カービングには、ボードのエッジを雪に食い込ますための荷重、さらにはエッジの角度を付けるエッジングが欠かせません。
しかし、スノーボーダーがスキーヤーと違って、横向きに乗るため、荷重やエッジングの方法が、トゥサイドとヒールサイドで変わって来ます。
まず、トゥサイドの特徴ですが、比較的にエッジングがしやすいです。
というのも人間は、その場でカカトで立つことはできないけど、つま先なら立てるからです。
トゥ・サイドの場合、身体を寝かすだけである程度のエッジングはできます。
しかし、身体を寝かしただけだと不安定なので、ヒザや足首をしっかりと曲げること。
コツとしては、スネを雪面にくっつける感じです。
こうするイメージを持つことで、自然にヒザと足首が曲がって、強い荷重、強いエッジングを得ることができます。
ヒールサイドのコツは、特に前足のつま先を胸の方に引き付けることです。こうすると、足首がロックしたような状態で固まり、強いエッジングができます。
また、よくありがちなミスとしては、お尻を出したような姿勢になること。
こうした姿勢は、しっかりと低い姿勢を作らないといけない、と思う人ほどそうなりがち。
しかし、結局、お尻を出した姿勢では、しっかりと自分の体重をボードに乗せていくことができません。上半身は起こすことで、より体重が乗って荷重ができます。
この姿勢の時、太ももの筋力をとても使います。多くの初心者は、その筋力がなくて、出っ尻の症状にもつながります。
それを解消するためには、筋力アップ。スクワットです。
スクワットを行うことで、特にヒールサイドの姿勢がよくなり、バックサイドターンでのカービングターンがうまくなります。
このトゥサイドとヒールサイドの姿勢も、家の中の壁やイスを使うことでできます。
ぜひ、やってみてください!
参考リンク
【ハウツー】カービングターンのハウツー(1)カービングターンの定義
https://dmksnowboard.com/?p=21079
【ハウツー】カービングターンのハウツー(2)「キレ」と「ズレ」の違い
https://dmksnowboard.com/?p=21096
【ハウツー】カービングターンのハウツー(3)基本姿勢
https://dmksnowboard.com/?p=21132