山田琉聖が戸塚優斗を破り初優勝!清水さらも頂点に|スノーリーグ第3戦アスペン

@SNOW LEAGUE
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米コロラド州アスペン・スノーマスで開催されたプロスノーボードリーグ「The Snow League」第3戦。現地時間2月28日に行われたヘッド・トゥ・ヘッド方式の決勝トーナメントで、日本勢が存在感を放った。

男子はミラノ・コルティナ五輪銅メダリストの山田琉聖が、同五輪金メダリストの戸塚優斗との決勝を制し優勝。女子は五輪4位の16歳、清水さらが初出場で頂点に立った。

目次

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32人から16人へ、熾烈な予選

大会は32人による予選からスタート。ヒート制で争われ、各ヒートのトップが自動的に決勝へ進出。残る選手はラストチャンスクオリファイア(LCQ)で最後の椅子を懸けて争った。

女子では清水が90点、さらに93点へとスコアを伸ばし、この日トップの評価を獲得。高難度トリックを連発し、存在感を強烈にアピールした。

男子では山田がヒート4で91点をマーク。4つのダブルコークを組み込んだ完成度の高いランで決勝進出を決めた。シリーズランキング首位の戸塚も順当に勝ち上がった一方、ランキング2位の平野歩夢が予選敗退という波乱もあった。しかし、怪我を背負った状態での出場に、The Snow Leagueを盛り上げたいという意思を感じた。ショーンも歩夢が参加してくれたことにとても感謝した様子。

決勝は1対1の真剣勝負

決勝はThe Snow Leagueの象徴ともいえる1対1のトーナメント方式。左右両壁を使ったベスト2本先取制で争われ、完成度と対応力が問われるフォーマットだ。

男子決勝は山田琉聖と戸塚優斗による五輪メダリスト対決。1本目は両者ともスイッチ・アーリーウープ・ダブルバックサイドロデオ900を繰り出すハイレベルなワンヒット勝負となり、山田が先取。2本目は戸塚が取り返してタイに持ち込む。そして迎えた最終3本目、戸塚が攻めて転倒。山田も守りに入らずフルランを選択し、スイッチマックツイスト・ジャパンからキャブダブルコーク1440ドランクドライバー、フロントサイドダブルコーク1440ミュート、そして高く舞い上がるスイッチアーリーウープ・ダブルバックサイドロデオへとつなぐ攻めの構成に挑んだ。着地では転倒したものの、その果敢な姿勢と総合評価が勝利を引き寄せ、19歳の山田がリーグ初優勝をつかんだ。

女子は清水さらが頂点へ。決勝ではフロントサイドダブルコーク1080トラックドライバー(約13フィートの高さ)からキャブ720ミュート、フロントサイド900テール、バックサイド900ミュートと高難度トリックを連続させ、94.50点のこの日最高得点を記録。16歳での快挙となり、将来性を強く印象づけた。3位には冨田せな、4位には工藤璃星が入り、日本女子の層の厚さも示した。

海祝の世界新記録エア

この日のハイライトの一つが、平野海祝によるビッグエア。バックサイドメソッドで25フィート2インチ(約7.67m)を記録し、自身が北京オリンピックで打ち立てた24フィート4インチを更新する世界記録を樹立した。決勝進出は逃したものの、会場の大歓声をさらった。

ショーン・ホワイトが創設したプロリーグ

The Snow Leagueは、五輪金メダル3度を誇るショーン・ホワイトが創設したプロリーグ。賞金総額220万ドル規模で行われ、世界ランキング上位8人には来季の自動出場権が与えられる。

第3戦の舞台はアスペン。今季は中国・雲頂を経て、最終戦はスイス・ラークスへと続き、初代ワールドチャンピオンが決まる。

日本勢が歴史的勝利を挙げたアスペン大会。フランスアルプス2030へ向けても、大きな弾みとなる一戦となった。

第3戦終了時点のランキング

3戦を終えた現時点での男子ランキングは、
1位が戸塚優斗、
2位に山田琉聖、
3位に平野歩夢、
4位に平野流佳と、日本勢が上位を占めている。

一方女子は、冨田せながランキング1位、小野光希が2位と、こちらも日本勢が独占状態。最終戦ラークス(※今月19日~21日開催)では、総合争いも日本勢中心の展開となりそうだ。

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