女王ジェイミーが貫禄の金メダル、村瀬は日本女子悲願の初銅メダル

土曜日、朝一番最初のX Gamesの種目は、女子スロープスタイル。
ビッグエアーで表彰台を独占した日の丸クイーンの活躍が期待される中、金メダルを獲得したのは、スロープ女王ジェイミー・アンダーソンだった。

ジェイミーは、1本目に最後のスパインでバックサイド・ロデオ720をメイクできずに、得点を伸ばせなかったが、2本目はしっかりと決めて来た。
ジブ・セクションでは安定感ある滑りでクリアし、3連キッカーではキャブ720、スイッチバックサイド540、フロントサイド720をクリーン・メイク。そして、最後のスペインではしっかりとバックサイド・ロデオ720を決めて来た。
この時点では、まだ3位のポジション。まずは女王としては表彰台を確保して来たのだろう。

29歳となるジェイミーは、2006年に15歳で挑んだ初めてのXゲームで銅メダルを獲得。その翌年にはすでに金メダルを獲得し、ほぼ毎年のように表彰台に立ち続けている。そんな女王だけに勝ち方も熟知しているのだろう。
勝負を賭けた3本目では、最後のキッカーでキャブ・ダブルコーク900を決めて、ロデオ7で締めてみせた。これで、見事にトップに!

4本目では、最後のキッカーでフロントサイド1080を狙ったが、決まらずに転倒。
しかし、3本目のハイスコアで見事に金メダルを獲得した。


銀メダルは、カナダの実力者、ローリー・ブルーインが銀メダル。ビッグエアーが得意な選手であるが、彼女も確実に実力を付けてスロープスタイルで結果を残す。

日本勢では、鬼塚雅と村瀬心椛が出場し、村瀬が大健闘の銅メダルを獲得!!

ジブ・セクションではボードスライドからのタップアウトをするなど余裕を見せ、3連キッカーでは、キャブ540、バックサイド720、フロントサイド900、最後のスパインっぽいアイテムでは、スイッチからのバックワンで締めた。

心椛は2本目のランで上位に立ったが、3本目にはさらにチャージして、フロントサイド・ダブルコーク900をメイク!このランで銅メダル確保につながった。

日本期待の女王、鬼塚雅はジブセクションで、プレッツェルアウトなどかなりクールなジブ・トリックを見せて、キッカーでもキャブ900を決めるなど良いところを見せたが、なかなか最後までクリーンにランをまとめることができずに、表彰台を逃した。
おそらく、最後に狙ったバックサイド1080が決まっていれば、かなり上位に行けただろう。

ビッグエアーの一発勝負では、若い選手にチャンスがある傾向だが、いくつかのアイテムを継続して決めなくてはいけないスロープスタイルでは、ベテランが強い傾向がある。
そんな中、まだ15歳という若さの村瀬が銅メダルを獲得したことは素晴らしい。しかも意外なのだが、X Games女子スロープでは、初の悲願の日本人女子メダルなのである。それだけ、このステージが選ばれし者の特別ステージであることを物語っていると言えよう。

最近のスロープのコースの傾向として、3連キッカーに終わらずに、今回のラストに設置されたR的なアイテムが出現しているので、そこでジェイミーのようなロデオ7という武器が増えれば、きっと村瀬にとってさらに良い結果を残すことにつながるだろう。

奇しくもジェイミーが初めて挑んだX Gamesと同じ年に銅メダルを獲ったことは、彼女の未来にとって素晴らしい1ページを残したとも言える。登り龍の年代だけに、これからのさらなる活躍に期待が高まる。

Jeep Women’s Snowboard Slopestyle

Final

RankName
1Jamie Anderson
2Laurie Blouin
3Kokomo Murase
4Hailey Langland
5Zoi Sadowski-Synnott
6Anna Gasser
7Miyabi Onitsuka
8Enni Rukajarvi