages With Accommodation
8 Day Deluxe Camp, 1:8 Coaching Ratio  – $2395 CAD
8 Day Deluxe Film School Camp, 1:8 Coaching Ratio – $2395 CAD
8 Day Deluxe Camp with Semi Private Coach, 1:3 Coaching Ratio – $3895 CAD
8 Day Deluxe Camp with Private Coach, 1:1 Coaching Ratio – $4795 CAD
8 Day Deluxe Camp, BUT NO COACHING – $1885 CAD
5 Day Deluxe Camp, 1:8 Coaching Ratio – $1295 CAD

Standard Camp – Packages Without Accommodation
8 Day Standard Camp, 1:8 Coaching Ratio  – $1995 CAD
8 Day Standard Film School Camp, 1:8 Coaching Ratio – $1995 CAD
8 Day Standard Camp with Semi Private Coach, 1:3 Coaching Ratio – $3495
8 Day Standard Camp with Private Coach, 1:1 Coaching Ratio – $4395
8 Day Standard Camp, BUT NO COACHING – $1485 CAD
5 Day Standard Day Camp – $1295 CAD

Pro Camp – Packages For Riders Training to Go Pro
8 Day Pro Camp $995
All Summer Pro Camp Pass $3580

以上の情報は、すでに来年の夏の値段で、以下のCamp Of Champions登録ページに掲載してある。
http://www.campofchampions.com/register/

ここで紹介されたものだけで14コース。
さらにキャンプ期間を延長させることもできる、様々なバリエーションだ。

さあ、説明していこう

Deluxe Camp→宿付き、コーチング付き、アクティビティ付き、空港の送迎付き、朝食、昼食、夕食付き
※アクティビティというのは、雪上でのキャンプが終わった後に、ゴルフに行ったり、バンジージャンプに行ったりして楽しめること。キャンパーやコーチとより一層仲良くなれそうだね。

Standard Camp – Packages Without Accommodation→コーチング付き、アクティビティ付き、朝食、昼食、夕食付き
※宿の方は、自分で手配。またバンクーバー国際空港からのアクセスも自分で手配する。

Pro Camp – Packages For Riders Training to Go Pro→コーチングなし、ただ滑るだけ。もちろん宿や空港からの送迎もなし。昼食付き

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(左、トースタイン・ホグモと記念撮影するキャンパー。右、バフェ方式のランチの様子。)

8 Dayという考え方

ここでしっかりとCamp Of Championsの8 Day(8日間)という考え方を説明しておきたい。

8日間というのは、8日間滑れるということではなく、実際に空港からの移動日も含まれた日程で、6日間しか滑れない。
つまり、日曜日に空港に到着。宿に入り。
月曜日から土曜日まで6日間滑り。
そして、日曜日に帰るという日程のことだ。

5 Dayというコースがあるが、これだと実質、3日間しか滑れないことになる。
しかし、各参加者の都合で、最初の1週間を8日間コースにして、もう1週間を5日にするなど組み合わせることができる。

1:8 Coaching Ratio→一人のコーチに対して、8人のキャンパー。実際には5人ほど収まるケースも少なくないが、最高で8人のキャンパーがいるということ。
Semi Private Coach, 1:3 Coaching Ratio →一人のコーチに3人のキャンパー。
Private Coach, 1:1 Coaching Ratio →一人のコーチに一人のキャンパー。完全プライベート。

なお、コーチを選ぶことができないので、誰がコーチになるかはわからない。
どんなコーチが来るか、気になっちゃうけど、コーチをやっているライダーは、スノーボーダーがうまくて面倒見の良いタイプのライダーが多いので、ご安心を!

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(左、この夏の滞在先ホテルはホリデーインと、なかなか豪華。右、コーチから教わるキッズたちの様子。)

 

割引制度

キャンプは1週間から2週間、さらに3週間というふうに伸ばすことによって、割引制度が設けられている。

それを示すのが、以下の内容だ。

2 Consecutive – 8 Day Sessions – Save $100 on the total
3 Consecutive – 8 Day Sessions – Save $300 on the total
4 Consecutive – 8 Day Sessions – Save $600 on the total

この意味は、2週間8日間コースを申し込んだら100ドル割引します、ということ。
そしれ3週間連続なら300ドル、4週間連続なら600ドル割引だ。
カナダ・ドルとGST(消費税)

なお、ここまで表記した値段は、カナダ・ドル。
カナダ・ドルは、アメリカ・ドルとほぼ同じだが、時期によってはカナダ・ドルの方が高かったり、弱かったり。
本日のレートで言えば、アメリカ・ドルよりも弱く、日本から来る方にとってはちょっとお得感がある。

また、ここで示した値段には、さらにGSTという商品とサービスに課される付加価値税が加算される。
日本で言う、消費税という感じですね。

COCコースのまとめ

1)ともかく安い値段でこのCOCパークを堪能したい、という方はプロコース。
1週間だとあっという間に感じるので2週間がオススメです。

2)アメリカやカナダの若者、キッズに混じって、コーチングを受けたり、アクティビティを楽しんだり、という方はデラックスコースで。
この夏の楽しい思い出を作ろう!

