バインのカカトのところをつかんでボードを持ったら、ズルってバインが動いてしまいました。
この2点留めのスライダー方式は、どのバインディングよりもマメなネジ点検が必要ですね。
便利なんですけどね。
角度、スタンス幅が簡単に自由に動かせる。画期的なアイデアです!
バートンは「チャネル」と呼んでいますが、元々、Forum(フォーラム)の板であったシステム。スライダーシステムと呼んでいたものです。
このスライダーシステムは、最初、バインが滑っている時に動くとか、クレームがあったのだけど、だんだんと改良されて良くなったと記憶しています。だけど、結局、バートンはフォーラムを買って、つまり吸収しちゃった。
先日のDMKニュースでも伝えたけど、ジェレミー・ジョーンズがいなくなった今、なんか結局はバートンに残ったフォーラムの遺産というと、このスライダー改めてチャネル方式だったのかなあ、なんて思ってしまいます。意地悪な言い方をすれば、このシステムほしさにフォーラムを取っちゃった!?
あの当時、バートンは、フォーラム買収に関して、「スノーボードの大事なブランドを、他のスポーツ・ブランドに奪われたくなかった」と伝えていたけど、あれはどこのカンパニーだったのか。自分は、ナイキだったのでは?と勝手に予想していますが。
ところで、バートンが広めたバインのシステムでもう1つ大きなものがあります。
それは、トゥを包むようにかぶせるトゥ・ストラップ。
元々バインディングは、足の指のあたりを上から押さえるようなデザインだったけど、バートンがトゥキャップというものを広めました。
だけど、その前になんと国産ブランド、フラックスが先に開発していて、特許で争ったとも聞きます。
あまりくわしいことはわからないので、あくまでも噂のような類の話ですが、バートンが和解するために、数百万とか払おうとしたとか。
だけど、フラックスの方は、そんなはした金で解決しようなんて、ふざけんじゃねえー!みたいになったと。
でも、同じように、トゥキャップはテックナインが先に開発していたという話もあります。
どれが本当の話かはわからないけど、自分の記憶の中では、バートンよりもフラックス、テックナインが初めてだったと記憶しています。
もしかしたら、テックナインが最初に始めたのだけど、ブランドがブランドなだけにきちんと特許とかとっていなくて、正式にはフラックスが最初に特許を取っていたのかも!?もちろん、勝手な推測のストーリーですよ。
こんなこと書くと、また叱られそうなんですが、自分はなんだかんだ言ってバートン愛用していますよ。
特にブーツとバインが好きです。板のカスタムも好きだけど。
今季でスノーボード歴30年なんですが、たぶん僕のハード系ギアは7割ほどバートンだったと思います。