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本日、行われたLAAX OPEN(スイス・ワールドカップ大会)のハーフパイプで、戸塚優斗が宿敵スコッティ・ジェームスから逆転優勝!!!
1本目、スコッティの93.75点に対し、戸塚は90.25点で2位のポジション。
勝負を賭けたラストとなった2本目で猛チャージを掛けた!

フロントサイド・ダブルコーク1440→キャブ・ダブルコーク1260→スイッチバックサイド1080→バックサイド・ダブルコーク1260→フロントサイド・ダブルコーク1260

戸塚は、このランで95.25という最高得点を叩き出し、見事に逆転優勝を果たした!

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昨年同地で、スコッティに実力の差を見せつけられ2位に甘んじたが、今回はさらに成長する姿を見せて雪辱を果たした。
大逆転劇に、LAAX OPENフィナーレのボルテージは最高潮に達した。トリを飾ったのは、日本の若きエースだった!

戸塚は、昨年にも歴史あるUS OPENで遂にスコッティを破り優勝を成し遂げたが、そのエース級の実力が、ヨーロッパを代表する大会でも証明。
US OPENに続き、LAAX OPENまで優勝したことは、歴史に残る選手と言っていい。これは、大快挙だ!

Photo: LAAX OPEN 2021

一方、2位となったスコッティは、1本目のランでは、以下のルーティーンでトップに立っていた。

スイッチバックサイド1260→キャブダブルコーク1080→フロントサイド540→バックサイドダブルコーク1260→FSダブルコーク1260

赤く記したところは、昨年の優勝ルーティーンと違ったところ。

フロントサイド540(フロントサイド900)
FSダブルコーク1260(フロントサイド・ダブルコーク1440)

カッコ内のトリックが、昨シーズン同地で優勝で放った技だ。
スコッティの2本目は、失敗ランに終わり、優勝の行方は、戸塚の最終ランに掛かった。

最終的には、上記に紹介したように戸塚が2本目で前人未踏のレベル高いランで終え、逆転優勝を決めた。

しかし、例えスコッティが、昨年のようなランを決めても、今大会で戸塚が放った1440+(1260×3には、及ばなかっただろう。
改めて、戸塚が成長し、現在ハーフパイプ界で世界の頂点に立っていることがわかる。

さらに日本勢の勢いは止まらなかった。平野流佳が3位を決めたのだ!

スイッチバックサイド・ダブルコーク1080→バックサイド・ダブルコーク1260→フロントサイド・ダブルコーク1080→キャブ・ダブルコーク1080→フロントサイド・ダブルコーク1260

以上のランで1本目から88.25点という高得点!
2本目は、さらに攻めたが、ミスしてしまってそのまま3位となった。

男子でもう一人決勝へ行っていた片山來夢は、残念ながら2ランとも失敗に終わり、10位に終わった。

男子のトップ3人の選手は、奇しくも来週に開催されるX GAMESにも招待されていて、この3人は復活を遂げるパイプ界の巨人!ショーン・ホワイトと対戦することになる。しかし、今の戸塚の勢いなら、このままショーンの牙城も破ってしまいそうで、そのシーンを想像するだけでも、今から胸の鼓動が高まってくる。今夜は眠れそうにない。

Photo: LAAX OPEN 2021

2021 LAAX OPEN 男子ハーフパイプ成績
1 戸塚優斗(日本)
2 スコッティー・ジェームス(オーストラリア)
3 平野流佳(日本)

男子ハーフイプ詳細結果
http://medias1.fis-ski.com/pdf/2021/SB/6431/2021SB6431RLF.pdf

一方、女子の方でも、日本勢大活躍!
優勝は、クロエ・キム(アメリカ)に譲ったが、2位以下はジャパン勢が独占。
2位に小野光希、3位に冨田せな、4位には松本遥奈が入った。

Photo: LAAX OPEN 2021

見事に復活のW杯で優勝を遂げたクロエ・キムは、一発目のバックサイド・ヒッツで、巨大メソッドを決めて、その後は、フロントサイド1080をクリーンに決めた。その後は、キャブ1080、フロントサイド900、最後はマックツイストで締めて、89.75という高得点。
まったくブランクを感じさせない鮮やかな滑りで、女王君臨を観衆に見せつけた。

2021 LAAX OPEN 男子ハーフパイプ成績
1 クロエ・キム(アメリカ)
2 小野光希(日本)
3 冨田せな(日本)

女子ハーフパイプ詳細結果
http://medias1.fis-ski.com/pdf/2021/SB/6432/2021SB6432RLF.pdf

今大会では、男女合わせて6つしかない表彰台スポットで、実に4スポットも日本人選手が支配!戸塚の大逆転劇ランもあり、まさにラークスの夜はジャパン旋風が巻き起こった。

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