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(左、パークを入れる許可書の役割のステッカー。右、この日のアクティビティや夕食の時間を知らせる掲示板。)
来年夏!2014 Camp Of Championsスケジュール
Camp A 8 Day June 29- July 6
Camp B 8 Day July 6- July 13
Camp C 8 Day July 13 – July 20
Camp D 8 Day July 20 – July 27
Camp D 5 Day July 20 – July 24

 

ウィスラーの宿・アクセス方法

Camp Of Championsに行くことは決めたという方。

もし、宿付き、送迎付きのデラックス・コースならあまり心配することはないだろう。
空港で待つスタッフはあなたの名前を記した名簿を持って、お出迎えするし、そのままホテルに直行してくれるし、食事の心配も一切なし。

朝は、ブラッコム山中間のランデブー(レストハウス)で朝食。
昼食は、山の上のサンドイッチ。
夕食は、ホテルから徒歩5分程度のレストランでいただける。

注:食事する場所やホテルは変わる場合もあります。

しかし、プロ・コースで行く人は、宿や空港までのアクセスのことが心配。
そこで、ここではバンクーバー空港からウィスラーまでのアクセス方法をご紹介しよう。


直行便がオススメ

まず飛行機だが、経由便でなく直行便をオススメしたい。

理由は、時差ボケを防ぎ、初日の滑走から元気なコンディションで滑りたいので。
経由便では、直行便以上に飛行機に預けた荷物が届かなかったというトラブルを多く聞くので。
また、経由便の到着時間は、すでにウィスラー行きのバスがない、遅い時間に到着するケースも多い。

飛行機の値段を1万でも安くしたいという気持ちもわかるが、ここはあまり節約しなくてもいいのではないか、と思うのだ。
バンクーバー空港からウィスラーまでのアクセス方法

フィルムクルー、チームで来るならレンタカーというのも手。
バスなら、空港からの直行バス、パシフィックコーチラインがある。
http://www.pacificcoach.com/

ウィスラーの行く場所、ビレッジのメインエリアか、南寄りのクリークサイドなのか、などにより多少の値段は変わるが、往復$116~。

夏期間のスケジュールは、以下のようになっていて、日本からの直行便だと、午後1:40か、午後3:40のバスに乗ることになるだろう。

Departing from YVR (Vancouver International Airport)
10:00am. 1:00pm. 3:00pm. 5:00pm. 8:00pm.

以下、バスの予約&スケジュールのページ。
http://www.pacificcoach.com/Bus-Coach-Travel/YVR-Whistler-Skylynx/YVR-to-Whistler

インターネットなので、英語が苦手な方でも翻訳機能などを使って対応できるので、問題ないか、と思うが、
だけど、英語がとっても苦手で現地の日本人トラベルカンパニーを利用したいという方は、ジャパナダがオススメだ。

http://www.japanada.com/

ジャパナダは、個人旅行の手配をしてくれていて、空港バスの手配やホテルの手配なども行ってくれる。
DMK Snowboard Clubでもよくお世話になっている。

 

宿の見つけ方

ウィスラーのホテルは、ビレッジ内にあり便利だが、宿泊代を少しでも浮かしたいという方は、現地のコネや新聞&ホームページなどを使って探すことができるよ。

特にウィスラーの場合、冬場はほぼ短期の宿というのはないが、夏場だと結構、対応してくれるところが多い。
この場合の注意点は、ウィスラービレッジまでのアクセス方法。

普通にウィスラーのローカルの方が住むエリアになるケースが多く、バスが必要になるし、バスに乗るために前もって早めに出たりする必要が出てくる。

じゃあ、具体的にどうやって探すのか?
「絶対」というわけではないが、ご紹介できる物件があるかもしれないので、DMKへ問い合わせをいただいてくれてもOK。
また、現地の日本人が利用しているホームページ、JP Canadaもオススメだ。

http://bbs.jpcanada.com/listing.php?bbs=55&order=0

ここに、自分で滞在したい期間を書き込めば、かなりの確率で紹介してくれる連絡が来るだろう。
というのも、ウィスラーの宿事情というのは、夏場は長期滞在者を見つけるのが難しいから、短期でも貸したい、という人が多いからだ。

 

どんなレベルで参加できるの?

