スタンダード・フィルム最新作ザ・ストーミングの感想を書いていたら、小松吾朗のことを思い出しました。
みなさんは、吾朗というスノーボーダー知っていますか?最近はあまり表立った舞台には出ていないようですが、カッコいいスノーボーディングする男です。喰わず嫌いでどんなことでもやっていけるスタイル。僕にとっては永遠の爆弾小僧というイメージもあるけど、今ではレジェンドっぽいライダーという感じもしますね。
僕が初めてウィスラーに来た1990年、確か吾朗は、ウィスラーの中学生でスキーヤーからスノーボーダーに転向していた時期でした。
当時から勢いは抜群で、カナディアンの中に入っても物怖じしない。特攻隊長的な勢いあるライディングをしていました。
そんな吾朗の家にお邪魔した時、吾朗はスノーボード・ビデオをテープが切れるほど何度も何度も観ていました。だけど、吾朗が必ずテープを早回しするパートがあったのです。今のようにDVDでないので、ボタン一押しで次のパートに進みません。ウィーンというテープの音と共に早送りしていましたね。
そのパートとは、今、スタンダード・フィルムを制作しているハチェットのところです。
あのハチェットのパートは、急斜面でボードをプロペラのように回してスピード・コントロールし、クリフがくれば飛ぶというものでした。当時は迫力あった映像だったけど、そこに横乗りライダーとしてのスタイリッシュさはありませんでした。というのもスピンするでなく、カッコ良くスタイル決めたエアーするというものではなかったからです。ただ、怖い斜面を制す、というテーマのパートだったので。
あの時、あのテープにどんなライダーが出ていたのか、僕は思い出せないです。だけど、ノア・サラスネイクとかデイブ・シオーネ、クリス・ローチとか出ていたのかもしれません。吾朗はそういったトリックやスタイルを見るパートが好きだったように思います。
吾朗、元気にしているかな?
また展示会とかでどっかのイベントで会うだろうけど。
また、あの日のようにいっしょにスノーボーディングしてみたいです。あいつは、依然と強い滑りだろうから、こっちも鍛えておかないといけないですね。
写真は、僕が制作したDVDピークを制作した時のもの。4年ほど前のものです。