極端な話、初心者でも参加できます。
だけど、初心者の方は、Tバー(リフト)に乗るのが難しい。
Tバーというのは、Tの形をしたバーに腰を付けて、そのまま山の上に運んでくれるリフトのこと。

あと、元々、このCOCは、キッカーやジブを楽しんで練習するパークなので、やはり経験者の方がいいでしょう。
キッカーやジブ初心者の方にも対応できるフラットなボックスなどもあるけど、すでにフリースタイル経験者の方が、効果的なトレーニングができます。

もちろん1週間ほどの練習で急にうまくはならないかもしれないけど、巨大キッカーを滑ることもでき、良い経験を得ることができるでしょう。
スノーボーダーとして、良い刺激を受けたいというライダーには、もって来いの巨大パークです。

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(アイテムは、巨大キッカーから各種ボックスまで様々だけど、フリースタイル中級者以上向けのアイテムが多い巨大パーク。)

 

その他、注意点

山の上の紫外線は、おもいっきり強いことを認識しましょう。
サングラス、ゴーグル、最高に強い紫外線に対応する日焼け止めは絶対に必要です。

山の上の気候は変わりやすい。
極端な話、裸でも気持ち良いポカポカ陽気にもなるけど、小雪が降ることだってあります。
「マジ!?」と思うかもしれませんが、本当の話。
今年の夏は、雪は降らなかったけど、過去には何度も真夏なのに、雪や氷(ひょう)が降ったことがあります。
Tシャツからウェアが必要な気候で、パーカーは活躍しますよ。
あとは、フェイスマスクもオススメです!

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(紫外線対策はバッチリしましょう。パーカーが大活躍する気候デス。)

マリファナは絶対ダメです!
カナダでは、日本と違って大麻に関して、緩い空気があり、またウィスラーでも手に入りやすい。
だけど、COCの中でやっていることがわかれば、永久追放。
まして、そんな事態になれば、カナダに一生入れなくなりますよ。
パーティで調子をこいて、大きな過ちをしないように。

また、これも意外に知られていないけど、リフトに乗りながらタバコは吸えません。
カナダでは、山火事が多いので、禁止になっています。

トイレは、山の頂上、中腹エリアにもあります。
しかし、いったんグレーシア(パーク)でスノーボードしてしまうと、なかなかトイレに行くチャンスがありません。
立ちションできる男性ならともかく、女性の場合は、グレーシア頂上のトイレで用を足しておきましょう。

電圧は、日本とカナダ微妙に違うけど、日本の電気品は一度も壊れたことなし。日本のアイロンそのまま使えるので、ワクシングはOK!

ブラッコムのベース(麓)から、グレーシアがある頂上まではおよそ45分掛かる。ホテルからブラッコムのベースまでは10分ほど掛かるので、ホテルから滑るエリアまではおよそ1時間程度。
朝はしっかりと早起きして、早めに出るようにしよう。リフトは8時前から上がれるよ。

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(左、ワックスを剥がすホグモ。右、ブラッコム山の中間付近バスでセブンスヘブンのエリアまで向かう。)

 

COCな人たち

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(左上、パーク・セキュリティ管理人ベン。中上、COCのBOSSケン・アッケンバック。右上、名物コーチ、コリーン。
左下、パークレンジャーたち。中下、今年ヘッドコーチのアンドリュー。右下、毎年見かける熊の親子。)

 

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http://campofchampions.com/

 

DMKではCOCカウンセリングを行います!

実際に行くことを決めたけど、どうしても英語が苦手だったりして、申込みをすることが難しい方。
また、直接フサキと会って、アドバイスを聞き、カウンセリングをされたいという方は対応します。
メールでのご質問対応は、もちろん無料。
直接会って、相談されたいという方は、5,000円~10,000円にて。
また、NOMIS、Westbeach、AWSMの代理店でお馴染みのフィールドゲートは旅行会社でもあるので、格安チケットなども手配することが可能です。
COC行きでお困りな方、お気軽にお尋ねください。


お問い合わせ先

(株)フィールドゲート
ディーエムケー・グローバル事業部
Tel: 03-5825-8187
e-mail: [email protected]


http://www.dmksnowboard.com/club/

 

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